Neil Youngはmp3を嫌う? 2012年02月12日

facebookを見ているとちょっと目を引く記事がシェアされていた。

ニール・ヤングはなぜMP3を嫌うか « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム


↑ すいません、またこの画像無断拝借です。というかこの写真がすばらしくて他の写真で代用したくなかったので。。

Neil Youngがmp3に反対?しているのは知らなかった。まあ、確かにmp3の128kbpsとか192kbpsでエンコードしてた頃の音源(2004年頃Rippingしてその後、実家の押し入れの奥深くにCDは眠っている。実家にはmp3を320kbpsでエンコードしてなんらかのストレージサービスを利用して僕に送ってくれるような知識を持ってる人がいない。それよりもまず実家の押し入れの300枚以上あるCDの中から当のCDを掘り出すこともかなり大変な作業)を聞くと確かに音が悪い。

PCのスピーカーや、ヘッドホンで聴くレベルだとほとんど違いがわからないが、ちゃんとしたスピーカーででかい音量で聞くと音質の差が簡単にわかるようになる。と、いうのをわかっていてもそもそもそんなmp3をでかいスピーカーででかい音量で聞くこと自体が社会人になってからほとんどなくなってたのでそこは妥協点としていた。さらにそのころのPCのHDDが100GBもなかったのでCDを何百枚と持っている場合、エンコードをハイレートにしてHDDを贅沢に使うほどの余裕がなかった。さらには多分、2000年頃のネットワーク基盤でNapsterで音楽ファイルを流通させるのにmp3が一番適していただけでしょう。ファイルサイズ大きいと昔のネットワークでは送受信大変だから。

今になってやっと1TBのHDDなどが簡単に買えるようになったのでエンコードのデフォルトは320kbpsになったものの、昔にエンコードしたものはそのまま。ていうかよほど気に入った音源でないと別に高音質でなくてもいいやって話になるので、今だとR.E.M.とか、ホントに気に入ったものはCDを買い直したりしてる程度。今のHDDの容量を考えるとaviで元の音源の品質のまま残しておいたほうがいいのかも。というかこれぐらいストレージ領域が安くなってきて、むしろこれからデジタルの音楽フォーマットはアナログに追いついて行くような気もする。

それでもこれ以上「高音質」を歌うファイルフォーマットがあったってそれを求める人がどれぐらい居るんだろう?上記の記事のDSDの音源が高音質だと言って、今も昔も金出して音楽をいい音で聴きたいと言う人はごく少数。あんまり普及しないようにも思うが。

そもそも2000年以降リリースされている音源ってのはかなりデジタル録音が多くなってるんじゃないのだろうか?記事にも書いてあるとおり、デジタル録音ならaviで持っておけば基本的には録音した1世代目のメディアから音質劣化はないだろうからそれでいいじゃんという話ですな。ストレージ、ネットワークの速度、USBメモリなどのデータ転送速度の高速化でaviをmp3と同じ手軽さで扱えるようになれば次第にaviが音楽ファイルの主流になっていくような気がしないでもない。

しかし、唐突にこんなガジェットサイトにNeil Youngが出てきてびっくらこいたよ。かなり年取ったけど、未だに眼力がすごいねこの人。