久しぶりに400% Dynamite! と。。 2014年11月23日

400xc_Dynamite

バンコクでのライブ、OKI DUB BAND、Augustus Pabloと来てこれまた自分のiTunesに入っている古い音源を手繰っていたら久しぶりに “400% Dynamite!” が出てきた。

確か2000年ぐらいに何かの雑誌でイケてるコンピ特集みたいなのが書いてあって、その中のReggae編としてこれが上がっていた(その他、Larry Levan at Paradise GarageやIncredible Sound of Gilles Petersonとかがリストされていた)。とりあえず買ってみて聞いてみたら予想外にハマり、今iTunesのライブラリを確認したらこのDynamite!シリーズは200%から600%までを買っている。

他の盤の中を見てみると70年代にリリースされた有名曲なんかがバンバン入っているのだが、一個一個の曲や曲順まで覚えているのはこの400%のみですな。

それまでBob MarleyとPeter Toshぐらいしか聞いたことなかった僕がこのコンピで多少なりともは、King TubbyやAugustus Pablo、U-RoyやMaytalsなんかを知ってReggaeやDubをもうちょっとだけ入り込んだ思い出深い一枚。Reggaeは詳しくないなりに人に聞かれたら「とりあえずこれ聞け」と渡すのは多分400%でしょう。

ちなみにレゲエの古い音源聞いてて思うのは、Zudrangmaレコードも頑張って売ろうとしているタイ東北地方の音楽、モーラム。

モーラムも幾つかスタイルはあると思うが、基本的に祭りのハレの時の地元のダンスミュージックであって、特にピンと言われる三絃ギターのような楽器で安いシンセサイザーから流れるチャカポコハンマービートにトランシーなフレーズをエンドレスに重ねるスタイルは、アジア発の土着トランスミュージックとして世界中に売れる可能性は秘めていると思うものの、現状タイの田舎で演奏されているホンモノのモーラムは基本的にお金かけないから安くて、古くて、壊れかけのサウンドシステム、リズムは中古でうん百円のカシオトーンのプリセットリズム、チューニングが完全に合わない安い楽器など、激安、最低環境な音楽が量産されている。Zudrangmaも頑張ってなんとかモーラムをブランディングしようとしてるけど、まだまだなんともな感じがある。

Bob Marleyみたいに地元の半分素人みたいなのがやってた音楽を世界で売れるように洗練された曲をかける人が必要ですな。音楽なんだからやっぱりそこからって感じはするな。

400% Dynamite!
400% Dynamite!

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