劇場版じゃりん子チエ 2011年07月09日

劇場版じゃりん子チエを見た。1981年春公開とのこと。僕の大好きなせりふ

「おっさん、悪い酒ばかり飲んどったらアホになるど」

というシーンも冒頭でしっかり出てくる。と思ってたらじゃりん子チエって劇場版が先でテレビアニメが後だったんすね。関西だとことあるごとに再放送をしていたじゃりん子チエなんでてっきりテレビアニメが始めにあって、劇場版ができたのかと思ってたら、テレビアニメのスタートは1981年9月からとのこと。

声優に吉本芸人総出演状態+高畑勲監督の精密な描写と原作そもそものストーリーのよさで結構な好評だったよう。それでテレビアニメ版を、ということになった模様。


↑ Trailer。後半の芸人の写真が皆若い。 Continue reading “劇場版じゃりん子チエ 2011年07月09日”

映画「告白」 2011年06月17日

「告白」を見た。松たか子の「どっかーん」っていうTrailerを見ていたのだが、てっきりちょっと振り切れた感じのギャグ映画かなんかだと思ってたらかなりシリアスな映画だった。もうすでに4年以上タイに住んでいるので原作が話題になっていた事も知らなかった(もしくはそんなに話題にはなってなかった?)。

映画『告白』公式サイト
告白 (湊かなえ) – Wikipedia

↑ ※注: Wikipediaのほうは見るとネタバレします。

ていうか松たか子が青少年の殺人がテーマになったシリアスな映画に出てる事自体がギャグみたいな気がするが、最後までちゃんと通してみるとこれで中々期待を裏切るいいキャスティングだと思う。松たか子もいい演技してます。どうでもいいがどうも毎回「松たか子」と入力しようとするんだが、「マツタコ」とミスタイプしてしまう。めんどくさい。ま、自分が悪いんですが。

原作も読んだ事がないので、ストーリーは松たか子演ずる森口先生の一人娘が事故で亡くなったが、実はこのクラスの生徒2人に殺されたという告白からだんだんその犯人が暴かれて行く、というストーリーかなと思っていたら Continue reading “映画「告白」 2011年06月17日”

旅の重さ 2011年05月09日

今年の正月にAppleTVを買った。これの映画レンタルサービスが中々面白くて結構借りて見ている。レンタルしている映画をいくつかブラウズしていたら邦画の中でこんなのを発見。四国の自然描写がプレビューを見ているだけでも美しく、そういう景色を見たくなって借りた。

ストーリーはこちらのWikiに書いてあるが、16歳の少女の四国のお遍路さんのような旅のストーリー。いわゆるロードムービーだ。テーマ曲は吉田拓郎で70年代の空気がぷんぷん。少女が旅をすることで平凡な生活の中では体験できないような事を重ね大人の世界を垣間見ていく。主人公はこの映画がデビュー作の高橋洋子。デビュー作の割りには作中で全裸で泳いだり、レズビアンシーンなどかなりがんばっている。そしてその新人役者のしゃべりのたどたどしさも16歳の少女、という役をうまく演出していると思う。そういや日本のロードムービーとして思い出すのはNHKの「さすらい」という映画(TVドラマか?)。この映画でも渋沢忠男という役者のデビュー作だった。作中の語りは渋沢忠男自身で行っていたがこれもまた非常にたどたどしいしゃべりだった。旅芸人一座(はみだし劇場だったが)が出てくるのも一緒。この辺、70年代のキーワードだろうか。

最初オープニングの「ママ、心配しないでね、、」の下りはなんか中途半端なアニメのセリフみたいでちょっと不安になったが、すぐに四国の大自然の映像が目に飛び込んできて感嘆。ストーリーもいろいろとあるのだが、とかく景色の映し方が非常に綺麗なのでそれだけで満足の映画でした。後気が付くというと、岸田今日子がお猿さんみたいな顔だなあということぐらいですかね。岸田今日子で検索をしていたらこんなページに出くわした。ちょっとワロタ。

家に岸田今日子が出ます。助けてください。

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悪魔の毒々モンスター東京へ行く 2011年04月01日

さあて、3月が開けて4月。タイはソンクランという連休シーズンに入ってきました。さらに先日まで4月を目前としているとは思えないような気温だったのが、急にまた暑くなりだしてやっと本格的にソンクラン気候になってきました。

さて、そんな中、まだまだTromaネタが続きます。今回観たのは、「悪魔の毒々モンスター 東京へ行く」(原題・The Toxic Avenger Part2)でございます。この辺は、80年代にも結構話題になっていたので知ってる人も多いと思われますが、以下、Wikiやネット上のレビューなど。

The Toxic Avenger Part 2
最低映画館~悪魔の毒々モンスター
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く◇安岡力也、第2の封印。 | 社会の窓からこんにちわ
悪魔の毒々モンスター 東京へ行く
← 注意!ネタバレ。

まあ、皆さんご丁寧にストーリーの解説をしてくれているので今更、という感もあるがとりあえず書かして頂きます。まずホラー映画の必要不可欠な3大要素として、

「恐怖」「エロ」「笑い」

があります。これはどんなホラー映画でも押さえておくべき点で、通常のホラー映画はだいたいこの要素の割合が「恐怖」:90、「エロ」:5、「笑い」:5ぐらいであって「恐怖や残酷」シーンの中で「エロ」を小出しにして男性視聴者の目を釘付けにしておいたり、緩急をつけるために合間に「笑い」を挟んだりする。だがシリーズ化するホラー映画というのは「恐怖」だけで間が持たなくなってくるのだろうか、「恐怖」の大デフレ状態に陥る。その減少した「恐怖」の代わりを埋めるのがほとんど「笑い」である。「エロ」も若干多めになったりするがあまり変わらず「笑い」の要素が大きくなる。シリーズ化されるホラー映画はまず間違いなくこうなる。

で、この悪魔の毒々モンスターパート2も同じであります。もうホラー描写よりもネタがメインになっております。 Continue reading “悪魔の毒々モンスター東京へ行く 2011年04月01日”

キラーコンドーム – Killer Condom 2011年03月31日

またまたTromaネタ。キラーコンドーム(英:Killer Condom、独原題:Kondom des Grauens)という映画を見た。一応Troma関連作品なんで。日本でもキラーコンドームって名前は何回か耳にしたことはあるが、なんとも安易な発想なネーミング、というイメージで大丈夫かな?という不安がつきまとう。

以下Wikiからです。

キラーコンドーム – Wikipedia
Killer Condom – Wikipedia

なにげに1996年制作と80年代のものではないんですな。制作はドイツで多分アメリカの配給権をTromaが持っているということでしょう。 Continue reading “キラーコンドーム – Killer Condom 2011年03月31日”