タイの習慣と日本の習慣 2013年02月08日

Good deed, bad deed

タイ人はよく食事の際に食べ物を箸で渡したりする。お皿で受けれればいいんだけど場合によっては箸で掴んで取れというような仕草をされるが、これは日本では死人の骨を拾うときにすることだよと話して教える。タイではそういう習慣がないから「あ?そーなの?」ってな感じである。

日本人はよくタイ人と飯食ったり酒飲んだりしてる際に、手のひらを上に返して飲み物をついだりすることがある(上記写真。通常は手のひらが下を向く)。別に日本人的には特段気にすることはない。実はこれはタイではどうも死人に対して?(葬儀の際とか?)水を注ぐときにする仕草のようで、タイ人にこれをやると嫌な顔をされる。まあ、これは僕らも今まで知らんかったことなんでゴメンね、という話である。

どちらもお互い知らないからやってしまうだけのことで、この例を考えると、風習や習慣って結局のところ感情的な部分が多くて実質的には何もないことが多い。ただし、だからと言ってそれをないがしろにするとこれまたそのことが原因で大きな実質被害が発生しそうなセンシティブなもんなんだが。

だからやっぱりこういうことを深刻に捉える必要はないが、広く勉強して「知っておく」ってことは大事なんだな。

Etsy.comで買ったタブレットケースが届きました 2013年02月07日

Product from Etsy 1

先日このブログでも書いたEtsy.comで購入したタブレットケースが海の向こうからやってきました。

ハンドメイドプロダクトのオンラインマーケット Etsy.com 2013年01月30日

遥かアメリカはオクラホマ州エドモンドの製作者から送られて参りました。注文したのが27日の深夜、日付は28日に変わった後ぐらいだったんですが、もう28日の午後には出荷されたとメールが来ておりました。その後29日にJAMAICAで止まってるなと思ったら国のJAMAICAではなくてニューヨークのすぐ隣りの街に”JAMAICA”ってところがあるのね。そこで多分関税で一旦ストップした模様。その後まったく動きがないなあと思ってたら2月6日にいきなり届いた。USPSのトラッキングはアメリカ国内だけしか対象じゃないのか??

Product from Etsy 2

Product from Etsy 3

届いたのは思った通りのファブリック地のタブレットケース。ショップのサイトにはGalaxy Tab7.7の記載がなかったけどiPad miniが入るならまず大丈夫と思って購入。ちゃんとGalaxy Tab7.7にもぴったり。昔のiPodケース、Suonoの感触を思い出すな。でもこちらのほうがもっとハンドメイド感が強い。でもボタンの縫い付けや引っ張りが発生する部分の縫製などもしっかりしてて品質は十分。ま、こちら17.60USDとマス・プロダクトと比べるとちょっと高いかな。それにアメリカからの発送だからさらに送料が10USDかかる。値段では選べないな。やっぱこういうハンドメイド系は好みとか自分の要求する仕様にビチッとハマるものを買うという選択で。

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後、チェンマイの製作者に注文したカバンは現在製作中とのこと。。。

OPEL CORSAが好き 2013年02月06日

Opel_Corsa_B_WorldCup_Facelift
“Opel Corsa B WorldCup Facelift” photo from WIKIPEDIA COMMONS

なぜかOPELのCORSAが好きなんであります。かと言って特に特徴のある面構えをしてるわけでもなく、タイの中古市場で流通してるCORSAと言うとCORSA Bで1990年代に生産されていたモデルばっかりで実に社歴は10年を超える年寄り車ばっかりだ。でも未だに街中でもよく見かけて、今日も出勤の時に一台見かけて嬉しくてしばらく後ろについて走っていた。

