晩飯にクイティアオ 2012年02月15日

ก๋วยเตี๋ยว

月初の糖尿病疑惑事件からちょっとばかり食が細くなっている。やっぱり病気の怖さから来るモノなのか糖尿病を意識したらぐっと食欲がわかなくなり、疑惑が晴れても食事量を抑えている。

บะหมี่เกี๊ยวน้ำ
↑ バミー。

食が細い、と書くと若干ネガティブな印象になるかもしれないが、ダイエットや個人的なお財布事情にも非常にいい事だらけなんである。車に例えれば、少ないガソリンで今まで通りの距離を走ってるわけだから、痩せたり、エンゲル係数が下がったりするのは当然であります。

ก๋วยเตี๋ยวเรือ boat noodle 4
↑ 付け合わせ。左上の調味料で最後自分好みに仕上げる。後は豚の皮をカリカリに揚げたものや香草のたぐいを好きに入れて食う。

最近、晩飯によく食っているのが、クイティアオでございます。夕方6時7時につるっと食ってその日はもう後は何も食わない。タイ飯なので一回分の量も日本食と比べると少なくていい。

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↑ これはセンミー。

いろんなブログなんかによく書いてることだけど、クイティアオとはタイのラーメンみたいなもんなんだが、米麺や小麦麺、インスタントヌードルなど好きに麺が選べてスープもあっさりしたものから、トムヤム、血入りの濃い味系など数種類あり、さらにそれをテーブルの上のナンプラーや唐辛子を入れて自分好みに食う料理なんである。これこそほんとにタイ全土どこに行ったって食うことができるぐらいポピュラーなもの。センミーは極細の米麺。さっと湯がいて出してくるので、麺は少々固めで食うときに歯でぶっつりと噛み切る歯ごたえがたまらない。センレックは細い米麺。くにゅくにゅとした弾力のある歯ごたえがあって日本人的にはあまり経験したことのない感覚。慣れてくるとこれもまたうまい。マロニーのもうちょっと弾力あるバージョンみたいな感じだ。センヤイは幅広の米麺。めちゃくちゃ柔らかいが、幅広い麺が舌に吸い付いてくるような食感がいい。例えるなら、ワンタンスープのワンタンの皮だけ食べるときの舌触り。バミーは黄色い小麦麺。日本のラーメンみたいに弾力ある歯ごたえがない。多分かんすいを入れてないんだろう。バミーもうまいんだけど、でもこれはバミーしかおいていない屋台で食うほうがうまい。バミー専門の屋台なら大体、エビのワンタンと焼き豚(ムーデーン)が具になっていて、この組み合わせが一番うまいと思う。ママーと言われるインスタント麺も屋台で出してくれる。タイのインスタント麺は湯戻りがあまりよくないのが幸いしてか、日本のものと比べてなかなか歯ごたえがしっかりしてて、インスタントというよりそれ自体でひとつ麺のジャンルができている感がある。麺の油の香りが少なからずあるので豚の血入りスープとか、味の濃いスープで食うほうがうまいような。

ก๋วยเตี๋ยวต้มยำปลา
↑ こちらトムヤムスープのもの。

無数にあるクイティアオ屋台から自分の好みの屋台を見つけ出し、仕事終わりに酒も飲まず、つるりと軽く食ってシラフで夜風を楽しんでみたりすると、なんとも気分も晴れて、寝るまでの時間を非常に有効に使うことができるのでこれまた嬉しいのであります。