会社紹介ムービー on facebook 2011年10月25日

うちの会社が7月のミッドイヤーセミナー(平たく言うと会社の合宿。中長期計画などを説明するセミナーとその後の宴会がセット。タイの会社のほとんどがこういうイベントにはかなり力を入れている)で流していた会社のイメージビデオをfacebookで公開していた。

タイの会社はどこの会社も年に1回か2回はこういう合宿を催していて、その中でいろいろなイベントを企画する。会社から社員への教育のためという以上の力の入れ方で、社員のモチベーションアップという意味合いが強いらしい。社員全員が一同に介して目的を共有するということでしょうな。その後の宴会などもスタッフの力の入れ方が凄い。一応そのパーティのテーマなどが設定されているのだが、それに沿ってみんなチームごとでTシャツ作ったりで僕にはついて行けないほどハイボルテージ。こういう事を言うとまた怒られるかもしれんがちょっと学芸会的なノリも敬遠してしまうところがあってどうも斜に構えてしまう。普通に皆と一緒に飲むのは楽しい。

でも日本では今は個人主義的な考えが先行していて、こういう自分の属する共同体のイベントを皆で楽しむ、という雰囲気は薄れてしまって久しいですな。80年代ぐらいまでは日本でも「いつかはクラウン」「マイホーム」「テレビ・冷蔵庫・洗濯機(これはさすがに古いか。。)」みたいな共通のステータスを追い求めるような生活スタイルがまだあったような気がする。それが僕の記憶では90年代から急速にそれらを一転否定して個人主義、皆の追い求めるスタイルからひとつずらした個性のスタイル、オンリーワンを目指すようなスタイルが目立つようになって来たとおもう。90年代以降はそういう団体行動みたいなのがなんとなくカッコ悪い、というような雰囲気が漂っていた(僕だけ?)。。。んで、日本で80年代ぐらいまで残っていた、皆が前向きに同じ方向に向かうエナジーみたいなのをタイではまだまだ感じるのであります。

ま、それはそれとして、以前ならそういう場で流れて終わってたビデオも、今のご時世facebookがあるおかげで人事の目からしたらいいプロモーションになるんでしょうね。うちの会社のfacebookページに投稿され、社員の皆が「Like」を押してその友人関係のニュースフィードに露出して行く訳で、社員の大学の後輩などがそれを目にしてうちの会社の印象をしっかり焼き付けるわけです。ITのエンジニアの友人関係なんだからそれなりにIT関連にも興味のある人間が多かったり、年収の層で見てもほぼほぼ同じクラスの人間がつながるだろうからそういう人たちの目に集中的に触れるのであればいいピンポイントのプロモーションですな。。最初会社がなんのためにfacebookページ作ってるのかわからなかったが、考えてみると理に適っているのであります。