今回の一時帰国で持ち帰った本 2014年04月08日

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今回の一時帰国でタイに持ち帰った書籍一覧であります。基本的にkindleで買えない本のみ。kindleで買えるものはkindleで買います。いつでもどこでもタイからでも買えるから。

前段 左ー>右
LIFE PACKING(ライフパッキング)【未来を生きるためのモノと知恵】- 高城剛
オーガニック革命 − 高城剛
モノを捨てよ 世界へ出よう – 高城剛
ヨーガの哲学 − 立川武蔵

後段 左ー>右
仁義なきキリスト教史 − 架神恭介
月3万円ビジネス − 藤村靖之

「仁義なきキリスト教史」は友人からのプレゼントで頂きやした。

最近は高城剛氏の本によくハマっております。LIFE PACKINGは2時間程度でさらっと読めてモノ本だから単純に面白い。これ見て東京行った時にシェーバーとか買ってしまった。後は今休みの日に休まず頑張ってるヨガの精神面を知りたくてヨーガ・スートラの解説本らしい「ヨーガの哲学」とか。

先週の土曜日にこれらまるごと裁断、スキャンで自炊し電子書籍化。疲れた。。。丸一日かかったわい。

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高城剛 白本 / 黒本 2014年02月15日

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高城剛氏のメルマガでのQAに加筆修正を加えて再編集した電子書籍オンリーでリリースされてる二冊。ついこの前の2014年1月に黒本がリリースされて、そのタイミングで白黒の両方を読んでみた。kindleにて二冊とも280円。

メルマガ読者との閉じた空間でのやりとりということでかなり自由な感じでいつもの高城節が展開。最近は結構高城剛の本に入って行ってる自分であります。個人的に白本の方はかなり楽しく勉強にもなる内容だった。

Takashiro.com : 高城未来研究所

黒本の内容も面白いが、日本人の成長を阻害する日本式システム、またそれを目立たぬよう維持しようとする既得権益者、メディアにはびこる黒服の存在とか糾弾的な内容が結構目につきやはり個人的には白本のほうが読みやすい。こんだけ芸能界の黒服のことを繰り返し書くのって沢尻エリカとの離婚騒動の時に相当嫌がらせされて、それで根に持ってはるのかなと裏読みしてしまうところもあります。

個人的にはちょっとついていきにくいマクロビオティックや気功の話は少なめだったので内容、ボリューム的にも十分な本かと。QAでコンテンツの読み切り単位が短いのでめちゃ早く読めます。

白本
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黒本
黒本

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炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~ 夏井 睦 2014年02月09日

AB5: crumb comparison, wheat vs. white

岡田斗司夫氏の「いつまでもデブと思うなよ」を読み始めたのが2012年の11月で、それからレコーディングダイエットを開始し、2013年の3月には15kg減のダイエットに成功して、それから約10ヶ月。

マラソンやったり、ヨガを始めたり、運動や食事などもこれからずっと死ぬまで体重管理をしていかないといけない上で、どのような指針でもって生活すればいいのかいろいろ手探りで模索しておりましたが、久しぶりに糖質制限食、糖質制限ダイエットの本を読んだ。

Facebookだったか、Twitterだったかに佐々木俊尚さんが推薦していた。ダイエットの話は前半の少しで、残りは生物や人間の進化と食べ物、糖質や炭水化物との関係を緻密に説明しているとあるので、すでに糖質制限ダイエットの本はやせる食べ方 江部康二にて読んでいるので大枠のやり方なんかはだいたいわかっているし、それよりも糖質と人間の体の相性や昔の人間の食べ物(例えば、火の使い道を知らなかった時代に人間は何を食べていたのかとか、そもそも有史時代も今の世の中ほど食べ物が溢れている社会だったとは考えにくい中で、”各国の伝統料理”みたいな触れ込みでいろんなメディアで掲載されるグルメ情報みたいなのが、500年前や1000年前にホントに一般庶民に食されていたのかとか)みたいな話が個人的にも読んでみたかったので購入。Kindleにて。830円。

読み始めると冒頭部分から前半3割ぐらいは簡単に読めて、「ああ、そうそう糖質制限始めると、こんなふうに体軽くなるよなあ」みたいな感じで糖質制限で体感できるメリットなどが細かに説明されている。そして先ほど書いたような中世ヨーロッパでの食事の話とか歴史と砂糖の関係を論じたり、動物と食べ物との関係、どうやって栄養素を摂取しているかなどの話が非常に楽しい。その動物自体に食べ物から必要栄養素を分解する酵素などの要素を持ちあわせてなくても体内に生息する腸内細菌などとのバランスで、タンパク質などを分解生成した細菌を胃液で消化して2段階で栄養を摂取することなども可能(意図的に、かどうかは別として)、なのは目から鱗。こういうのは生物学や栄養学からしたら常識なのかもしれないけども、文系のただのおっさんにしたらもう知る喜びでいっぱい。

ただ、深海のワームチューブが生きていける仕組み、そして時代はぐんとさかのぼって地球上の生命誕生の段階までさかのぼって行くところあたりから、文系の知識ではだんだんついていくのが難しい状態に。多分、この本を全部エンジョイするには、化学、栄養学の知識がないと後半はちょっと辛いかもしれません。。。

ただ、そこがわからなくても全体的に食事に関する非常に面白い読み物であります。視点がちょっと糖質悪しに傾き過ぎている嫌いもありますが、ま、逆にこれを受けて自分はどういう食事のスタイルにするかをいろいろ考える上ではいいのかと。とりあえず僕は No Carb ではなく、 Low Carb のスタイルで糖質を完全遮断ではなく食事ごとに軽く。一食ごと小さい茶碗に半分程度の米は食うぐらいで進めようかと思います。

