バンコクのSkyscraperを眺めながら。。 2013年04月14日

ダイエットからもひとつ体つくりを展開して現在はランニングを意欲的に行っております。

ランニングにはNike+Running。これで走った時間、距離、ペース、コース、カロリー、を測ってくれる。なんか運動する環境ってどんどんおもしろくなっていきますなあ。10年ぐらい前に東京で10kgほどダイエットで体重を落としたことがあるが、その時はジムに通ってランニングマシーンやダンベルなどで筋トレをしていたが、そのジムに置いてあったボディスケールで体重、体脂肪、水分、骨量、筋肉量、基礎代謝量まで測れるのに感動したけど、今はもう外に出てたってこれだけのデータを取得できる。素晴らしいねえ。

んで、当然ながらランニングの定番として音楽聞きながら走るわけですが、いろいろスマートフォンにmp3放り込んで聞くわけですが、なにげに走ってる感覚にバシッとハマる曲って思い描いていたのとは異なります。

んで、特に最近、これ、素晴らしいなあと思ってるのが David Lee Rothの”Skyscraper”。音が重厚過ぎず、適度なBPM、適度なビートの重さ。瞬間的にドカッと力を込める無酸素、筋肉増強の運動とは違う、低負荷を長時間というランニングに向いた音づくりなんであります。このアルバムがイケるならと同じぐらいの音の厚みのStingの”Nothing Like the Sun”あたりを聴いたりもしてたんだが、こちらはなんかリズム感がランニング向けじゃなかった。

さてこの”Skyscraper”、おなじみVan Halenを脱退したDavid Lee Rothがソロ活動用に作ったバンドでギターSteve Vai、ベースBilly Sheehan、ドラムGregg Bissonetteというええメンバーが揃って作った2枚目。1作目がかなり評価高いけど、この2枚目も中々よく出来てる。さらにはシンセをだいぶ前に出した音作りでサウンドメイクもしっかりしてて、David Lee Rothのボーカルのオーバーダブの面白さやBilly Sheehanのリズムの刻み方からSteve Vaiのギターの弾き方、絡み方が聴いてて全然飽きない。しかしこれを聞くにつけ、「ああ、やっぱスティーブ・ヴァイってザッパの曲をコピーしまくった人だからザッパの得意な展開とかザッパらしい手癖をいっぱい持ってるなあ」と聴きやすいサウンドメイクの中でもあの濃い濃いザッパの音を思い出す感じなんであります。

しかし、なんでこのアルバム評価低いのかがよくわかりません。。音が確かに軽くはなったが、なんども言うけどサウンドメイクがしっかりしていてスタジオワークの妙技も加わって前回よりももっと面白い盤になっているような気がするんだが。。個人的にはすごい印象深く、88年発表、来日公演もしてたはずで、来日時のオフの時間にDavid Lee Rothが皇居の石垣を登って逮捕されたとかのニュースがたしか流れていたはず。自分の音楽聴き始めの時期にリアルタイムで聞いていた盤です。

その後、この人アルバムがさっぱり売れなくなり、ライブも動員数が非常に少なくなってニューヨークで消防員に転職しようとしてるとかの話があったが、紆余曲折あって結局Van Halenに戻ったが結構Van Halenも大変そうだった。Van Halenはもう完全に迷走だねえ。


↑ 改めて次の”A Lil Ain’t Enough”のビデオ見てみるとよくわかるけど、こりゃあないなあ。発表されたのが91年で、この年ってNirvanaの”Never Mind”が馬鹿アタリした年で、Dave Lee Rothのこんな80年代半ばかと思わせるようなノリが受ける感じはなかったように思う。。。

なんだかいろんな方向に話がそれましたが、バンコクのルンピニ公園のような公園で木々と池を眺めながらランニング中に聞くには(それ以外にもだけど)いい盤です。あ、このおっさん、今日本在住なんか。。

Skyscraper
Skyscraper

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