Kindleで濃いマンガ三昧 2015年07月09日

Kindle 3

Kindleにて432円のまんが道24巻、愛しり(愛…しりそめし頃に… : まんが道の続編)のそれぞれを読み切りました。

長編のまんがを中途半端に読み出したために止まらなくなってちょっと後悔したが一気にこれだけ読みきりました。しかし、いわゆる「オタク」っていうマニアに対する呼称はそもそもトキワ荘人脈が相互に呼び合う際に「おたく最近忙しそうだね」なんて言い合ってるここが原点?しかし愛しりの最後の終わり方が超中途半端で消化不良気味。

というわけでウェブで見かけた「レッド 1969〜1972」も読んでみました。今のところまだ完結していないようで8巻まで。このお話は学生共産主義運動、赤軍派の山岳ベースリンチ事件やあさま山荘事件に至るまでの青春群像劇、とされているが予想通り重かった。。

当時の世相の再現はイマイチで60年代後半、70年代という空気感はそれほど感じられないものの山岳ベースでの組織の閉鎖感はひしひしと伝わる。

これ読んでて思ったけど、あんまり人間ってルール守って高潔に生きていくんだっていうような生き方はしないほうがいいね。むしろどんな環境であってもどれだけ適当に生きられるかを考えてボサーッと生きてたほうがいい。閉鎖されて、追い詰められた空間、組織の中では大儀に忠実になればなるほど生きづらくて迷走するし、冷静で利己的な人間に上手く騙されて死んでいくだけのような気がしますな。

特に日本人は行き詰まると(自分ではなく)他人に統制のとれた行動を強要しがちな気がしますな。別に特定の思想団体だけでもなく、学校でも会社でもそう。みんなでわざわざしんどい方向に向きがちですな。こういうの見てると冷静に覚めた行動を取る、すなわち「逃げる」というのが大事な気がしますな。パッと考えて「ああしんど」って事ならバカ真面目に付き合わず一目散に逃げるのが賢い選択ですな、いじめも過労死も。

しかし、「レッド 1969〜1972」読んでて思いましたが、やっぱり追い詰められた閉鎖空間は怖い。うちらの親父の世代は赤軍派、学生運動、僕らの世代はオウムと若い世代は同じような悲劇を繰り返してますな。(ちなみにわたくし、1975生まれ。)

さて、今のところ「レッド 1969〜1972」を読みきってしまい、まんが道以上に中途半端な読後感なので次をまた探しております。次はアオイホノオあたりかな。

↑ 今になって気がついた。この「最後の60日」が続編なんだ。。。わかりにくい。。。

まんが道のキャバキャバキャバ 2015年06月11日

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この「まんが道」のページ。森安なおやが突然「キャバキャバキャバキャバ」と訳のわからないことをわめいてるページですが、藤子不二雄A先生なので不条理な漫画は書くことはないと思うんですがこのキャバキャバキャバだけはそれまでに伏線もなくまったく意味がわかんない。。。

そしてやはり「まんが道」とGoogle画像検索した時にもこのコマが出てきて、

というつぶやきも見られます。。。で、また調べていきますと、

『まんが道』の中で、主要な作品発表の場であった『漫画少年』が廃刊になったことにショックを受け、突然「キャバキャバ」と哄笑する場面が印象的に描かれているが、この「キャバキャバ」は本来、当時のトキワ荘仲間で流行った造語(「やれやれ」「どうにもならない」という意味)として使われていた言葉である。他に「ピーマンバイ」など。

森安なおや – Wikipedia

とのこと。これ、説明ないとわかんない。。。