こんな僕でも社長になれた -kindle版- 2013年12月22日

今回またKindleで買ったロリポップ!のレンタルサーバで有名な家入一真氏の起業ストーリー。

先日これもまたKindleで買ったホリエモンの「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた」にて一番めに紹介されていた本で、その引きこもりから会社社長へというエピソードが面白かったので買ってみた。

家入氏は中高生時代は引きこもりで大検受けて大学受験のために住み込み新聞配達員をしながら予備校通いしてたらしい。その後方向転換して就職、起業となるんだけど、この本全然ビジネス書的な自己啓発・啓蒙とかのたぐいにはなってなくてひとつの物語になっている。家入氏の生い立ちから語られていて、ぐだぐだした部分もあるし、さらっと大決意で自分の環境を大きく変えたり、劇的に成功していくくだりもある(でも本のかなり最後のほうだけど)。そのおかげか逆に起業してからのくだりの文章量がかなり少なくなってる。それでも十分に読み応えはある。

ひとつブッと声だして笑ったのが、この人東京の公立の芸術大学受けるために2浪したらしいが、1年めはセンター試験の願書出し忘れでテスト受けずに浪人決定。2年目は本試験のために東京まで行ったにもかかわらずホテルで寝過ごしてまたテスト受けれず落第決定。結局この後大学進学を諦めてらっしゃる。

まあ、あまりにゆるすぎるところが共感バリバリなんですが、これはちょっと緩すぎやなあと思う。。。それでも仕事し始めてからは、ひきこもりの過去もなんのそのでちゃんと仕事できるようになり、結婚、出産を契機に起業して、その後の成功は素晴らしい。こんだけ一部分ぼんやりしてる人でも(「お前ごときが言うな」と言われそうですが)大成功を収められるというのは、やっぱり力を入れるポイント、抜くポイントの見極めと迷いがないところからなんでしょう。

このブログのサーバもロリポップ!を使っていて2004年に初めて契約したけど、その頃はロリポップの会社の中はこんな感じだったのかな?と夢想しながら読んでおりました。世のひきこもりに勇気を与える、および読み物としてもサラサラ読めて中々ドラマチックで面白い良書であると思います。

今また年末でKindleでセールやってるのでかなりの冊数の本がお安く買えます。まとめ買いでゴリゴリ読んでいくのにちょうどいいっすね。

メモと記録だけでストレスフリーな毎日を続ける仕事術 2013年11月07日

GTD
“GTD” photo by thms.nl

今年に入ってから禁酒していて酒を飲まなかったら学生時代には秋口に必ずやってきていた軽い鬱症状みたいなものが綺麗に復活してしまい、今現在も実に気分が落ち込み気味。

何かにつけ物事にやる気が出ないんだが、仕事もプライベートもやる気がでないと言って止められない作業なんかもあるわけです。しかし、こうなると参ったもので、当初いろいろ頑張ろうと考えていた事もこういう気分の谷間に自分が動けなくなる可能性をほとんど考慮していなかったのでとても困るわけです、自分に。

というわけでこの鬱症状を受けて、身の回りのいろいろに対して自分が頑張らなくてもいいシステム作りを考えなきゃなあと思うのです。自分が寝込んでいたり、引き篭もって数週間家から出てこなくても自分の生活が圧迫されないシステム作り。仕事もプライベートも。とは言ってもまだその答えが出てる訳ではありませんが。

んで、そういう気分でちょっと読んでみようと思ったのがこの本、「メモと記録だけでストレスフリーな毎日を続ける仕事術 マニュアル通りじゃないから続けられるタスク管理のコツ26箇条」。Kindleで299円。お安い。紙本では売ってないKindle書籍オリジナルかな?著者のとゆさんというのも聞いたことないなあ。

ただ、この本の何に惹かれたかというと、目次で、

第一章 仕事整理術にトライしてみる
1−1 GTDのサイクルが回せない
1−2 挫折のその先に
1−3 挫折の原因

とここから入っている点。今年の半ばぐらいに僕も頑張ってGTD導入をしていたんだが、やっぱり回せていない。きっちりやろうとすると週末の週次レビューに膨大に時間を取られるし、タスクの数が半端なくなって毎日の見直しが大変なんですわ。さらにこの憂鬱感が襲ってきているので回せない回せない。

なので、GTDの否定から入るスタンスでどのように話を展開していくかに興味があったので読んでみたわけです。

んで、最終的にこの本で書いていたことは「レコーディングダイエット」だなと。そもそも「何をやらないといけない」を全部書き出して細かいアクションに落としこんでそのアクションのスケジュールと成果物を決めてやりましょう、というのがGTDの手順となるが、実際の自分がどれぐらいの処理能力があるのかを見極めもしないでやらないといけないことだけリストしても計画通り終わんないよ、というようなお話。まず自分の時間の使い方をメモしていって自分の処理能力、時間の使い方の癖なんかを把握して少しづつやらないといけないことを終わらせるような時間や能力のリソース配分に「自分に無理をさせないで」していくことが大事。

それでやっぱりログ取り、という部分に立ち戻ることになる訳ですな。レコーディングダイエット的な手法はどんなものに対しても使っていけるという僕の考えも裏付けされたようでもうちょっと自分なりにいろいろGTDでのタスク管理を崩してみるのとログ取りを再スタートさせて行きたいですな。

簡単に2時間程度で読める本でそれなりに役に立つTIPSが載っている。GTDがうまくいかない人にはバッチリの解決策が!というわけでもないけど、読んでみるとなにかひとつぐらい光が差してくることもあるかも?という感じの本かな。個人的にはやはり鬱的なもやもやは結局晴れることはなかった感じであります。なんとかこのもやもやを解消したい。。。