ガソリンエンジンの排ガスって絶対健康被害がひどいと思う 2013年11月03日

Greenhouse Gases
“Greenhouse Gases” photo by CECAR – Climate and Ecosystems Change Adaptation R

車というのは人間の進化の中でもう手放すことはできないツールになっているのは当然だと思う。物流の根底を支えていて、交通手段として飛行機や電車があれど、個人が所有できる唯一の交通手段じゃなかろうか。

ただいつもバイクで道路を走っていて思うのは、整備の悪い車の吐く黒煙。加速でガァーっとふかした瞬間にどす黒いのが車の後部から吐き出され、その車の後ろについていたりすると「うぇぇ~~~~~!!」なんて言いながら必死に黒煙を吸わないように避けて走るが、その後を眺めているとその黒煙はどんどん大気中に拡散して行って広範囲に広がった後、薄まって視覚からは消える。

これは分かり易い例だからアレなんだけど、ようは全ての車から吐き出された排気ガスってこういう風に待機中に拡散して我々がその中を歩き回りながらスーハースーハー呼吸してるんだよね?

都会の街中の車の数を考えると吸ってる排ガスの濃度ってどんなものかと。ましてや、建物内の閉鎖された環境の駐車場や渋滞中の大通りとかすごい環境なんじゃないか?

自動車が人間の歴史に登場してからまだ200年んか300年そこら、フォードが自動車のライン作業で製造コストを大幅に下げて大衆に自動車が行き渡ったのが1900年はじめだろうから、都会在住の人間がこれだけ毎日、しかも24時間排気ガスを吸い続けなくてはならないようになったのは自分たちのじいちゃんやひいじいちゃんぐらいの世代からでしょう。それぐらいの期間では人間の体は環境の変化に対応しきれず絶対健康被害が出るような気がする。

ただ、みんながみんな同じ環境に置かれているから排ガスの吸引が原因と気づかないのかもしれない。車がこれだけ普及してなかった時代の人たちのヘルスデータが今の現代ほど残っているわけでもなく自動車普及以前と健康被害に関して比較できないのかもしれない。。といろいろ考えているタイの雨期明けなのです。

だからこそよくよく考えれば、今の車が全部電気自動車に置き換わってしまえば、待機中に放出される石油由来の物質ってのはほとんどなくなってまた人間の医療にも大きな変化が出るんじゃないかと思ったりしています。

まあ今更自動車を否定してその恩恵から外れて生きるってのは事実上無理だろうけど、放射線やら、トランス脂肪酸やらいろいろと健康被害が疑われているものよりもよっぽど排ガスのこういう状況のほうが実際は問題が大きいんじゃなかろうかと思ったりしてます。。。

実際んとこどうなんだろうね。