キノコのフェイクミート 2014年04月26日

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Farmer’s Market Bangkok がラマ4のK-Villageで4月の26日、27日にやるというので行ってきました。今までの僕の素行を知ってる人が「こいつ、なんでそんなところに行くんだ??」と思われるでしょうが、基本的に高城剛氏の「オーガニック革命」を読んで、その受け売りで行ってるだけです。

とはいえ、まだオーガニック系ってよくわからなくて、行き過ぎた資本主義の効率化で地球や自然環境が乱用され、資源が枯渇していく、だから無農薬とか自然のものに回帰しようというような流れはわからなくもないけど、安全だけど値段が高くて手が出ない食べ物と多少ケミカルだけど安くて長持ちする食べ物とどちらがいいのか?とか自然のものに戻るのは安易だけど、もっと科学技術を信じて新しい技術で今の問題を解決していこうという、より前に向いた方向性もなしではないと思う。実際ホントよくわからんです。ま、だからいっぺんこういうとこにも行ってみようと思って行ってます。

実際に行ってみて思うのは、Farmer’s Marketという割にオーガニック野菜やオーガニックの肉を置いてるところはほんのちょっとでお菓子やらファラフェルサンドとかの料理、アクセサリ類やアロマ系など、加工品ばっかだった。ま、実際食ってみると味も穏やかで確かに化学調味料とかはあんまり使ってないんだろうけど。。

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↑ オーガニック革命で読んだ通りにポニーとかが居て、なんかちょっとわざとらしい感もありつつ。。

そんな中でちょっとカルチャーショックだったのはこちら

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これ、牛か豚の赤身の肉を焼いたような見た目の料理ですが、実はシイタケの軸(石づき?)の部分を黒胡椒などのスパイスと一緒に煎るように炒めたもの。これが実に食感、味ともに牛肉っぽかった。ベジタリアンの料理に肉の代わりにセイタンやキノコを使うというのはよく聞く話だけどシイタケでこんだけうまいフェイクミートが作れるとはちょっとびっくり。これシイタケですよ、と言われれば「ああ、そういや確かに」って味なんだけど、言われないと「肉だと思うけど、これ何の肉?」って感じ。普通にハンバーガー作っても絶対うまいと思う。

早速スーパーで干し椎茸買ってきてその日の晩にテスト。なぜ干し椎茸かというとネットでいろいろ調べてみるとフェイクミート作るなら干し椎茸使う方がうまいとベジタリアンのサイトで読んだので。。。

水で戻して、軸と傘関係なしにざっくりと刻んで、塩と胡椒を強めに振って、油多めでフライパンで長い間炒めてみた。結果、結構昼間食ったシイタケに近いところまで行きました。。。以外に簡単だな。

干し椎茸は基本味わい深いのと、塩・胡椒・油と思いの外マッチする。酒のつまみにもぴったり。そして干し椎茸の中でも傘より軸のほうが繊維がしっかりしてて歯ごたえがよく、味も太くてうまい。

うーん、シイタケ。こんなにうまいと思わなかった。これはちょっといろいろ他にも料理作ってみたいですな。残念なのは干し椎茸はやっぱり普通のスーパーなどでもちょっとお値段高いこと。。。

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↑ Amazonをオーガニックで検索してたらこんなものまで出てきた。。。

シーロム界隈ソイピパットのベジタリアン屋台 Tien Sin Vegetarian Food 2013年09月24日

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もうすぐ10月でタイの菜食週間、กินเจが多分始まりますが、一足先にกินเจの黄色い旗を見ているとタイのベジ飯が食いたくなりシーロム界隈で適当なベジ飯屋台がないものかとチェックしたところこんなところがWeb検索で引っかかって来ました。

Vanishing Vegetarian: Silom Soi Convent’s Hidden Street Food À la Carte Stand | Thai Street Food and Pictures | Eating Thai Food

ああ、またeatingthaifoodのMark Wiens氏のページからの情報。。。近場にもちゃんとベジ飯屋台があったのね。

でもまあ近くとはいえソイピパット。職場のあるSilom Complexから少し南下し、ソイコンベントをサトーン方面に歩いて途中で右折してしばらく歩いた右手にある。ちょっと歩くので雨降り続きのこの天候の中、珍しく晴れたお昼間に行ってきた。


View Bangkok Eating Thai Food Map in a larger map
↑ 場所はここ。

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↑ これがソイピパット。ソイコンベントから歩いて行って、右手を眺めると、

