バンコクの昔の映像 2014年09月05日

週末のYouTube巡回にていくつかバンコクの昔の映像が。

僕がタイに初めて足を踏み入れたのは8年前でありまして当然のことながらこれらの時代のバンコクについては僕は知らないので興味津々であります。

2013年にアップされた映像で45年前と書かれているから撮影は1968年ということか。さすがに王宮やワット・アルンの周辺は時代が変わっても景色はあんまり変わらんね。それ以外の街中の映像もどの辺が映っているのか皆目検討がつかない。。なんか素人が撮った映像ではなくてなんかの企画で計画的に撮られた映像ですな。割りかしバンコクの綺麗な面だけ撮ってある感じ。TOYOTAもこの時代から工場があったのか。確かに昔のバンコクは水辺の映像が多いような気がします。

こちらは10年ほど経って1977年の映像。こっちの映像のほうがプライベートな感じですな。こちらも水辺の映像が多い。フアランポーンの国鉄駅は佇まいが今と変わらないからわかりやすくていい。

こちらはタイ仏暦2480年と書かれているので西暦では1937年か。戦前だ。これもフアランポーンから始まる。やっぱ昔のバンコクはフアランポーンからヤワラートあたりが中心地だったんですなー。

こんなのもあった。ヤーバーとかヘロインなど一昔前のドラッグが溢れていた頃のタイの映像か。ちょうど今クンサーの本を読んでいてゴールデントライアングやタイの北部のドラッグ戦争の話を読んでいる。中国国民党残党、タイ軍、ミャンマー政府、ミャンマー共産党やらケシをめぐってのくんずほぐれつの誰が何をやっていて、何が正義なのかもよくわからない混迷の世界ですな。仁義なき戦いの世界のスケールがちょっと大きくなったようなものか。

国という組織も適当に大義名分はつけているが、国際的に麻薬の利権取り合ってる巨大なマフィアですな。

話がちょっと外れましたが僕の知らない昔のタイ。昔の映像を見て楽しめる自分のホームタウンは大阪、東京、バンコクの三都市となってます。これからまた先に増えていくのだろうか??

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男はつらいよ テレビドラマ版最終回 2014年09月02日

前々から男はつらいよが映画でヒットする以前のテレビドラマで放送されたものがYouTubeにあがっているのは知っていたが、なんでか見ていなかった。今日改めて見てみたんだが何気に面白いもんですな。

テレビドラマ版の最終回ということで寅さんの実家のとらやはおいちゃん・おばちゃんが隠居するのに人に売り渡してその後、喫茶店になるし、さくらは長山藍子だし、おばちゃんはじめ博も映画版とは役者が違う。でもその割に映画2作目に出てきた坪内散歩先生や、娘の佐藤オリエはそのまま。

テレビドラマ版の寅さんは若いからかしゃべりも勢いがあって、よりやくざもの的な雰囲気が強くて、これが映画になるとしゃべりが逆に演劇的なデフォルメしたような感じが強い。南の島でハブに噛まれて死んだ寅さん、という設定はずっと前から知っていたが、まさか佐藤蛾次郎の口から語られて物語が〆られていくとは。。やっとこれをちゃんと見ることができた。

ただ、残念ながら男はつらいよシリーズの中で1番好きな役者さんである森川信の出番が非常に少なく、ほとんどしゃべっていない。しかも世の中にこのテレビドラマ版って第一回放送分と最終回しか原版が残ってないらしく、じゃあ森川信みたさに第一回も見てみたら、なんかYouTubeに上がってる第一回分は著作権のうんぬんかんぬんで
音声がミュートされていて聴くことができない。。。なんだこりゃな動画。

というわけでこの第一回分と最終回を収めたDVDが出ているみたいだからそっち買ってみるかな。

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望遠圧縮効果が見事な映像 2014年05月23日

Nikon Lens Collection
“Nikon Lens Collection” photo by Phil Holker

最近連日カメラネタを投下しておりますが、カメラやレンズの特性を勉強してると、当然ながらyoutuberが一眼レフを動画撮影に使っているように動画や映画に関してもレンズを介して収められているわけだから、そのテクニックは動画、映画になるともっと動きをもって体感できる。

そして僕が中学生の頃から大好きな5本の指にも入る日本映画、「逆噴射家族」。これに非常に印象に残るシーンがある。

こちらの51秒から1分3秒ぐらいまでのシーン、小林克也演じる”お父さん”が思いつめ過ぎてググっと向こうの方へ逝ってしまう瞬間を遠近を非常に気持ち悪く使って窓の外の景色が迫ってくるような逼迫感のある映像を演出していた。「これ、どうやって撮ってるんだろう??」とずっと子供の時から思っていたが、なんとなく氷解。

多分これ、超望遠レンズで最初一番広角から撮り始め、カメラはレールで後ろに後ろに引きながら、小林克也の姿が画面内で同じサイズに映るように後ろへの移動とともにズームしていって、そのズーム効果に合わせてどんどん周りの景色が圧縮されて気持ち悪い映像となるのだろう。

ちょうどデイリーポータルで望遠の圧縮効果の解説をわかりやすくしてくれております。

@nifty:デイリーポータルZ:望遠レンズで電柱を撮るとすごい
↑ 非常に簡潔にわかりやすく書いてくれてるんですが、その後の電柱の写真のほうは正直あまり読む必要もないのかも。。。

