ゴリゴリ歯ざわりタイ料理 2013年07月14日

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↑ 熟してない มะม่วงดิบ マムアンディップ。

タイ料理が好きです。ま、タイに住んでるんだからそりゃ当然こっちのメシが好きで住むわけであります。会社の命で嫌でも来ざるを得ない駐在員の人とか、タイ飯がダメでほとんど日本食ばっか食ってる人とか見ると大変だなあと思うわけです。

最近は、ทุเรียนドリアン、มังคุดマンゴスチンはもとより、มะม่วงマムアン、いわゆるマンゴーも大好きです。と言っても甘いフルーツのマンゴーよりも熟していないグリーンマンゴーのマムアンプリィァォがおいしくて屋台で買っては砂糖と塩と唐辛子とエビ味噌を混ぜたプリッククルアというタレというか粉末を付けながらよく食ってます。

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↑ こんな感じで買ってきて、、

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↑ こうやって食います。

このマムアンの熟してない果実のゴリゴリとした歯応えが大好きなんであります。ส้มตำソムタムしかり。ソムタムもパパイヤの熟していない実を入れるがその実を噛み締めるとしっかりした繊維質のゴリゴリ歯応えを味わえます。

ข้าวเหนียวมะม่วง
↑ 一般的に認知されてるマンゴーはこのカオニャオ・マムアンのように甘く熟して黄色いやつを食う。

ตำมะม่วงปู
↑ グリーンマンゴーはこうやって辛・甘のタレと和えてさらにエビなど海鮮系の香りやコクをベースにした味と合わせる。これがまたよく合うのです。

お肉もそうなんですが、個人的にしっかりとした歯応えのあるメシが好きで、赤身のステーキ肉をワッシワッシ噛んで食うのとかもたまりません。ふと思ったんだけど日本ではこういう顎が疲れるような食材ってほとんどなくなってしまったね。昔、僕の子供の頃はステーキ肉でも硬ーいお肉なんていっぱいあった気がするけど今ってほとんどないんじゃないかな。外食産業が成熟してきて、より消費者の細かいリクエストに答えるものが生き残って柔らかい食材ばっかりが溢れかえっているように思われます。タイでもいつも思うのはバーガーキングの肉やバンズの柔らかさが異常でどうも自分には自然界の食材だと思えないぐらい。。もう少し歯応えあったほうがおいしいよ、と思うんだけど周りの人に聴いてもそんな不満はほとんど出てこないからやっぱああいうのが受けるんだよね。。

多分、タイでもどんどん外食産業成熟してきて後10年とかすると顎が疲れるほどのゴリゴリ歯応えの食事なんてほとんどなくなってしまうような気がするので今のうちにたんまり食っておくのです。。。

今まで何気に気づいてなかったけど、Deezerがタイでサービス提供してた 2013年07月13日

以前にアメリカに置いてあるプロキシサービスを見つけて、そのサーバ経由でSpotifyという音楽のストリーミング聞き放題のサイトのTrialの申し込みをしたことがあった。

Music for every moment – Spotify

Spotifyは無料から9.99USDのプレミアムまでメニューがあって、とりあえずこの9.99USD/monthを払ってしまえばPC/Mac、スマートフォン、タブレットのどのデバイスからでもSpotifyにラインナップしてる音楽はネットさえ繋がっていれば好きなときに好きなだけ聞くことができる。基本音楽データはクラウド上。ネット接続がない場合でもデータを予めデバイスにダウンロードしておけばオフラインでも聞ける。

こういう便利なサービスでSpotify上に登録されている曲数は去年の12月の段階で約20,000,000曲だという。確かにお試ししてた時にはかなりいろんな曲があった。こりゃあ面白いなあ、プロキシとアメリカアカウントのPaypalうまくつかって有料登録しようかなあと思ってたけどちょっとグズグズしてました。

http://www.deezer.com

んで、最近それ以外にもいくつか競合のサービスがあることを知りましたが、なんとそのうちの一つDeezerがタイ国内でもオフィシャルにサービス提供してるじゃないですか。しかもどうもdtacが周辺サービスの一環として呼んでいるみたいで、普段月額89THBでPCからウェブインタフェースでストリーミング聞き放題のPremiumか月額179THBでスマートフォンなどのモバイルデバイスでも聞き放題、および予めダウンロードしておけばオフラインでも聞けるPremium+があるみたいだが、dtacの場合、dtacユーザならdtacのプリペイド、ポストペイドのどちらでも申し込み可能で、3Gの使えるインターネット使い放題のプランさえ申し込んでいれば89THBでウェブインタフェースで聞き放題およびモバイルデバイス2台までで聞き放題が使えるみたい。インターネット使い放題のプランを申し込んでない人はDeezerと合わせて月額399THBで申し込みできる。

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このサービスは著作権がどうのこうのとかで動きの遅い日本の環境より対応が早いんじゃないでしょうか。初めて日本のネット環境よりもはっきりとタイのほうがメリットがあった瞬間。

