Led ZeppelinのHeavy & Loud, VocalとGuitarがかなり濃く絡み合うようなスタイルの70年代的アプローチのBlues Rockを、Jeff BeckやRod StuwartがZeppに先駆けてやっていたという記事を読んで以前に書いた goldenmp3.ru のサイトで 「Truth」というアルバムを聞いてみたが、
「あー、確かにZeppみたいなゴリゴリした音のスタイルだねー」
という以上は何も共感がなかった。ロッドはこんな若い時期から爺むさいしゃがれ声のボーカルを売りにしてたのかと感心したぐらい。
んでやっぱり聴き直したのは89年リリースの「Guitar Shop」。このアルバム、版によってジャケが二種類あって一方は地味だがまあまともなジャケで、片方は非常にダサいでかいギターを車のピットに収めているジャケ。
↑ これが89年当時リリースされてたジャケ。もしかして日本だけ?
↑ 多分これが正規。でもこのジャケはダっサいわあ。
最近見るものはほとんどがダサい方なので今はこれが正規なのかもしれない。ジャケは89年リリース当時のものがよかったな。
このアルバムは僕が洋楽聞きはじめの頃にまさにリアルタイムで聴いてて当時から好きだった。
ジェフ・ベック(g)
テリー・ボジオ(dr)
トニー・ハイマス(key)
のトリオで録っていて、キーボードがベース部分の音も担当。基本歌詞なしのインストばっかで、合間合間にアクセントにいろいろセリフが入るがこれはテリー・ボジオの声らしい。
インストのロックというか、ちょっとフュージョンとかジャズ系の要素があるけど、80年代の終焉なんでまだまだ音はクリスタルなエフェクトバリバリ。
あまり有名なアルバムではないみたいだけど、個人的にはかなり得点が高く、他にこういうアルバムがリリースされてないもんかとジェフ・ベックのアルバム何枚か聞いたがほとんどがオーバードライブゴリゴリの音で全然期待と違ったことが印象に残ってます。自分の中のジェフ・ベック像は3ピースでGuitar Shopのインストが基本です。
地味に名盤。おすすめ。
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