消費期限の表記のしかた 2012年03月25日

Best Before 2

上の写真、オフィスにあったインスタントコーヒーのパックの写真。これはタイだけなのかほかの国でも一緒なのかよくわからないが、消費期限の表記の仕方が、

「Best Before」

となっている。日本の消費期限という結構「固い」表記の仕方と、「Best Before」という、Bestが別に期限過ぎても食えるの?
と考えさせられる表記の仕方が気になって一応調べてみると、

Wikipediaでは

消費期限とは「安心して食べられる期限」です。
傷みやすい食品には「消費期限」が表示されています。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。
消費期限内に食べるようにしましょう。長くは保存がきかない食品に表示されており、年月日で表示されてます。

Wikipedia – 消費期限

とのこと。昔コンビニでバイトしていた時には消費期限の来た弁当は確実に廃棄していたので、消費期限というとそれ以上の期間が過ぎてしまったものに対しては絶対に食べたらダメです!ぐらいの印象だが、実際にはあくまで「安心して食べられる期限」ということになるんですな。

さらにWikipediaでは「Best Before」という表記に関してはイギリス方式と書いてある。そりゃそうか、英語だもんな。

best before date は、良好な品質が保持される期限を示しており、この期限が過ぎた後も、その食品を食べることが可能な場合がある。コーデックス委員会は、best before date (date of minimum durability)について、次のように定義している。「ある保存条件の下で、製品が完全な市場性を有し、かつ、黙示的又は明示的に表示されたいかなる特定の品質をも保持する期間の終期を明らかにする日付を意味している。しかしながら、その日付を過ぎても、その食品は依然として完全に満足し得ることもある」。

use by date は、細菌の繁殖や変性による毒物の生成などに関する、安全性の期限を示しており、この期限が過ぎた後は、その食品を食べることはできない。また、期限を付け直すこともできない。コーデックス委員会は、use by date を次のように定義している。「記載された保存条件のもとで、その期間を過ぎれば、その製品は消費者が通常期待する品質特性を多分失うであろう、と推定される期間の限度を示す日付である。その日付を過ぎたならば、その食品は販売できるとは見なすべきではない」

Wikipedia – 消費期限

イギリスの場合は食品の消費の期限に関しては二通りで使い分けてるようです。「Best Before」の説明もわかりやすい。製品の完全な市場性(市場価値)が保てる期間、そしてその期限を過ぎても一応食えるよという内容。

Best Before 1
↑ 日本からのおみやげ、ローソンのおにぎり。消費期限。昔は賞味期限という表記だったような。。。

またまた、Wiki。

「賞味期限」と類似した表現では「消費期限」があるが、これは特に生鮮食品や細菌の働きによって変質しやすい生の加工食品に対して使用される。これは、期限を過ぎると、風味以前に食品としての安全性が確保できない事から、消費に適するか適さないかという意味での区切りである。この差は製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については、この消費期限で表現される。
これとは別に食品衛生法上では「品質保持期限」という期限が規定されていたが、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(通称JAS法)上で賞味期限と概ね同じで期限であったため、縦割り行政の弊害として、3種の期限が食品にあり、消費者を混乱させる原因にもなるということで、JAS法を管轄する農林水産省と食品衛生法を管轄する厚生労働省の両省合同会議により2003年(平成15年)2月18日、品質保持期限表記を廃止して賞味期限表記に統合する事が決定された。この決定により2005年(平成17年)7月31日製造の物までには、品質保持期限の表記も認められているものの、その後は概ね5日未満の生鮮食品の類には消費期限、それ以外の品質保持期限の表記を賞味期限と書き換えている。

Wikipedia – 賞味期限

賞味期限と消費期限があるのはわかったが、なんかややこしい。しかも先の消費期限の項目に書かれていた期限後の消費に関しての記述もなんか違うような気が。。。賞味期限と書かれたもののほうが品質劣化が遅くてまだ安心して食えるのか??やっぱ日本語はややこしい。「Best Before」のほうがわかりやすくていいと思います。