なんか、小型車で小じんまりしてて欧州車っぽく、石畳の狭いヨーロッパの街を抜けていくのが似合いそう。ま、バンコクでは穴がボコボコあいたアスファルトになりますが。それでもエンジンは1.4Lや1.6Lを積んでるのでパワーは結構あるはず。何よりちょっと乗ってみようかな?と思わせるのは中古車サイトを見ても軒並み中古価格が100,000THB前後な点。とてもお安い。街中で見る車もまだまだエンジンは元気に走ってる車が多いから質実剛健な造りなんだろうなと夢想してますが、やっぱり燃費は昨今の日本車にはかなわんだろうな。ローン5年のうち丸3年を払い終えたうちのVIOSをうちの彼女が免許取って専有しはじめたら、このCORSAでも、と思ったりもするんだが、やっぱり買う必要はないな。車全然乗ってないもの。僕はよっぽどバイクのほうが乗ってるので共用の車1台と自分専用のバイクあれば問題ないな。。。。残念。

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ルポ 電子書籍大国アメリカ 2013年02月05日

iRiver Story eBook Reader Review
“iRiver Story eBook Reader Review” photo by Andrew Mason

こちらの本もKindleで購入。確かセールやってて500円ぐらいに値段が下がってたし、以前どこかのサイトで紹介されてて読んでみたかったから安いうちに購入。

2010年の発行の本なんでちょっと古いけど、著者はアメリカで出版業界に長く勤め、現在はリテラリーエージェントとして活躍してる人で2000年代ぐらいからアメリカでその目で見た電子書籍の潮流を記してある。結構読みやすい本でサクッと読めてしまうのだが、一番興味深かったのはアメリカにおけるマスマーケット・ペーパーバックの扱い。昔からあの日本の書店の洋書のコーナーに置いてあった素っ気のないザラ版紙に印刷された豆腐のようなブロックの本、外人が読んでるのを見ても折り返してたり、背表紙も思い切り開いて読んでるのか折り目がバリバリ付いており、ほとんどのパターンでボロボロになっているあのペーパーバック。実はペーパーバックって読み捨ての安物本という位置づけだったんですな。紙コップみたいなもんか。読んだら捨てる。この本の中でも、

かつては、空港の売店やドラッグストアなど書店以外のところにも並んでいる、売れ筋の安い本として数字を伸ばした時期もあった。したがって紙質はかなり悪く、すぐに黄ばみ、印刷も雑だ。へたくそなコピー書類のように、字が滲み、傾いたページがある。

マスマーケット・ペーパーバックは日本の文庫本にあたる、とも評されるが、実態はかなり劣るものだ。作り方も雑なら、読まれ方も雑。背表紙が割れて筋が入ることなどお構いなしにぐいぐい開いて読む人がほとんどで、中には持ち運びたいところだけをちぎり取って読んでいたりする強者も見かける。流通も他のフォーマットとは異なり、60−70年代には取次側が雑誌や新聞と一緒に扱っていたし、返品する場合、全部を返品せずに表紙だけむしり取って版元に送り、残りの本体は売り手側が自分で破棄することになっている。

〜中略〜

ほとんどの読者はずっと本をとっておくことはしない。マスマーケット・ペーパーバックは、長く本棚に保存することを念頭に作られていないし、よほど気に入った作品で無ければとっておかないからだ。だからこそ電子書籍が受け入れられやすい下地があったともいえる。

いやー、さすがアメリカ、本も使い捨てなんすね。これで長年の違和感も納得。アメリカの本てのはああいう豆腐みたいな安っぽい本だけなんか?と思ってたけど、あれは読み捨ての紙コップ的なもので、ちゃんと蔵書として残しておく場合はハードカバーの装丁のきっちりした本を買います、そういうことなんですな。

読み捨てだから電子書籍に移行するのも気にならない、というのはあるんでしょうな。日本の場合安い文庫でも新書でもそれなりの装丁とモノにこだわる人が多いからこのレベルでの移行でもいろいろ言う人が出てくるんでしょうな。まあどっちもどっちという気がしますが、僕はとりあえず海外に住んでる身なんで定価以下でいつでも本を買える電子書籍にかなり読書環境を支えてもらってるので本に関してはすべて電子書籍で問題ございません!