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↑ さらに小さいソイがある。

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↑ ソイの入り口にはちゃんとเจと書かれた看板が。

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↑ 知らない人が見ると全部肉料理に見えるかもしれないけど、フェイクミートや豆腐で作られた菜食料理です。ご飯は赤米入りの玄米。

ご飯におかず二品かけてもらって40THBだったかな?お値段は普通のSilomの屋台飯価格。レストランのベジ飯よりこっちのほうが気楽でいいや。ちょっと歩くけどSilom界隈でベジ飯が食いたくなった時に良いと思われます。

ガパオフレーバーのベジタリアンソーセージ 2013年06月13日

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久しぶりに晩飯にベジタリアン用ソーセージを焼いて食いました。会社の同僚に教えてもらったタイで普通に売ってるベジタリアン食材の中で多分一番うまいプロダクトであろう、

ไส้กรอกกระเพราสปาฟู้ดส์ Veggie Spa Foods Holy Basil

であります。ベジタリアン用なので当然ながらお肉は使えず大豆プロテインを練り練りしてソーセージっぽく作ってある。さらにこれはHoly Basil、กระเพราと書いてある通り、ガパオが入ってスパイシーに作ってあるので中々おいしい。

お値段は結構高くて、スーパーのTopsでは1パック95THBもしていた。ネットで見てみても80THBぐらい。まあお高いですな。でもこのソーセージは他のベジタリアン用のフェイクミート食品よりかはスパイシーに味付けがしてあって大豆の豆臭さや味気のない練り物臭さがだいぶ抑えられている。

ただ、今書きながら冷静に考えてみると、95THBも出すなら普通の人間は肉のソーセージ買うわな。ホントに肉を食えないベジタリアンか、僕みたいにただ単純に食べたことないものを一度食ってみたい、という人しか買わないか。。。

んで、タイの食品はまだまだカロリー表示が行き渡ってないのでこの商品もカロリー表示がない。こういう食品を購入する人はカロリーとか結構気にする人が多いと思うんだけど。。。というわけで自分で計算してみます。

ソーセージのパッケージから、総重量が250gということなので、そのうちの60%が水分量だと仮定します。(ちなみに日本では水分量55%以下はドライソーセージに分類されるらしい)

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んで、パッケージの情報をいろいろ見ながらまとめていくと、、

250*(100-60)/100 = 100g

Soy Protein (โปรตีนถัวเหลือง) 60% = 60g*4kcal/g = 240kcal
Carbonhydrate (แป้งมัน) 18% = 18g*4kcal/g = 72kcal
Spices (เครื่องเทศ) 10% = 10g*4kcal/g = 40kcal
Oil (น้ำมันถัวเหลือง) 8% = 8g*9kcal/g = 72kcal
Basil (ไบกระเพรา) 4% = 4g*4kcal/g = 16kcal

Total 440kcal/1pack

という感じでしょうか。ソーセージ1本あたり110kcalとざっくり考えておけばダイエット中でも食えます。日本にいると中々ベジタリアン専門店やダイエットフードの棚ぐらいでしかこういうベジタリアン用の食材って見ないかもしれないので、タイの場合どこのスーパーでも結構売っているこういうベジタリアン用食材を試してみるのも面白いと思います。

大量のVeganメニューレシピ 2013年01月31日

Vegan Meatball Sandwich with Roasted Potatoes
“Vegan Meatball Sandwich with Roasted Potatoes” pic by mikehipp
↑ ハンバーガーでも肉を使わず。

最近もっぱら肉食への欲求が減退してきて野菜メインの食事を取っております。またVegetarianメニューの化学調味料極少(フリーとまではいかないと思う)、動物性脂肪、コレステロールフリーの胃に優しい味が気持よくてたまらずベジタリアンに転向してやろうかなという勢いでありますが、晩飯も自炊で済ますことが多々あります。

この前はVeganベジタブルグラタンを作ったり、フェイクミートを使って肉野菜炒めを作ったりしてます。ただ、今までの自炊経験以上の創意工夫と(通常の肉を使用する料理の)常識外の味の作り方をしないといけないため、レシピサイトがかかせませんな。んでネットでいろいろ探してましたが日本人のサイトでレシピが膨大なところを発見。

