クラシックベスパ トラブル日記2 ベスパはシフトチェンジもワイヤーでつながっている 2023年01月04日

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↑ 現行モデルのベスパ、LXの整備でもよく行ってるチャイナタウンのベスパ修理屋にての作業風景

12月16日、午後4時ごろに客先の現場の帰り、ワイのスプリントが突然エンジンストール。ごちゃごちゃやってなんとかエンジンかかった後、渋滞の中をまだ慣れないシフトチェンジを繰り返しながら移動していたら突然左手のシフトチェンジの操作に抵抗がなくなってスカスカに。当然ギアは変えられない。。。路肩にスプリントを寄せて見てみるも工具がないので外見からは何もわからない。シフトチェンジのワイヤーが切れたか何か外れたか。。。

その日は何もやりようがなく、運良く立ち往生した界隈でピックアップトラックを手配出来たのでその荷台にスプリントを載せて帰宅。次の日の土曜日にヘッドライト外して確認してみると、ハンドル、左グリップ側のシフトチェンジワイヤの片方がステーから外れていた。

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↑ ヘッドライトを外してみると驚くほど中には何もない。。。

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↑ 外れているところを写真に取り忘れたが、これはなんとかワイヤをステーに戻したところ。奥のワイヤが外れていた。だが、手前のワイヤもステーのはまる場所とタイコのサイズが合ってなくて(摩耗してる?)スカスカ。なんかの拍子に外れそう。。

ということでなんとかラジペンで外れたワイヤーのタイコをステーに戻してとりあえず運転できるようになったらその足でチャイナタウンの修理屋へ。シフトチェンジのステーとワイヤー、それからクラッチやブレーキワイヤーもヘタってたり古そうだったら変えてくれと依頼。なんかベスパの部品とは違うのか、もしくは別のモデルの部品なのかよくわからないが変な部品が付いていたりでちゃんと換装するのに2時間ぐらいかかった。

おかげでシフトチェンジはしっかり操作できるようになった。とはいえ、ワイヤー稼働なのでワイヤーのテンションとか、伸びとか、遊びとかがあって普通の左足シフトのように少ない動きで素早くかっちりシフトチェンジは難しい。もう構造上しょうがないかというところですが。。。

とりいそぎ旧車でこのようにいきなり不具合発生という可能性もまだまだありそうなので、そういった状況が発生したときに最低限何が起こったか?応急処置が取れる?取れない?などの判断ができるように工具は車載しておかないとと思って以下は車体左のトランクルームに入れておく。

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いやー、まさに旧車トラブル。売ってる側も整備してとりいそぎ走行テストはするだろうが、ガンガンにエンジン温めた後の高速走行テストとかいろいろ売る側だけでできるテストも限られるだろうから、買ってからひとしきりトラブルを炙り出す期間、費用が旧車には必要なんですなあ、と実感した次第。

でもこれもまだ序の口でまだまだトラブるのでした。。。