HONDA PCX155 2021年モデル、給油口が開きにくい件について 2021年11月03日

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新車購入当初はめちゃくちゃお気に入りだったHONDAのPCX155 2021年モデルですが、しばらく乗ってるうちにいろいろわかってきました。このPCX、日本でも絶賛されてるが、やっぱりいろいろと問題個所もあるなあと。個人的に一番デカい問題はタイヤのふんばりが効かず、特に雨天だけどちょっとブレーキかけただけで前輪がロックしてしまい転倒。これが2回あった。そして先日路面に砂が浮いていたものの同じく前輪ロックで3回めの転倒。今まで25年ぐらいバイク乗ってきたけど、こんなにコケるバイクは初めて。まあ、タイヤの踏ん張りが効かないのか、逆にめちゃくちゃブレーキが効きすぎるからタイヤがロックするのか、空気圧を変えたり、ブレーキレバーを調整して握り始めからブレーキが利くポイントを変えたりとか、左右同じように握っても後輪ブレーキから利くように調整したり、今はいろいろテストしてます。死ななきゃいいけど。

で、もうひとつ問題なのが、タイ人のFacebookグループでも頻繁に議論されてるガソリンの給油口が開かなくなる件。自分のPCXも発生。購入してから3か月ぐらいから開かなくなりました。もう最初のうちはガススタに入っても開かないからパニクったり、ガススタの店員が定規持ってきてくれてこじ開けたりしてました。一番上の写真はスマホリングを給油口の蓋に取り付けて開かない場合にリングで引っ張り上げようと考えてましたが、給油口蓋がゆるやかな曲面でうまく張れず断念。

結局以外と簡単に家の鍵などでこじ開けられることが判明。

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これだけ。重要なのは給油口の蓋の横のスペースに鍵をこじ入れること。下の隙間に入れようとしてもスペースが狭くてうまく入らない。こじ入れたら鍵の先で蓋を押し上げるようにクリっとひねると簡単に開きます。まあ、この鍵をこじ入れるところがすぐに傷だらけになりそうですが。。。

今はまだ未テストですが、開閉のフックが引っかかっている部分にシリコンオイルなどを塗るという方法もあるかもしれない。今度の週末にでも試してみます。。。

インクジェットプリンタ改造:CISS化 2015年12月23日

CISS - Day 304 of Project 365

前回書いていたインクジェットプリンタのお話。

その後いろいろ調べていくとインクジェットプリンタをタンク式にする方法をCISS(Continuous Ink Supply System):連続インク供給システム、というらしい。

純正カートリッジとほぼ同等品質に印刷できるというのがわかって以降、結構興味を持っていろいろ調べていたが、慣れれば自分でも自作できそうでCISSの自作キットを買って、インク切れとともに自宅の片隅に眠っているHPのD1660をCISS化してみたい欲が出て来てしまって困っている。こんなことしたってすでにもう自宅には複合機でちゃんと使えるカラープリンタがあるのだ。

それでもやってみたい。面白いのはまずこのインディーな改造後のデザインである。

ジャンクで安っぽくインディーな絵面がそそる。ちょっと前までは単純に安物買いの銭失いパターンだと思ってまともに見てなかったが、このインディーな雰囲気とタンク+水ものというのが改造衝動をそそる。

価格も安い。この改造キットが3,000円から6,000円ぐらいで手に入る。しかもほとんどのメーカーのインクジェットプリンタに対応している。Canon、hpあたりはカートリッジがプリンタヘッドにマウントされて可動式になっているようで、実に大きなタンクを本体の横に置いて黒・青・黃・赤の四本のチューブが中途半端に閉め切れない本体ボディの隙間から入院患者の点滴かもしくは人造人間のケーブルのように繋がっている。

メーカー側もプリンタ本体を安くで提供してるのにこんな方式で純正インクの購入を回避する方法が広まると困ると思ったのかインクカートリッジにICチップを付け、インク切れを検出させてアラームを出したカートリッジはインクの補充をしても印刷できないような仕様にしてしまった。

しかし、これはちょっといやらしい仕様で、改造などをやりたくない、技術がない人は純正品使えばいいと思うが、創意工夫でサードパーティのインクを補充して使えるようにした人の分までその道を塞いでしまうのはどうなんだろう??

とはいえそこはイタチごっこで、CISSキットを制作してる業者は独自にカートリッジを一回本体から外して再度付けるとインク残量がリセットされてしまうICチップを作って問題を回避してしまった。ああ、このアジア的な小競り合い。

しかもこのインク残量検知ICだが、

PM-950Cのインクカートリッジを分解してみる

こんな記事も見かけたりで、どうもEpsonの該当カートリッジはインク残量ではなく、印刷されたドットの数をカウントして一定回数が出力されれば「インクが残ってないはず」だということで、実際のインク残量に関係なくインク切れアラートを投げるようだ。で、実際に分解してみるとかなりのインクが残っている、というプリンタメーカーの回収プロセスとしてのロジックが残念感を募らせる。

そういう過剰な課金状況の中、適正なコスト感でプリントしたいという改造魔のアイデアなんである。Apple Computerももともとは国際電話をタダでかけるブルーボックスという違法なツールからスタートしてることを考えるとCISSもデジタルエイジのカウンターカルチャーなんである(無理に正当化してます)。

で、それはさておいても、下の動画のようにちゃんと調整すれば印刷の画質もかなりちゃんと出るようである。

めちゃくちゃキレイな色合いが出ている。しかもこの動画のhpのd1660が今回自分がCISS化したい家に余っているプリンタである。

本来はタンクとインク供給チューブ、インク残量リセットチップを別に購入して、今プリンタについている純正カートリッジにドリルで穴あけしてチューブをセット、純正チップをリセットチップに交換して全部自分で交換してみたかったがどうにもリセットチップが単体で売っていないようで以下のタンク、チューブ、カートリッジ、リセットチップまでがセットになっているものを買う必要があるみたい。

Toner Chip – Inkjet Cartridge – Converter – Circuit Tester

この台北のUniplus Technology Corporationというところがリセットチップの製造を行っているのでここなら買えるかと思ったが対応するhp60というカートリッジのリセットチップはなかった。直接問い合わせれば買えるのかもしれないけど、そこまでするならセットを買うか?という感じである。

CAMEL350 Original HP 678 Ink CISS for HP Deskjet Ink Advantage 1015 | eBay

ebayのこの商品ページを見ればインストール方法なども詳細に書かれている。使わないけど、一回CISSを自作してみたい。作ったら作ったで誰かに売っぱらってしまうか。


↑ Epsonのプリンタでの設置例


↑ Brotherの特定機種はかなり簡単にCISSを設置できる。チューブの取り回し等が必要ないのは非常に簡単でいい。

ちなみに日本のAmazonでも結構CISS改造キットが売っていた。が、なぜかEpsonとBrotherのもののみ。日本で今までCISSのプリンタを見かけたことがない人にはちょっと抵抗あるかもしれないが、特段既存のプリンタを加工する必要はないはずなので試してみる価値はあると思います。うまくいけば印刷のインクコストが10分の1以下になります。カラーのミスプリントなんかもほぼ気にならなくなるのがいいところ。

↑ ちなみにタイとかで売ってるEpsonのCISS版プリンタも日本のアマゾンで並行輸入品として売ってますな。