ラープルアットは自然生肉食の味? 2012年10月14日

ลาบเลือด 1

上の写真はラープルアット。牛肉の生の赤身を賽ノ目に切り刻んで、カオクア、ナンプラー、プリック、その他のラープの味付けをし、牛の血を混ぜた料理。生肉+血というおどろおどろしい料理でありますが、この料理って基本野生の肉食動物の食事に近いんじゃないですかね?

野生の肉食動物は、生肉を食べる事で血の味を覚えるから、生きた家畜や人間を襲うようになるとか、テレビで、虎を村で買っている人が言っていましたが。これも番組で見ましたが、インドの村人達と仲の良い野生のインドライオンは、偶に牛が襲われるそうですが人間には懐いているので襲わないそうですね。…

野生の肉食動物は、生肉を食べる事で血の味を覚えるから、生きた家畜や人間を襲う… – Yahoo!知恵袋

まあ、人を襲うかどうかは別として基本的には自然の肉食動物ってのは生肉食を強いられるわけですわな。しかも生肉はすぐに傷んでしまうので長期の保存がきかない。だから獲物を得た時にすぐに食べてしまわないといけない。人間の場合は火の発見によって多少時間の経った生肉でも熱殺菌することができるようになった。塩漬けなどの長期の保存技術が発展した、空輸などの流通の技術も発達して生肉食をする以上のあまりあるメリットを目にして生肉食を手放ししてしまったんでしょう。しかし、やっぱり刺身やこのラープヌアットのように多少は生肉食を求める嗜好もあり、動物の原点としての生肉の味ってのはDNAにしっかりと刻まれてるんでしょうね。人類が火の使用を開始したのはWikiで見ても、170万年から20万年前などと諸説あるみたいですが、これらの料理がその旧石器時代以前の人の食事の記憶から来ているのかもしれないと思うと多少はしみじみするのであります。