Bitcoinの学習本 2015年01月07日

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Bitcoinをいろいろ勉強していて、インターネット上でコストをぐっと押さえて簡単に送金ができるシステムみたいな感じのことはすぐにわかるんだが、具体的にどのようなシステムで動いているのかよくわからない。ブロックチェーン?どういう情報が載っている?ハッシュ?不可逆圧縮?どういう理屈で成り立っていてその上でどういうことすると問題が出やすいか?リスクが高いのか?なんてことをわかりたい人向けの本を。

こちらはBitcoinという技術で何が出来るのかをまとめた本。80円と非常にお安く、その分文章量は少なめで簡単にさっと読める。どういった性質のもので何が出来るのかはこれで把握出来るんじゃないかと思います。ただ、動作ロジックまではわからない。

その次に読むのにいい本。個人的にはこの本を薦めたい。僕らみたいなある程度インターネットの技術とかがわかる人間ならこの本でその仕組を勉強してどういうロジック、そしてリスクがあるのかを考える。一番最初にBitcoinを触り始めた際にWalletをインストールしてBitcoinの残金データがWalletに何か実データとして保持されているのか
それともデータはインターネットの向こう側でログインアカウントか秘密鍵かを持っていたら端末自体は紛失などしても残額は失わないで済むのか?とかそのへんがウェブの解説をちょこちょこ読んでるだけではまったく理解できなかった。

その辺はこの本を読むことでロジックを理解し、残額の紛失に備えてのバックアップだとか、盗難(これもロジックがわかると、「秘密鍵が第三者に知られて、別のアドレスにBitcoinが勝手に送金されてしまう」ことを意味するのがわかる)に対するセキュリティ対策などを自分の頭で考えていくことができるようになる良書だと思います。実際に数字などは使わずにうまく解説されてますが、やっぱり読み進めて行く上ではコンピュータって何?とかインターネットの基本原理とかは一応わかってないとちょっと読み進めるのは時間がかかるかな?後は公開鍵暗号のWikiページを何回も参照しながら読んでいけば原理は理解できるのではないかと思います。500円とお安いし、Bitcoinの面白い動作原理を学ぶのに最適だと思います。ちなみに上と下は両方共同じ著者です。

正月はこのへんの本を読み、実際にWalletをインストールしてTradeサイトで日本円でBTCを買い、さらにはGPUを買って暗号通貨の採掘までを試して過ごしていました。

暗号通貨のマイニングマシンを用意したけど。。。 2015年01月06日

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年末年始Bitcoinについて勉強していてかなり面白く、とりあえず自分も一度暗号通貨のマイニングをしてみたいと思った。とりあえず、二年前に組んで放置されていた自作LGA1155 Core_i5、RAM16GBの自作マシンがあったので6600THBでmsiのRadeon R9 270XのGPUを追加購入して組んでみた。

他のマイニングユーザーのサイトを見てみると発熱量がかなりあるらしくみんなケースから取り外して使用しているので8年前に買ったミドルタワーのケースもホコリだらけで汚れていたし、それは捨て去って同じような構成にして回してみる。

ちなみに今までの人生、セガサターン以降ゲームとは無縁の生活だったのでグラフィックボード自体を買うことも今回生まれて初めて。最初マイニング系のサイトを見ていてAMD RadeonとかNVIDIA GeForceとか言われても何のことかさっぱりわからなかったが、パンティップ・プラザで購入するGPUを色々物色してるうちに覚えた。

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とりあえず起動中の消費電力を抑えるため起動ディスクはUSBメモリ。ここにScrypt系のコインを採掘する際にはBAMTを入れて、それ以外のコインを採掘する際にはPiMPを入れて稼働させている。別にPiMPでもScrypt系は掘れるけどPiMPはまだあまりパフォーマンス・チューニングしてないんでBAMTを使ったほうがパフォーマンスよく掘れる。BAMTでScrypt掘ってると485KH/s、PiMPだと450KH/sが平均になる。

