Barracudaを食う 2012年05月04日

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先日の釣行で、皆船酔いでゴロ寝している間、舟の乗員がいそいそとBarracuda(カマス)を釣る準備をしていた。仕掛けなど全部おっちゃんたちが準備してくれてて、最後掛かってから釣り上げるまでだったけどとりあえず釣らしてもらった。でも一応どんな仕掛けで釣ってるのかは理解できた。そんな中での釣果はこんな感じ。

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なんとドットの青色が奇麗なエイが2匹も釣れている。どちらも40cmぐらいあるしっかりしたサイズのエイ。しっぽの針に毒があるのは知っていて、さらにこんな記事を読んでいたのでエイは触りたくなかった。。。

エイに手を刺された男性の手の症状(閲覧注意):ザイーガ

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これがBarracudaのアップ。鋭い犬歯が怖い。かなり獰猛で人を襲うこともあるらしく、一部にはサメよりも恐ろしいと言われているらしい。確かに釣り上げた時、おっちゃんが角材で頭ぶったたいて〆ていた。暴れられるとやっかいなんだろう。

一番大きいのは1mぐらいのサイズ。最終的にこの1mのBarracudaを持ち帰ることに。魚釣りに参加したクセに「どうせ大して釣れないだろう」とタカを括っていたためクーラーがない。しょうがないので大きめのスーパーの袋にこの1mのBarracudaをつめて、氷もなしで持ち帰った。

そして自宅についてから魚を裁く。

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魚がでかすぎて台所で取り回しがきかず、ウロコとる前にまず頭落としてワタを抜き、長さを3等分にぶった切る。重い中華包丁で骨ごとバッキリ切断。重労働。さらにウロコ取りも飛び散りまくるのでベランダに出てバリバリやる。取り終わったウロコの量もすごかった。台所は落とした頭とワタでまるでスプラッター映画のよう。マグロさばいてる人はこういうの毎日見てるのね。

自宅でスプラッター写真(念のためリンクで。見たい人だけクリックしてください)

そして晩飯はこの魚でトムヤムプラー(魚のトムヤム)を作った。が、なんか匂いがする。自分が釣り上げた魚なんて料理が多少荒くたって新鮮な分、大概はうまいもんだと思い込んでいたが意外とそうでもないんだね。朝3時とか4時に釣って、その後朝8時半に帰港するまで冷蔵庫、その後2時間半ぐらいの帰宅途中はスーパーの袋、その後すぐにおろしてワタを取り除いておいたが、これぐらいで臭くなるんだろうか?それとも元々臭い?

ちょっとネットで調べてみたら味うんぬんよりも、熱帯のカマスはシガテラ毒に気をつけろみたいな記事が目についてちょっとびっくり。この毒素は熱で処理しきれないから毒素を持ってる個体を食うと必ず毒にやられるみたい。ただ、食ってみての感想は、多分タイ湾のBarracudaは大丈夫でしょう。地元の人もまったく気にせず食ってるし。

次の日はちょっと反省して切り身をナンプラーに30分ほど浸し、素揚げにして食いました。ナンプラーの塩気と油でほとんど魚の匂いは気にならないぐらいになり、結構おいしくなりました。まだまだ魚の身は残ってるので次はどんなメニューにしようかと思案中でございます。