まずはアパート一棟、買いなさい! 石原博光 2012年10月17日

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不動産投資についての学習本二冊目。前回は不動産投資のやり方を全く知らない人に基本的な考え方を説く内容でしたが今回読む本はそこからちょっと前進してわりと具体的な進め方が書かれていたので読みすすめる順番としては順当であります。前回の本の読後感想と同じく、この本にも『サラリーマンが銀行から金を借りて投資が出来るのは不動産だけ』と明記されてる。他の証券投資と比べて思いっきり手間が掛かるが不動産投資をやる価値というのはこれに尽きると思う。例えば利回りが同じく5%だったとしても株などの証券投資の場合は投資用の元金をすべて自分で用意しないといけないが、不動産の場合はうまくやれば銀行から借りることができる。手持ちの金100万円の5%と銀行借り入れも含め1000万円の5%では全然額が違う。そしてリフォームや管理などいろんな面倒を見ないといけないが、その分の費用も自分で管理しないといけないので大きな金額を支払い、リターンを得るというキャッシュフローも大きく、仕分けをうまくやって自分のために使える金額ってのも他の証券投資よりもずっと大きいような気がする。というかやっぱここまで行くとただ単純な投資というよりやっぱ商売ですな。

実際にこれを読み終わればホームズやその他の不動産物件紹介サイトを見ながら利回り計算、リフォームなどの費用計算を皮算用でしていけるようになるんじゃないでしょうか。それくらいには前回の本と比べてかなり実践的な手順にも言い及んでいる。

以下目次の内容です。

はじめに 資金300万円から家賃年収1000万円までの道のり

序章 なぜ不動産なのか?
第一章 地方の一棟アパートか都心の築古アパートを狙え!
第二章 買ってもいい物件、買ってはいけない物件
第三章 資産性が低くても、銀行から融資を引く秘訣
第四章 購入価格は自分で決める!値切りの交渉術
第五章 物件管理はプロにお任せ!いい管理会社の選び方
第六章 大家さんの腕の見せどころ!リフォーム大作戦
第七章 入居者さん、いらっしゃい!満室経営を生む極意
第八章 入居者が決まったら、いざリスクに負けない運用を!

ケーススタディ まずはアパート一棟、買いました!

おわりに 自分を信じ、負のスパイラルに陥らない!

目次からもだいぶ実践的な内容が含まれてるのがわかりますな。しかし、なんにせよ、一発目の物件はなにがなんでも成功させないと次が続かないので、ここがキモなんでしょう。株でもそうだけど、ある程度のお金を用意して複数の投資先に分散して配分しておけばかなりリスク自体は軽減されると思われるんだが、不動産投資の場合は物件を最初から複数持つってのが無理だから最初のステップだけうまく行ってしまえばある程度楽に回して行けるんじゃないかと思います。

ちょっと前回の「不動産投資、成功の方程式」と今回の「まずはアパート一棟、買いなさい!」はもう一回読み直してキーワードだけテキストファイルなどにまとめて保存し、実践して行く流れをもう一回頭の中で整理しておこうかと。

まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意 まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意
石原 博光

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