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↑ こいつの電源ユニットが死に、

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↑ これに入れ替わった。おかげでファンの音は静かになった。。。

と485KH/sで回し始めた途端にマシンが急停止。電源を入れようにもうんともすんとも言わない。結局いろいろ切り分けを試みながら電源ユニットを新しいものに入れ替えたら動き出した。電源ユニットが死んだ模様。なんかチューニングしたことで変な負荷がかかって電源ユニットが死んだ?しかしアプリのConfigで電源ユニットが死ぬというのも聞いたことがないし。。。まあそれ以降は何もなく動き続けているので問題ないのでしょう。単純に2年ほど経っている電源ユニットなので寿命だったということでしょうか。

しかし、やってみてようわかりますが今更暗号通貨のマイニングなんて始めてももう儲からないですな。また基準通貨になってるBitcoin対USDのレートが上がれば儲かるかもしれませんが、それでも参加者も増えてるので掘れるコインの量なんて微々たるもの。1日掘ってて掘り出せるのが0.01USDとか。タイでだって明らかに電気代のほうが高いぜ。というわけでだんだんと掘ってる目的が2014年の頭から雨後の筍のごとくアホほど種類の出回ってる亜種暗号通貨のコレクションとなっております。ただしいくら集めようがこちらの都合ではなく暗号通貨のシステムでブロックチェーンが維持されなくなったら即貯めた暗号通貨はビットの海の追憶と化すのであります。またまた無駄なことをしてるなあという感が満載です。

Bitcoinを始めとする仮想通貨を扱い始めました 2014年12月29日

Bitcoin Wallpaper (2560x1600)
“Bitcoin Wallpaper (2560×1600) by Jason Benjamin, on Flickr”

今日、このブログの各記事のフッターにBitcoin/Litecoin/Dogecoinのチップボタンを追加しました。ずっと前からBitcoinには手を出してみたかったけど暗号化とP2Pという技術を使っていて傍目からはどうも内容が難しそうに見えた仮想通貨ですが、実際にコインを持ってみるとすぐに大体の原理が見えてきて扱いもわかってきた感じです。要は持っているコインの所有権を移動させるには基本的には公開鍵に対応する秘密鍵が必要になり、ワレットとかは関係なく秘密鍵さえあればコインの所有権の移動が出来て、人にコインを上げたり、ものやサービスと引き換えにコインを払う(コインの所有を相手に書き換える)ことができる。

だからよく言われるセキュリティの話もこの秘密鍵の管理のことに尽きるし、その理屈が判れば後はちゃんと秘密鍵をなくさないように/盗まれないようにしてればよい。細かい話はキリがないが大枠は多分こんな認識で大丈夫なはず。。。もし間違ってたらどなたかご指導ください。。。

以下僕の口座番号にあたる各通貨のアドレスです。ここに微量でもチップなどでコインが届くと非常にホコホコした気分になれます。

Bitcoin:
3ANEaySJjS97cJfxVxLrqb1aniD6u23JjC

Litecoin:
LgTafjFsASmfVfWtn2D774fwW8ZAFm25Py

Dogecoin:
DD6UB4uTDHMhN7RR6XfbQUqD2dpSsS3a35

基本的に記事の下のTIPボタンに設定してるアドレスと一緒です。「とりあえず仮想通貨触ってみたくて手に入れてみたけど使い道ないわ!」って人はよければ僕とコインのやりとりをしてみせんか?Bitcoinは結構価格高騰してて遊びでやりとりするにはツライかもしれないけど、まだまだネット内でのゲームポイントぐらいの価値しかないLitecoinやDogecoinあたりだと気楽に出来ていいんじゃないでしょうか。

昨日から買ったはいいけど仕事のないXiaomiのmi3にDogecoinのMinerプログラムをインストールしてずっとDogecoinの採掘作業をさせてますが、一晩経っても1Dogecoinも採掘出来ていない。。。ちなみに現状のDogecoinのリアル通貨とのレートは 10,000 Doge = USD $1.79 ぐらいです。。。