こちらのDeezer、登録されている曲数も現在25,000,000曲を超えているみたいで内容はともかくSpotifyと数字上は引けをとらないし、もともとフランスの会社がやってるDeezerはヨーロッパ系のアーティストに強い印象、さらにSpotifyとはあまり同じ土俵を踏まない戦略でアメリカ、日本はほっといてアジアなどでの展開に熱心だったようで、タイはもとよりアジアのアーティストの曲も結構ある。Samuel Huiなんかもちゃんとあったもんね。ヨーロッパ系はMagmaやらGongやら、Embryo、Canあたりのクラウトロック系も品揃え豊富。

でもアルバム全作が揃っているわけではなかったり、有名なバンドの曲が提供されていなかったりとところどころ抜けがあるのは残念なところ。Led ZeppelinやMetallicaは全然曲が入ってなかったな。。。

でも外出前に予めスマートフォンにデータをコピーする必要がなく、大体はどんなアルバムでもすぐに再生開始できてほんといつでもどこでも好きなものが聞けるというのはなかなかいい体験。これは有料期間になってもしばらくは続けるか。

しかし、巨大な音楽ライブラリがまるごとクラウド上で必要な曲だけストリーミング再生って使い方も結構ちゃんと使えるもんですな。これ、逆にVPSサーバ借りて、自分のmp3丸ごとアップロードして、検索、ストリーミング機能、スマートフォンでストリーミング再生できるアプリを揃えれば自分の音楽ライブラリでも同じ事ができるな。趣味が偏っててSpotifyやDeezerの曲のラインナップで満足できん人はそのやりかたでいいんじゃないでしょうか。多分オープンソースとかで上に書いた機能を実現できるものとかありそうな気がするんだけど。。。

Python製、HTML5のミュージックストリーミングサーバ「CherryMusic」
↑ これとか。。。

HTML5ベースの音楽ストリーミングシステムを構築するオープンソースのソフトウェア・streemeがなにやら凄そう
↑ このへんとか。。。

HTML5の機能でPCもモバイルもブラウザ上で再生ってものがメインっぽいね。。。

ココナッツの刺身は確かに美味しい 2013年07月12日

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珍しく彼女が มะพร้าว マプラオ、ココナッツを買ってきたので久しぶりに飲む&食べました。

ココナッツ – Wikipedia
ココナッツジュース – Wikipedia
ココナッツミルク – Wikipedia

先の ขนมตาล カノムターンの項目でも書いたけど、東南アジアには結構いろいろな種類の椰子の木があるみたいで、ターンは砂糖を取るための椰子の木、んでこっちの มะพร้าว はその実の中の液体胚乳を飲んだり、固形胚乳でココナッツミルクを作ったりするもの。ココナッツジュース、ココナッツミルクは日本人にも有名ですな。

ขนมตาล カノムターンと ต้นตาล トンターンと น้ำตาล ナムターンと。 2013年07月10日

しかし、Wikiなんかでいろいろ調べてみると、椰子はすごい有用な植物で昔から東南アジアの生活を支えてきたんですな。ココナッツの実は海水に浮かぶから海沿いの椰子の木から落ちた実が波に乗って運ばれ漂着した海岸でまた芽を出して広がっていく。あー、だから白い砂浜、海岸線、南国の椰子の木ってイメージはそういう理屈があったのかと。さらにはココナッツの実の中に入っているココナッツジュースは特に強い甘みがあるわけでもないけど、スポーツドリンクみたいな味がしてとても衛生的で電解質など豊富で体液の組成と似ているみたいでそのまま体内に点滴ができるらしい。森の中で、脱水症状を起こして手持ちの水がないときでも、そこらへんの汚い水を飲むのではなく、ココナッツを割って飲めば腹をこわすこともないらしい。あと、タイの文化の中でもココナッツジュースは非常に清いものとして認識されているみたいで、葬式の前に死んだ人の体を洗う時もこのココナッツジュースで顔を洗って清めるらしい。

ただ、まあ、タイで生活してるとそんなに頻繁に飲んだりすることもないので実に久しぶりだった。かっちり冷やしておくとおいしい。さらには中の固形胚乳の部分も食べるんだが、ふとインターネットの何かの記事で

「ココナッツのお刺身」

という記述を見たことを思い出して、短冊に切った後、醤油につけて食ってみた。とは言ってもタイなんでめんどくさかったから目玉焼きなんかの時にみんな使う แมกกี マッギー(醤油もどきシーズニングソース)を使った。

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んで食ってみるとこれがまた、なかなかイケます。醤油の塩味と後から鼻に抜けるココナッツの脂肪分の甘い香り、脂肪分と言っても動物性ではなく植物性なのであっさりしつつコクのあるテイストで朝飯なんかにもちょうど良い感じでした。

タマリンドも、ドリアンも、マンゴーも、そしてこのココナッツも。改めて食ってみるとやっぱりタイってフルーツ天国だなあと。この雨季の時期、天気はうっとおしいけど十分に自然の恵みを享受してこんなうまいものを日常的に食える環境は素晴らしい。いやー、ホントタイに住んでて幸せだ。もっともっとタイのおいしいものを食いたいっすね。

