iOSワイヤーフレームゲーム FOTONICA 2015年03月20日

僕は基本的にゲームをほとんどしない人間ですが、珍しくiPadでゲームらしいアプリを落として結構遊んでいて面白かったので書いときます。

「FOTONICA」という走る系統のゲームで、操作は単純に画面を押し続けて走る、指を画面から話してジャンプ、ジャンプ中に着地を行うのに再度画面を押す。基本操作はこれぐらいで別に左右に動いたり障害物を避けたりってこともない単純なゲームなんだけど中々面白い。というのもゲームの内容が面白いというよりはそのプレイ感にあります。

ゲームの中の世界は闇の中に自分の走っていく道がワイヤーフレームで表示されていて走れば走るほどスピードが上がり、途中からワイヤーフレームが黄金色に輝き出し、速度も爆発的に加速していきます。BGMも秀逸でアンビエントな電子音楽が走りの速度とともにじわじわ盛り上がっていきます。

効果音も走る主人公の足音、着地のダーン!という音、ジャンプするときの主人公の息遣い (「ハッ!」とか、「フンッ!」とか言うてはります) ぐらいでそれ以外は聞こえてこないので、ヘッドフォンしてプレイしてるとどんどん一人ではまり込んでいきます。

トロンの世界観や、消え去ったニンテンドー「Virtual Boy」の世界観に近くもうすでに技術としては当たり前すぎて過ぎ去ったものだが、そこにノスタルジーと未来感の両方を楽しめる人向けかな。

似たようなゲームで溢れるスマホ・タブレットゲームの中で、こういうプレイ感の気持ちよさで勝負するゲームってのはちょっと異色で面白いです。

ゲーム自体はPC版がすでに2011年にはリリースされていたようだが今まで全然知らなんだです。中々楽しいっす。オススメ。