↑ もう少しで30年。リイシューまったくなし!マカロシャダ!

80年代末から90年代にかけてメタルを聴いてた人や映画が好きだった人は覚えているでしょうか?映画実写版「孔雀王」を。

最近この映画の主題歌となっていたROXANNEというバンドの「Burning Thought The Night」のアルバムの音源をやっと手に入れることができました。

このROXANNEはアルバムは一枚しか残していなく、アメリカで先にバンド名の「Roxanne」を冠したアルバムをリリースしていて、その後に日本の「孔雀王」の映画用に主題歌・挿入歌である「Burning Through The Night」と「My Way」を録音してもともとのアルバムから「Not The Same」という曲と、Wild Cherryのディスコチューン「Play That Funky Music」のカバー(当時のメタルバンドでは異色のカバー曲セレクトですな)をけずってこの2曲を収録し、アルバムタイトルも孔雀王主題歌「Burning Through The Night」に変えられて日本で再度リリースされた。


↑ 映画「孔雀王」トレーラー。マカロシャダ!

映画公開当時、フジテレビと香港ゴールデンハーベストの共同制作でテレビでも結構露出が多く、結構この「Burning〜」をよく聞いた。当時中学生だった僕はこの曲をよく覚えている。Bon Jovi や Madonna あたりなんかと並んで自分の中での洋楽事始めだったように思う。当時レンタルCD屋で借りてよく聞いていた。

それからゆうに25年ぐらいは忘却の彼方に追いやられていたが、ふと思い出し聞き直してみたいと思ってオンライン販売やCDのリイシューなどを探してみたがほっとんど情報がない。何かで読んだがバンドはこれをリリースした以降はマネジメントだかレーベルだかのサポートを全く得られずにバンド運営に苦心してそのまま解散してしまったようで、たぶん大人の契約ごとに阻まれて作品のリイシューも長期間ないままだったらしい。

2008年にはアメリカでリリースされていたバージョンのアルバムがやっとリリースされていたみたいだが、孔雀王の「Burning〜」は収録されず。たぶんこの曲は日本側で映画のオープニングを飾る外タレの本格的なハードロックを演出するために誰かに典型的なパワーメタル・ハードロックな曲をかかせて買い取り、これを演奏してくれるアメリカのバンドを探して権利を安く買い叩いたんでしょう。実際に音源聞くとアメリカ版のアルバムに収録された曲と日本版に追加された2曲はあきらかに毛色が違っております。

そしてこの日本版に収録されている2曲は権利は日本側にあるでしょうから海外からのリイシューの呼びかけがあってもなかなか実現しないということなんでしょう。

そんな僕の邪推による事情がありつつも、日本版に入ってる2曲に関してはやはりなかなかの出来で当時のLAメタルの音を体現しております。アメリカ版のほうの音源は展開が地味な曲が多く印象に残らない感じで確かにこれだけだと売れるのには苦労するだろうなーという印象のアルバム。

個人的には涙の懐かし盤ですが、日本版の2曲以外はあまり大したことがない、ヤフオクでもebayでも高値取引横行中の迷盤です。

「孔雀王」オリジナル・サウンドトラック
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↑ 孔雀王サントラ! マカロシャダ!