読了!ひとり家飲み通い呑み 久住 昌之 2012年04月03日

なんか今日本で人気の「孤独のグルメ」の久住昌之の著作であります。今年1月発行の出来たてホヤホヤの本であります。こちらで紹介していたが、実際に読了しました。

この孤独のグルメで展開されてるメシ食うときの脳内の一人遊び、一人会話がさらにさらにくどくなって全編に展開されております。だってしょうがないわなこの人呑んでるんだもん。呑んでる雰囲気を出すためにわざとこんな書き方してるのか、ホントに呑みながら書いてるのかはわからんけど、この一人遊び的な会話が実にくどい!

例えば、、

今夜はピザを持って来てもらって、それで酒を飲んで、夕飯としようか。
そう思うとちょっとワクワクしてこないか?

電話で注文すると、誰かが俺のためにピザを焼いてくれて、ウチまでえっちらおっちら持って来てくれるのだ。平成の時代に「えっちらおっちら」はないだろうが、まあそう思いねえ。そう思ったほうがウマそうじゃないか。いつかは自分の店を持とうという大志を抱いた、地方出身の口べたで朴訥な若者が、汗かいて腕を振るって、必至の形相で、粉を練って、伸ばして、いろんな具やチーズを切って、のせて、焼いてくれたと思った方が、一枚のピザがウマそうになるじゃないか。

クニじゃあ、ひとり息子の都会での生活を心配しているお母さんが、老眼鏡をかけて、手紙をしたためているんだよ。この頃は朝晩腰が痛いんだよ。石油のポリ容器が重いんだよ。雪が深いんだよ。夜が長いんだよ。お父さんは早くに亡くなっちゃってるし。

ね、一枚のピザの背後には、一人の老いた女の人生が横たわっているかもしれないじゃないか。もっともっと想像力働かせたまえよ、君。

そんな奴居るか?!と戯れ言とわかっていてもついつい突っ込んでしまう。こんなのが全ページにあるんだよ。くどい。 Continue reading “読了!ひとり家飲み通い呑み 久住 昌之 2012年04月03日”