↑ 壮大なるカンボジアの大地。パーモーイデーンから。
さあ、このポストのタイトルに書かれている日付と少々ずれますが、2012年01月02日に念願のカオプラウィハーンに行って参りました。
というのも、ここ数年政情不安から、カオプラウィハーンの領地問題をめぐってタイ、カンボジア両国の関係が悪化しておりました。そして、実際にカオプラウィハーンにカンボジア側からも砲弾が撃ち込まれただの物騒な話が続き、どう考えても行ける状況ではないと思われていましたが、タイでは2011年の総選挙で親タクシン派政権がまた誕生してからカオプラウィハーン問題は急激に収束の様相を見せ始めたのであります。今の時期なら行けるのかも?と思いつつちょっと足を伸ばしてみようと考えてたわけです。
しかし、念には念を入れて、昨晩ウボンのホテルで従業員に観光ができるかどうかを訪ねてみたら、2人に尋ねて2人ともOK。じゃあ行こうじゃないのと意気揚々で朝10時ぐらいから出発しました。
直接ウボンから南下してเดชอุดมデートウドムを経由、そのまま西に向かって国道24号線近くの街、กันทรลักษ์カンタララックへ。カンタタラックの7-11でも聞いてみたが「カオプラウィハーン?行けまっせ!」と言ってくれた。
勇んで車を走らせていたが、ふと気づくとカオプラウィハーン周辺はDTACのモバイルのシグナルも届かないみたい。。
そして6km手前のゲートで入場料が徴収される。タイ人20THB、外国人100THB。チケットは一度車から降りて買いに行かなければならない。この際、タイ人の友人が同乗の際にはその友達に行ってもらうようにお願いするのがよい。うちの彼女がチケット買いに行ったら、「何人ですか?」「2人です」「はい40THB。」という風に何も聞かれずタイ人価格だったのでこのようにすればよいと思う。100THBを20THBへケチるのがセコいと思われるかもしれないが、そもそもなぜ外国人料金が設定されているのかもよくわからんので僕の独断的によしとするのであります。あ、あと、実際には車で来た場合には駐車料金がプラス30THBかかります。
その際に説明される。「今はパーモーイデーンしか行けません。本堂は既にカンボジア領なので行けないですよ。」とのこと。それでもここまで来たんだ。入らんでか。
駐車場に車を置いて、パーモーイデーンまでの石段をあがっていく。。。
この景色だ。見下ろすは断崖絶壁。その下に広がるのはカンボジアの大地。この辺を走るとよくわかる。。。タイがフランスにラオスを割譲した時の国境線はメコン川、カンボジアの場合はこの山が国境線になっていたんだ。来てみるとよくわかる。
そしてパーモーイデーンからカオプラウィハーン本堂を望む。
もっともっと歩いて行くが。。。
本堂のちょっと手前でゲートがクローズされていて先に進めない。。。このゲートのところにちょうど川があり、手前はタイの兵士、向こうはカンボジアの兵士が立っている。そのさらに向こうには白人がわらわら。なんで??こっちから行けないのに。。。彼女がタイの兵士に聞いてみると
「彼らはチョンチョームから来ている。でもタイ人は向こう側は入れないよ。」
チョンチョームというのはタイとカンボジアの国境の街。カンボジア国境線内のタイ人向けカジノがあるぐらしか話はなさそうだが、多分、チョンチョームからカンボジア側の道を抜けてカオプラウィハーンへのパッケージツアーをやってる業者などが居るんだろう。。。遺跡なんかほとんど興味はないが、行けないとなると行ってみたいのが人情というものではないか。次回はカンボジア側から挑戦してやろうと思いつつもその景色にはかなり満足して退却しました。。。そして待っていたのは。。。24号線の大渋滞。。。