AirAsiaのNasi Lemak ナシレマ 2014年06月19日

nasi lemak sir asia

ペナンに遊びに行った際、事前に結構忙しくてあまりガイドブックなどを調べずに行った(購入したLonely PlanetのPDF版をPCにダウンロードして安心してたら出かける前にスマホかタブレットにコピーするの忘れて結局使えなかった。。。orz)んだが、前々からAirAsiaに乗った際に機内誌に乗ってる機内食のひとつに「Nasi Lemak ナシレマ」があるのは知っていた。とりあえずマレーシア料理らしい、ということぐらいまでは知っていた。

今回AirAsiaでペナン島まで行くのだが、行きは着いてから現地でマレーシア料理をたんまり食べるため、機内食抜き。帰りの便で最後のマレーシア料理を食べてドンムアン到着という流れにした。んで、出てきた機内食が写真のもの。

ナシレマッ – Wikipedia

nasi lemak sir asia

nasi lemak sir asia

写真が全部見事に手ブレしててすいません。。。マレーシアのナシレマ、タイで言うとナムプリックとごはん+おかず数点みたいな感じの食事かな。ごはんがココナッツミルク入れて炊いてあるので結構強い香りがする。ただ、小魚の乾物や辛子味噌であるサンバルも魚の出汁がベースっぽく全体的に日本人だとすんなり気に入る味じゃないかと思う。うん、AirAsiaのは結構うまかった。ただ、サンバルと魚の香りがムン!と立ち上がって隣に白人などが座っていたりすると嫌な顔をされそうな気がします。

ちなみに以下はペナンで泊まったCintra Heritage Hotelで食べたナシレマ。

Untitled

目玉焼きがでかすぎて下のご飯見えないですが、向こう側にあるやつは少し見えてます。。。こちらはバナナの皮をひいたりで雰囲気はあるが、味に関しては白人の宿泊客などにも受けるようにしてるのか魚臭さはほとんどなく、クセの少ない辛子味噌みたいな感じでAirAsiaのものより没個性。なんかこういう書き方すると「このホテルの食事は機内食以下だぜ!」みたいな感じだけど、そこまで言うほどでもなく、ただAirAsiaの機内食は魚の香りがプンとしてちょっとクセのあるところが無難な食事より食べ甲斐と、「ああ、今まで味わったことのない海外の食事だなあ」という旅行の醍醐味を味わえるということです。

ただこのナシレマ、上の機内食のパッケージに書かれているのと、Wikiにも書かれている通り、623kcalと量の割にかなりの高カロリー。マレーシアの学校では肥満対策に給食でナシレマの提供は控えるように通達が出ているとか。まあこれも1900年代中頃以前、食べ物が定常的に手に入るようになる時代の前の食習慣の中で出来上がったもんなんでしょうな。食べ物が安定的に手に入らない状況だと、食べた後しばらく食料が手に入らなくても元気に活動できるように一食で高カロリーってのが重宝されたんでしょう。それが、緑の革命以降食料の過剰供給が実現するとだんだん高カロリー食が弊害になってくるという流れの中で問題視されてしまった文化ですな。

でも中々おいしい。バトゥフェリンギで食べたラクサもそうでしたが、マレーシア料理は魚の出汁のイメージ。細長く、海に囲まれた国らしく海の恵みを取り入れた食事なんだなあと遠い目。ごちそうさまでした。