旅の重さ 2011年05月09日

今年の正月にAppleTVを買った。これの映画レンタルサービスが中々面白くて結構借りて見ている。レンタルしている映画をいくつかブラウズしていたら邦画の中でこんなのを発見。四国の自然描写がプレビューを見ているだけでも美しく、そういう景色を見たくなって借りた。

ストーリーはこちらのWikiに書いてあるが、16歳の少女の四国のお遍路さんのような旅のストーリー。いわゆるロードムービーだ。テーマ曲は吉田拓郎で70年代の空気がぷんぷん。少女が旅をすることで平凡な生活の中では体験できないような事を重ね大人の世界を垣間見ていく。主人公はこの映画がデビュー作の高橋洋子。デビュー作の割りには作中で全裸で泳いだり、レズビアンシーンなどかなりがんばっている。そしてその新人役者のしゃべりのたどたどしさも16歳の少女、という役をうまく演出していると思う。そういや日本のロードムービーとして思い出すのはNHKの「さすらい」という映画(TVドラマか?)。この映画でも渋沢忠男という役者のデビュー作だった。作中の語りは渋沢忠男自身で行っていたがこれもまた非常にたどたどしいしゃべりだった。旅芸人一座(はみだし劇場だったが)が出てくるのも一緒。この辺、70年代のキーワードだろうか。

最初オープニングの「ママ、心配しないでね、、」の下りはなんか中途半端なアニメのセリフみたいでちょっと不安になったが、すぐに四国の大自然の映像が目に飛び込んできて感嘆。ストーリーもいろいろとあるのだが、とかく景色の映し方が非常に綺麗なのでそれだけで満足の映画でした。後気が付くというと、岸田今日子がお猿さんみたいな顔だなあということぐらいですかね。岸田今日子で検索をしていたらこんなページに出くわした。ちょっとワロタ。

家に岸田今日子が出ます。助けてください。

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