“Rocker Sammy Hagar donates $40k to Ranken Jordan” photo by Ranken Jordan
↑ 人のよさそうな顔してるもんなー。
Sammy Hagar、日本ではほとんど人気のないアーティストじゃなかろうか。とはいえDavid Lee Rothが抜けた後のVan Halenでメインボーカリストに就いて、以降Van Halenは全米チャートNo.1のアルバムを連発してレコードセールス的には黄金期を築いた人で特に僕の中では”5150″という金字塔のような出来のいいアルバムを残したバンドのメンバーとして記憶しているのであります。
ただ、僕が音楽聴き始めて間もない1989年にVan Halenは東京ドームで来日公演を行なって、その様子がいろんな雑誌で当時取り上げられていたのをよく覚えているが、サミー・ヘイガー、細身からは程遠いロッカーらしからぬむっちり体型に原色黄色のタイツ姿ってのが個人的にめちゃくちゃダサく感じられどうも追いかける気にならなかった。
↑ 調べてみたらVan Halen Live in Japan 1989でYoutubeに全部上がってた。当時テレビで放送してたのね。Van Halenのコーラスってどのライブの映像でも結構うまいと思うんだけど、テープ?それともほんとに歌ってる?
でも上の動画で見てみるとこの頃のVan Halen、実に脂が乗ってて多少走り気味の演奏だけど勢いあるし、売れてるバンドのどっしり感ですごい楽しく見てられる。
んで、前置きはこれぐらいで、最近Sammy Hagarをふとしたことから聴きまくってる。Van HalenもいいんだがSammy Hagarのソロアルバムがなかなかいいんであります。聞いてるとやっぱ5150以降のポップな味付けってこの人の影響がでかかったんだと思う。わかりやすいいい曲持ってるもん。Van Halenはデビュー当時からアメリカのバンドにしては音作りがなんかどよんと暗くてギターは凄いんだけどいまいち音のヌケの悪いサウンドばかりで「確かにこれでは女の子ウケはしにくいよなあ」っていう感じで、Jumpでやっと売れる曲を書き始めて黄金時代であります。
↑ イントロのギターはかっこいいんだけど、曲が。。
中学生の頃とかSammy Hagarにまったく共感しなかったのは多分、普通に才能あってうまくまとまってる人だから、どこか一つだけ突出した感じではなく、尖ったモノが感じられなかったからだと思う。80年代からおっさん体型で、髪型も今のいままで全く変化なく、最近は大好きなテキーラのブランドを立ち上げたりとか、Chicken Footというバンドで行き場のなくなったマイケル・アンソニーと演奏したりとか、多分面倒見も良い人なんだろう。
“sammy hagar” photo by Jenni Konrad
↑ ゆるゆるやなあ。
この人も1947年生まれで67歳。ロックミュージシャンの老後の着地点としてバランスはとてもいいものなのかもしれない。ちょっとまたChicken Foot聞いてみよう。んで、だいぶ話がそれましたがサミー・ヘイガーの80年代あたりの数々のポップな曲がオススメであります、と言いたかったのです。