次は余ってるIntel i5だったかのデスクトップPCにCentOSインストールしてどれぐらい採掘できるものかテストしてみます。。。

↑ 実際に触りながらこちらの本などを読むとだいたいの原理はわかるんじゃないでしょうか。

怪しそうだけど持っておきたいBitcoin 2013年04月13日

Vires In Numeris
“Vires In Numeris” photo by zcopley

つい最近のキプロスの金融、税金の問題でBitcoinなるものを知った。

インターネットで流通させる独自の通貨として始まってるようで、Paypalなどのいわゆる既存のお金をインターネット上でやりとりするサービスではなく、名前のまんまのBitcoinという独自単位を持っている。

一つの通貨なんで当然既存の通貨との交換レートも設定されている。これがまた変動制で、キプロスの金融問題の際に預金を凍結されて他の国に持ち出しができなくなってこのBitcoinに変えて難を逃れようと需要が高まり価格が跳ね上がったようだ。

「分散型電子通貨」への関心、金融不安で急上昇 « WIRED.jp

このBitcoinのシステムはピアツーピアのシステムで稼働しているようで単体の管理団体といったものがない模様。まだ、その技術のロジックを納得行くまでちゃんと勉強してないんだが、最近、ビットコインを販売してる業者がハッキングにあったりしてビットコインのレートがダダ下がりしたりとかなり怪しい雰囲気にも満ちている。

「Bitcoinバブル」が崩壊、6時間で価値が半分に « WIRED.jp

ただ、インターネットで独自の通貨を作ってしまうというその発想が面白くてたまらないし、これこそインターネットがあってこそのロマンがある。そもそも通貨なんてものは国家の根幹でどの国に関してもお金に関する法律、金融に関する法律なんてのはガチガチにホールドされているし、資本主義の世の中でココが不安定になると金持ちも貧乏人も一緒に奈落の底に落ちていきます。

だから新しい通貨ということで、これからどうなっていくかとても楽しみであり、ちょっとタイバーツから幾分かはこれからのBitcoinの行く末を期待する意味でも両替してBitcoin貯金をしておこうかと考えております。

そのBitcoin、コンピューターのリソースをBitcoinのシステムに提供してBitcoinを稼ぐことも出来るという。プログラムを動かして演算処理をさせてその結果に応じてBitcoinが支払われるらしいが、適当なノートPCレベルでやった場合24hx31dで稼働させても日本円で10円ぐらいにしかならない。電気代で足が出るがな。。

まあ、そんな感じだから技術屋さん達はごついGPUを積んだ超絶パフォーマンスマシンを作って絶えずCPUファンを回し続けながらBitcoinを稼いだり、ウィルスみたいなプログラム作って作成者のアカウントで他人のマシンのリソースを勝手に使ってBitCoinを稼いだりしてる奴がいるらしい。

見ていると雰囲気が90年代のインターネットの様子そのままで、その怪しさが実に懐かしい。そうそう、昔のインターネットもこんな怪しさの中から徐々に整備されていって今みたいになくてはならない社会基盤になっていったんだよなあ!と独り物思いに耽るのであります。

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↑ ニュースグループでエロ画像どかどか落としたり、bekkoameのアングラサイトばっか見てた頃。。。

ウェブの世界でグーグル、人間関係をオンライン上に持ち込んでその情報網をがっちり抑えたfacebook、電話の世界のskypeなどなどいろいろあるけど、インターネットの創世(一般公開)から約20年、まだまだインターネットを基盤にしたビッグバンは起こると思ってるけど、ネット上に流通する独自通貨というのは遅かれ早かれ絶対に確立されていく気がするし、近い将来、国に依存しないネットマネーを獲得しあって国家間で戦争が起こったりなんてこともあるんじゃないかとも考えたりしています。

個人的にはネットマネーは熱いと思っております。僕は期待を込めていくらか買いますが、市場の成長過程でBitcoinが潰れて他のシステムが天下を取ってしまう事も考えられます。。非常に危険だとは思います。。が、!やっぱ面白いので買うのだ!!