ちょうどアヒルの乗り物の写真の2枚めの状態から1枚めの状態にムービーで移動しながら撮っているようなもんなんでしょう。こういうのって映画の撮影テクニックでは別に珍しくともなんともないものなのかもしれませんが、初めて知る僕にとっては目から鱗。大学の時に映画撮るサークルに居たにもかかわらずこういうことを全然知らない。いやー、それでも改めてカメラって結構面白いですな。

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AR.Drone? DJI Phantom? 2014年05月17日


↑ こちらDJI Phantomの映像。めちゃ気持ちいい映像ですな。え?これ?くぐるの?くぐるのか??と心の中で期待しながら見る映像。

先の記事で紹介したカメラ付きQuad Copterですが、僕の買ったのは2400THB、大体日本円にして7500円ぐらいの安い奴なんでカメラが付いているとは言っても画像は荒く、マイクもプロペラノイズを拾いまくり、ジャイロを積んでいてちゃんと機体をいつでも水平に保ってはくれるものの、AR.DroneやDJI Phantomみたいにプロポから手を話したら定点ホバリングをしてくれるものでもなく、そのまま綺麗に墜落してくれます。

そもそも値段が高いのでちゃんと調べてなかったが、AR.Droneなんかは下方向と前方向の2つもカメラが付いていて無線LANのAdHoc通信なんだろうけどiPhone/iPadのディスプレイに映像を転送してくれるとのこと。すげえ!そして操作アプリから手を話してもホバリングしてくれるのがちょっと操作時の気持ちを和らげてくれますな。うちの安物Quad Copterは操縦し始めたら気が抜けません。。。

DJI Phantomは無線LANではなく専用プロポで電波の届く範囲が1000mぐらいまでイケるらしく、高層ビルを見下ろすようなサンプル映像が上がっていたが、実際のユーザが撮っている映像でこの白浜の奴はなかなか感動的ですな。

AR.Droneって無線LANで通信するということは無線LANの電波の届く範囲でしかコントロールできず、すぐに電波が途切れてアンコントローラブルになるんじゃないかと思っていたが、やっぱりそんな映像もありました。

ただ、最新のものでBebop Droneなるものが出ているみたいで専用プロポ(でも飛行画像受信は相変わらずスマホ)で2kmまで操縦可能らしい(無線LANで飛行画像受診するなら2kmギリギリまで飛ばして到底映像が見れるとは思わない。。)。しかもヘッドセットまで出るらしい。これ、普通に飛行してる時はいいだろうけど墜落する瞬間を見てたりするとトラウマになりそうな気がするな。。。それでもそのトラウマを一度体験してみたい気もします。。。面白そう。。。

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Quad Copter “Top Selling X6” で初飛行 2014年05月16日

Quad Copter

今日電話とカメラを見にMBKに出向いて行ったらラジコン屋があってそこに流行りのQuad Copterが置いてあった。興味津々でいろいろ尋ねてたらカメラ搭載で安いのがあるという、それが上の”Top Selling X6″というモデル。これ、最初は”Top Sailing X6″なのかと思ってたが、Sellingってどういう意味なんだろ? “よう売れてまっせ X6″なんかな?ケッタイな名前だ。

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全長は15cmぐらいで非常にコンパクトでこれならいろんなところに簡単に持っていける。今月の頭に行ったパーテーム国立公園の断崖絶壁とか飛ばして撮影してみたかったけど、多分すぐに崖下の森の中に墜落して回収不可能になりそうな気がする。。。ラジコン屋のインド人はめちゃ安定した操縦をしていたが、中々そうは行かないだろう。

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プロポ。電波の有効範囲は100mとのこと。左でプロペラの回転の調節とヘリの転回の制御、右で前後左右の水平移動を操作する。スティックの周りのボタンはスティックをニュートラルにした状態で上昇したら勝手に移動しないようにキャリブレーション(て言うのであってる?)を調節するためのもの。作りはモロ中華で安っぽいが、ちゃんと使える。AAAx4本で稼働。

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ハメ込み式のブレードガード(別売品、1個150THB)、バッテリー(1個は付属品、1個は追加購入200THB)、充電USBケーブル(なんとUSBから直結)。

本体1900THB、ブレードガードx2=300THB、追加バッテリー1個200THBで全部で2400THBでした。買う時にいろいろ悩んでたらちゃんとカメラで撮影した映像のサンプル見せてくれたり同じ機種で遊ばせてくれたりで結構和気あいあいとしながら購入。

Quad Copter

カメラはこういうふうに付いている。

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カメラの反対側、おしり側にはバッテリーを入れるスペースとSDカードを入れるスペース。バッテリーとSDを入れてコネクタを繋ぎ、動画撮影スイッチを押して準備完了。ただ、バッテリー格納スペースにツメなどがなく、ヘリが落下するなどの強い衝撃があった際にバッテリが後ろ側へずってくることがあり、そうなると重心がずれて、プロポのスティックをニュートラルにしてても後退するようなことがあったのでとりあえず厚紙挟んで入れてます。


↑ ちょっと音でかいです。。。

バッテリー1回フル充電で約10分の飛行が可能でそれを4,5回繰り返してやっとこんな感じ。やっぱり操作はそれほど簡単ではないですな。ただ、自然の中で、草原みたいなところで飛ばす分には大きく問題はないでしょうな。来週彼女とペチャブンに1泊のミニ旅行に出るのでその際に持って行って飛ばしてみようかと思ってます。。。