Ultravoxがなんとニューアルバムをリリースした。大学の頃はいろいろとジャーマンロックとか聞いていてその流れでコニープランクプロデュースというふれこみからUltravoxのVienna、Astradyneなんかを聞いて硬質のエレクトロにシビレて、さらにはその後もっともっとソリッドなジョンフォックス時代の”Systems of Romance”(こちらもコニープランクプロデュース)を聞いて失禁寸前。特に”Systems of Romance”はほんとにかなりのヘビーローテーションだった。
↑ Vienna、Astradyne。
そんなUltravoxのリーダー格、ジョンフォックスが抜けて売れ出した頃、ミッジユーロがいた頃のメンバー構成で2012年の6月にニュー・アルバムをリリースしたとのこと。早速聞いてみると、これがかなりのユーロメロディ&アナログシンセトーンで昔のUltravoxを思い出させる音構成でエエカンジ。ネットでの評判も高いようで。
ただなんか今回のアルバム、ギターの音が小さいね。Ultravoxってビコビコしたアナログシンセの音とエッジの立ったエレキギターの音の絡みがとても印象的なバンドだったからこうしたエッジのある音がなりを潜めているのが若干残念。Viennaの”New Europeans”もSystems of Romanceの”Slow Motion”なんかでもシンセはともかく結構ギターの音が大きくフィーチャーされてるんであります。まあ、Ultravoxの面々も年を取るということか。年を重ねて自然とそういう角が取れてきているんでしょうか。ロックミュージシャンの老後に関しても人生いろいろ。
Brilliant Ultravox EMI Import 2012-05-28 |