ナイジェリアのTalking Talking Heads? William Onyeabor 2017年01月24日

William Onyeaborという人を知っているだろうか?ウィリアムオンイヤバーと読むらしいのだが、ミュージシャンです。ナイジェリアン・ソウル/ファンクの人らしい。ということはフェラ・クティとかとおんなじ流れか?と思いましたが、実際に聞いてみるとなんというか音が安っぽい。思い出すのは韓国のポンチャック、タイのモーラム、ジャマイカのスカやルーツ・ロックのホントに安っぽいやつとか。キーボードの音色が非常に安っぽい。。。でもやっぱりアフリカンらしくリズムは音が安くてもカッコイイんだな。(上の曲とか)

そして数曲聴いてるうちに思ったこと。。。これはナイジェリアのTalking Headsじゃないのかと。

これなんかはいかにもTalking Headsぽい曲展開で、あーこれが元ネタなのかと感心。

しかし、この人今年の1月18日に亡くなっており19日にDavid Byrneのメルマガで紹介されていてそれを読んで初めて知ったのです。David Byrneみずから自分の元ネタ(適宜「影響を受けたアーティスト」と読み替えて頂いて結構です)を紹介。うーんすごいなあと思ってましたがWikiなんかで調べてみるとこのWilliam OnyeaborとTalking Headsの活動時期はほぼ同時期。なのでDavid Byrneの元ネタがWilliam Onyeaborなのか、アフリカンビートに傾倒したDavid Byrneが作ったニューウェーブでポストパンク的なトラックをチープにナイジェリアに逆輸入したのがWilliam Onyeaborなのかがよくわからないところです。一応自分は1975年生まれでさすがにこの辺はリアルタイムでは聴けてないので詳しい状況がよくわからない感じです。

でもこのWilliam Onyeabor、非常にセンスはいいと思います。音は安くてもアルバム通しで何回も聴けます。最近の移動の車のヘビロテです。。。

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