しゃべりながら議事取って。。 2012年02月21日

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仕事で打ち合わせを行っても極力紙でメモをとりたくないのであります。

一回紙を使い出すとどんどんメモ用紙(ミスプリント用紙の再利用A4サイズ)がたまっていき、毎回外出時に持って行く羽目になり、かさばったり、重かったりするからだ。

整理すればいいんだろうけど、性格的にメモをとった内容を整理して書き直すということがめんどくさくてできない。ていうか整理のためだけに時間を使うのがもったいない。なのでやっぱりPCでテキストファイルに議事なりメモなりをがんがんとってそれを特定のフォルダに保存していくのが一番かさばらなくていい。整理せずとも、必要な時に検索でキーワード入れればだいたい欲しいメモが出てくるので使い勝手はそれで問題ない。

しかし、今までまったくうまく活用できていない。以下のような問題点が。

1. 紙にも共通するが、PCの場合、自分が考えてしゃべらなければならない時になるとそっちに集中するがあまり、手がとまりまったくメモがとれていない。

2. 紙のメモの場合、記録物の内容が紙面に表示されているため、内容を見ながらすべてのメモを確認できるが、PCの場合、一覧はファイル名になってしまうので、よほど注意してファイル名をつけないとPCでメモをとったことすら忘れてしまうことが多い。

2.の場合、最近はMac OSXやWindows7ならファイルの内容のプレビューがエクスプローラなどについているのでだいぶ改善されたけど、問題は1.のほうである。これは非常に悩ましく、コンピュータのようにマルチタスクがやりにくい僕の脳ではしゃべるほうにCPUの大部分が使われてしまう。と思ってたら、先に読んだ佐々木俊尚氏の「仕事するならオフィスはいらない」で、

「私が強力にお勧めしているのは、前にも書いたように、すべてのメモをノートパソコンのキーボードから、リアルタイムに入力してしまうことです。私はすでに10年近く、このスタイルでインタビュー取材を続けています。最初のころは相手のしゃべっているスピードに追いつかないことがあったり、キーボードを叩くことに気持ちがとらわれてしまって、相手の話を聞くのがおろそかになってしまったこともありました。しかし現在では普通の話し方をする人であれば、ほぼリアルタイムで入力できるようになっています。習熟スピードは人によっても違うのでしょうが、タッチタイプをすでに覚えている人であれば、数ヶ月もあればごく普通にリアルタイム入力ができるようになります。このリアルタイム入力の最大のメリットは、完全に自分のものにすると、指と頭がまったく別に動いてくれるようになってくれることです。」

と書いてあった。ちゃんと実現してる人は居る。ていうかこのレベルのタイピングを僕が働いているIT業界の人間でさえ出来る人間はほぼ10年働いてきて一人も見たことはない。なので本当にできるのかと思っていたが、人間やれば出来るようである。数ヶ月でできるようになるんじゃないの?というのが
佐々木俊尚先生のご意見であります。

今まで手で文章を入力する分のCPU使用率と頭でしゃべることを考えるCPU使用率をうまく共存させないといけないと考えていたが、どうも違うようで、上記の書かれ方を見ていると手での入力は頭のCPUは使わないものらしい。言わば手に入力専用に使うCPUが着いてて聞いた文章は頭に入れずにそのまま手のCPUで文章化する、というような印象。身につけるには。。。。タッチタイプはできるので、練習ですな。

多分、人との会話の際にPCを持ってって、会話内容をそのままタイプするようにやってればいつの間にかできるようになった。。。とうまく行けばいいのだが。

がんばります。

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佐々木 俊尚

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