★ベジタリアンレシピ集★:yukiのスローな日々:So-netブログ

Vegan Gratine
↑ 作ってみたVeganグラタン

ここは凄い。凄い数のレシピ。んでさっき書いたVeganグラタンはここのレシピを参考に作ったが、全然肉なんか入れないでもOKなぐらいにうまかった。基本的にVeganってのは肉も卵も乳製品も食わない人を言い、オボベジタリアンは卵は食う人、ラクトベジタリアンは乳製品は食う人であります。西洋人のVeganってのはネットで見てる分には人間による家畜の屠殺などを否定して肉は食わないとか、毛皮は着ないという人が多そうだが、個人的にはまったくそういう思想的なものは持ちあわせておりません。ただ単純に肉食に偏りまくった食生活から野菜中心に持ってきたら体の調子がよく減量もうまく行ったからやってるだけで、昼飯にタニヤのラーメン屋で普通に肉野菜炒めとかは食っているぐらいのゆるゆる度です。

ちょっと話それましたが、上記のサイトに書いてあるメニューはVeganメニューだから乳製品も使わないのであります。代わりに豆乳を用いて作るんだが全然牛乳や肉を入れるものと遜色ない味が作れるのが凄い。チーズも乳製品だから使えない。なので豆乳にレモンや酢を混ぜてソイのカッテージチーズを作って代用したりしている。そのアイデアをWebで読んで自宅で実践というその過程がとても楽しいのであります。

Orange Cafe soi Yommarat 2013年01月18日

Android端末でベジタリアンフードのレストランを紹介するアプリがないものかと思ってたらやっぱりちゃんとあった。Happy Cowというアプリでこれはベジタリアンのコミュニティサイトのスマートフォンアプリ(iOS版のアプリもありました)。

それを見ていて見つけたシーロム/サラデーン界隈のベジレストラン。お値段もそこそこで職場近くなので昼飯ちょいと行ってみた。場所はサラデーンをシーロムからサトーン方面に歩いて行って中程、左側にお昼間近くのオフィスで働くお姉ちゃんたちがいっぱいの市場みたいな感じのフードコートがある。その手前のソイ、ヨンマラートというソイを左に入ってしばらく歩くと2つめの右に入る横道のところにこんな小さな看板がある。

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“เจ”の張り紙。タイではベジレストランの目印。右に折れて少し進むとまたこんな看板。

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わかりやすい。そしてOrange Cageの入り口。

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静かで人気がなく、さらに入り口扉のガラスに濃いスモークが貼られているので全く中が伺い知れない。写真だとその雰囲気が伝わりにくいが、「営業してるのか?」ってな雰囲気である。しかし目を凝らしてみてみると扉の中でなんやらファラン(白人)の姿がおぼろげに見えたので扉を開けると「サワディーカー」と元気に挨拶、営業中。しかし客はさっき見えたファランのおばちゃん一人と我々の2組のみ。11:40ぐらいのもろ昼飯時なのに閑散としている。「まあベジレストランってタイ人にはあまり人気無いからなあ」と思い直して飯を注文。

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↑ メニューでーす。

どのメニューも一皿100THB以下でリーズナブル。てかベジであれどタイ飯ならこれで当然って感覚かな??とりあえず僕はラープムー(豚の辛いソース、タイハーブ和え。当然フェイクミートです。)とライス、同僚はクイティアオムーデーン(焼き豚のライスヌードル。こちらも当然フェイクミート使用)を注文。

さあて、どんなのが出てきますかねーなんてのんきに待ってたんだが、これがまた中々料理が出てこない。大体こういうベジレストランってスローライフ系ののんびりな姉ちゃんや兄ちゃんがやってることも多々ありで割りとのんびりしてる店が多い。しかーしここは出てくるまで長かったなあ。一番最後に出てきた料理は実に30分ぐらいかかってた。。。

しかし、出てきたものは中々素晴らしかった。

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↑ ラープムー

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↑ クイティアオムーデーン

この、フェイクミートで作ったムーデーン凄くないかい?食うのがもったいないぐらい良く出来てる。まるで精密なジオラマを見てるかのような感覚でこの料理の再現力を堪能。こういうベジ料理って肉料理を模したものは肉を使わずどこまで肉っぽくさせるかの想像力と創意工夫の世界なんで食う前から見て楽しいんであります。お味のほうはベジと言えど味がしっかりしていて確かに本物の肉料理ほどの味の濃さはないものの、結構ちゃんと満足できる味。同僚もうまいうまいと言いながら食っていた。残念なのは量が少ないことかな。ただまあそれも食い過ぎなくてよい、という見方もあるだろうから人それぞれでしょうな。というわけでココはまた来ます。料理が出てくるまで気長に待たなくてはならないけど味は十分満足なので。

※ 2013/01/19 追記。 ちなみに営業時間が月曜日から金曜日の11:30 – 15:00までらしいです。

ちなみに関係ないですが、このへん、ハードゲイ的なマッチョスタイルなゲイが結構ウロウロしてます。。。


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Orange Cafe website