というわけでいろいろな電子書籍のアメリカでのエピソードが書かれておりますが、一番印象に残ったのはこういう部分でございました。。。

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音楽様に自分を合わせる? 2013年02月04日

His Master's Voice (HMV) Monaco Portable Record Player
“His Master’s Voice (HMV) Monaco Portable Record Player” photo by NFSA Australia

これ食えを聞いてて、いい事言ってるなあと思うことが。

この第58回は岸野雄一さんという方がゲストでいろいろ話をされてるんだが、その話の中で「たまには、あれ?自分のほうが音楽よりも劣ってるんじゃないかと思ってみるのいい。音楽様に自分を合わせてみるってことも大事なんじゃないかな。わかんない自分のほうがおかしいんじゃないか?的なね。」と言っていた。久しぶりにそんな感覚が話題に登ってるのが嬉しかった。

イマイチ理解できない音楽をじっくりと何回も聞きなおす作業ってほとんどしなくなったなあ。昔聴いてて一番アタマの中が???だらけだったのはLed Zeppelinの2ndだったなあ。名盤と言われていて聴いてみたもののあんなめちゃくちゃな音楽、理解不能だった。今であれば大きな音楽シーン自体の流れがある程度わかるからあの盤にどういう意味があったのかはいろいろ想像出来て楽しいんだが、中1であれ聴いて「名盤だ!」と言える日本人が居たら手を挙げてもらいたい。

昔はCDが高かった(2500円〜3200円ぐらいしてたと思う)から元とるつもりで何回も聴くってなことをよくしていた。2000年代からのP2Pで音楽を馬鹿みたいに違法にダウンロードする時代を経て最近はオンラインで音を購入することも増えてきている。iTunesストアやAmazonに限らずTalking HeadsのDavid Byrneのように自分でウェブサイトを運営してユーザにmp3を直販してるようなサイトからも最近はかなり購入するパーセンテージが増えてきている。だからと言って一旦覚えたインターネットを基盤にした音楽の取り込み方を覚えてしまうと中々大量消費的な音楽の楽しみ方が離れて行かない。聞いて馴染まなかったらそのまま聴かないというようなことが多い。

昔のギター弾きなんかもギター高かったから他の物を犠牲にしながらも金をためてギターを買って練習してきたんだろう。今の世の中便利になって何事にもリーチが近すぎて、買う前からいろんな疑似体験ができるし、あまり背水の陣で真剣になる、ということもない。だから昔の気質のほうが気合が違うような気がします。

とはいえ、昔のほうが良かったというような安易なことを言うつもりはなく、今の世の中は今の環境でもっと自分の欲望やFUNに忠実に楽しめる方法を自分なりにセレクトしたり発明していったらいいだけのことで、便利になった今も楽しみ、かつ自分の大事にしてる部分も捨てない。そう考えると先にEtsy.comで書いたミニマムビジネスの項と共通してくるけど、大量消費のプロダクトはそれなりに使い捨て、惚れ込んだものはお金をかけて大事に使っていく、つまり音楽の世界では自分の大好きなバンドや人に対して輪を組んでコンテンツの制作、消費を繰り返していくこんな小さなコミュニティが世界各地に無数に出来上がるような形になるのかな?60年台のコミューンのような。そうするとAppleやAmazonに頼らずプラットフォームをWebに置いてるDavid Byrneのような自分のプラットフォームを築いていくスタイルのほうがメリットがあるような気がするな。

話少しそれましたが、昔ながらの自分の感性に疑問を持ちながら音楽を聴くのもいろいろ視野が広がってとてもいいことなんで久しぶりに意識してやってみるかな。そういう感覚を大事にしつつ、コダワリ過ぎずで。。。。んーうまく話まとまらんな。ま、とりあえず今の御時世sound cloudやmix cloudなんかで見知らぬどこかのマニアの作ったmixテープでも楽しいものがいろいろあってそれを好きなように聴いたりすることができるのはやっぱ嬉しい。んーまとまらん。

DJのトラック日本蟻男 – バブル経済ミックス by Dj Trackpantzman on Mixcloud

↑ 例えばこんなのが転がってたり。

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