海外吉野家メニュー、Yoshinoya Thailandの照り焼きサーモン丼 2013年07月11日

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Yoshinoya Thailandの照り焼きサーモン丼、タイ語で ข้าวหน้าปลาแซลมอนราดซอสเทริยากิ カオナープラーセーモーンラートソーステリヤキ。商品名長すぎるよ。。。

なんかFacebookなどで知り合いの日本人の輪の中でなんだこりゃ??という感じで盛り上がってたようなので、海外オリジナルメニューだしいっぺん食ってみるか、という感じで食ってみました。

なんだかんだ言って最近は自分の中ではかなりのタイ飯ブームなのと、ダイエット前後から思いっきり丼ものなんて距離を置いてしまったが、以前にもこんな感じで多少は食いに行っている。

吉野家@Terminal21 2011年12月09日
海外吉野家メニュー、牛鳥コンボ 2012年10月29日

この牛鳥コンボは味はともかく食いにくかったなあ。。でもまあとりあえず気にせずお昼時の吉野家に参戦。

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はい、照り焼きサーモン丼の並。やっぱ相変わらず吉野家タイの丼はご飯少ないね。普通のぶっかけ飯のご飯よりも全然少ないんじゃないか?ご飯の上にサーモンの切り身とボイル野菜。それに甘めの照り焼きソースをターっとかけた感じ。んー、別に普通にうまい。サーモンがあんまり油っこくないが、そもそもあんまり油っこいもの食いたいと思ってなかったからちょうどいい。全然うまい。照り焼きソースは甘めだが、最近タイの味付けに慣れちゃったか、全然個人的に違和感なし。うまい。また食います。

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ついでに同僚の注文した鳥天丼の大。やっぱりご飯が少ない。普通にうまかったそうだ。なんか鳥の天ぷらか唐揚げかどっちやねん!みたいな見た目ですな。ゆでたまごの天ぷらなんか乗ってるのが日本にはないセンスで面白い。天丼のタレは多分サーモンの照り焼きソースと同じもんじゃないのかな?

まあ、タイに住んでるのでせっかくだから日本のフランチャイズレストランのタイオリジナルや海外オリジナルメニューをいろいろと食ってみたいもんですが、タイ飯がそれなりにうまいので中々足が伸びないのが多少の悩みどころ。

ขนมตาล カノムターンと ต้นตาล トンターンと น้ำตาล ナムターンと。 2013年07月10日

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彼女がまた新しいお菓子を買ってきた。ขนมตาล カノムターンというお菓子でパームシュガーを使って作られているみたい。googleで ต้นตาล などで検索をしてみると、どうもตาลは椰子、Palmの意味になるようで、ココナッツであるมะพร้าวは椰子の一種という位置づけかな。ただ、タイ語的には全く別の言葉っぽいから、別の植物という認識なのかも。

ต้นตาล – Google Image Search
Palm sugar – Wikipedia, the free encyclopedia
Borassus – Wikipedia, the free encyclopedia
オウギヤシ – Wikipedia

んでさらに調べていくと、どうも ตาล はオウギヤシだと思われる。どうも昔タイでは砂糖として使う甘味料の入手先をオウギヤシに頼っていたのか、タイ語で砂糖を น้ำตาล ナムターン、オウギヤシの水、もしくは汁、というふうに言う。それに対してサトウキビを อ้อย と言ってサトウキビから出来た砂糖を น้ำตาลอัอย ナムターンオーイというみたい。んで単純に น้ำอัอย というと道端で売ってるサトウキビジュースのことになるのかな?

カノムターンはパームシュガーを入れるので黄色になる。まあ、こんだけ鮮やかな黄色って絶対着色料でしょうけど。入れ物にバナナやココナッツの葉を使うみたいで葉を使うタイのお菓子にしては珍しく ใบเตย バイトゥーイは使わない模様。

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เอา วิธีทำขนมตาล มาฝากค่ะ | บ้านสวนพอเพียง
↑ 着色料と思ってたけど、実際にオウギヤシの実から蜜取って作る手順見てると椰子の実が真っ黄色!着色料ではないかもしれない。

味は普通にココナッツ風味のパンケーキ。実にパンケーキ。これは日本人でも西洋人でも癖がないからすんなりと馴染めるお菓子だと思います。甘さもそんなにしつこくなくてなかなかイケてます。


↑ FoodTravel.tv、珍しく屋外撮影。ちょっとこのおばちゃんとこ、電話して買いに行ってみようかな。

あとソムタムの屋台でよく見るパームシュガーはน้ำตรลปี๊บというみたい、これはこれでまたココナッツ砂糖のようで微妙に分類、製法がよくわかんないっす。。。

いやー、タイのお菓子、ちゃんと見てみるとかなりいろんな種類があるうえ、どれも日本にはない美味しさがあってたまらんねー。タイに住んでるのが幸せでたまらん。