ライブ会場でももうビールすら欲しくなくなった 2014年11月24日

"straight from da slums ..."
“straight from da slums … by Philipp Ledényi, on Flickr”

最後に飲んだ酒から禁酒期間が約半年を経過しました。その前にはお酒を飲んでいた時期4ヶ月を挟んで1年間は禁酒していた。すでに合計1年半の禁酒期間。17歳ぐらいから飲み始めて38歳ぐらいまでの約20年間は基本的に飲むのが大好きでほぼ毎晩(2日連続で酒を飲まない日ってのがその期間のうちに1回か2回程度しかなかったはずだ)飲んでいた。それからダイエットし始めて、ふと「酒も辞めたら痩せるの早いかな?」「??酒、もう死ぬまで飲まなくてもイケるんじゃないか?」なんて思って実際に辞めてしまった。

周りの人間には「あれだけ飲んでたのによく辞めれたね」と言われる。僕もそう思うが、あまり苦労せず実際に辞めれているのである。生活のエンゲル係数は劇的に下がった。そのおかげで馬鹿みたいにデジタルガジェットばっかり買ってるが。

先週久しぶりに2晩続きでライブに行ったが、その際もドリンクは水かノンアルコールでソーダのみ。特段ビールが飲みたいとも思わなかった。というかだいぶ日常生活の中で酒を飲むという行為を忘れてきている。とりあえずいい兆しとしておこう。

飲兵衛期間も健康診断なんかで酒を飲めない日は晩に手持ち無沙汰になって、「こりゃ自分は酒辞めたら退屈の悪魔に噛み殺されるな」と思って禁酒などムリだろうと思っていたが、それも慣れであって仕事で最低でも1日8時間はPCと向かい合っているのに家に帰ってもずっとPCと向かいあっている。それなりにやることはある。日本語の本もKindleで手に入るので好きなだけ本を読める。

飲兵衛が酒を辞めると、金遣いも時間の使い方も大きく変わる。これこそ生活の大変化。いい面が多い。ただ、外食や外飲み産業など大きな市場、メインカルチャーの中から自分の身を遠ざけることになるのでマインドの部分で少しさみしく感じるところもある。例えば、酒飲みなら秋や冬の魚のうまい時期には心湧き踊るもんだが、飲んでないとやっぱ多少季節感が乏しく感じる。今のところはこのマインドのスキマを埋めるものをいろいろ探したりしてる状態。メインカルチャーに関わる空虚さの反面、食品産業の過剰供給で糖尿病や心臓病、脳梗塞などの生活習慣病や肥満から今度は健康産業に金を使わざるを得ず、挙句のはては発病して入院、手術とここまでくればもう完全に自分の意思を離れて強制的に金を使わざるを得ず、療養のために時間を拘束されて、収入ガタ落ち、就労の第一線に戻ってこれず厳しい生活を送るという典型的なダメ消費パターンから多少なりとも距離を置けてるところは安心感としてあるんだけど、今考えると食うこととかよりも酒のんで陽気になって仲間とバカ騒ぎしてるということはやっぱり楽しいんだなあと。それも酒辞めてちょっと距離を置いてしまった感じ。

でも歳相応に方向性としては間違っては居ないと思うのでもう酒はいいと思う。後はさっきも書いたマインドのスキマの部分を何で埋めていくかであります。マラソンで走ったりしてるのもそのうちの一つです。来年の1月半ばにはインドはムンバイでフルマラソンをハシリます。