タイ式?ベスパのオイル交換 2023年04月04日

バンコク在住のベスパ Sprint v 150乗りな訳ですが、ベスパは2スト車なのでエンジンオイルは混合で、給油時にガソリンを入れた量の2%を量って同じくガソリンタンクに入れて最初から混合された状態を作ってやる必要があります。で、これとは別でエンジンとは隔離された空間にミッションとクラッチがあって、それを潤滑するためのミッションオイルが必要となります。

で、上の動画がお手本のオイル交換の手順です。海外のオイル交換動画を見ても日本のものを見ても、50sやET3などのスモールフレーム、はたまたPXやSprintなどのラージフレームでも一緒ですが、オイルを注入する量は注入口から溢れ出るぐらい、溢れ出るのが止まったらボルトを締めてやりましょう、ってのが決まりのようです。

が、バンコク(タイ)のショップでオイル交換をお願いするとまったく異なる。でっかいポンプで大量にオイル注入。見た感じ500mlは入ってる感じ。検索してみると注入口から溢れ出る量ってのはだいたい200ml~220mlらしい。明らかに量が多すぎる。そのショップのオイルの入れ方が間違ってるのかと思って他の店に行ってみたら他の店でも同じ。で、職人のおっちゃんに「オイル交換ってどれぐらいのオイル入れるの?」と聞いたら驚きの「500mlから550mlぐらい」とのこと。どうやらこれがタイでは普通らしい。

で、僕のベスパは盛大にオイル漏れして、相談に行ったらやっぱりオイルを入れる量はタイでは普通らしい。検索してると、注入口よりも油面が上になるように入れるとドライブシャフトのベアリングからオイルが染み出してくるなどとも言うが、それでもタイでは500mlほど入れるらしい。たしかに自分のベスパを見てもキックレバーシャフトやドライブシャフトからは漏れ出していない模様。クラッチカバー周りが一番あやしい。

で、とりいそぎクラッチカバーのゴムのガスケット+液体ガスケットをやり直してもらって、クラッチカバー上の温まって膨張したミッションケースの空気を抜く穴であるBreatherを掃除してもらったら、たしかにオイル漏れは止まったようだ。。とりいそぎ対策後1日経った時点では。

これで本当に正しいのか(といいつつタイではこれが標準的でどうやら何十年もこのやり方ぽい)もう少し様子を見てみたいと思います。。。