มาม่า SPICY CHEESE ママースパイシーチーズ 2013年12月08日

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セブンイレブンに買い物に行った際にふとインスタントラーメンの棚に目が行って見つけた商品。

タイのカップラーメンは幾つかメーカーがあるが、トップブランドはそのままインスタント麺の呼称にもなっている”มาม่า”、ママーブランドでしょう。ママーはもともと商品名ではありますがタイではインスタントラーメン全体を表す言葉として定着しております。携帯型ステレオカセットプレーヤーを全部ひっくるめてみんなウォークマンと言ってたのと同じ感覚ですな。

そのママーブランドでスパイシーチーズというフレイバーが。ママーのラーメンて基本タイ料理のフレイバーからはみ出る事のない商品構成だったのに珍しくチーズフレイバーという洋風のイメージの商品が出て来た。

バンコクのシーロムあたりのオフィス街で仕事してて周りのOLなどの好む食品の傾向なんかを見てるとセブンなんかで販売する製品ならタイ料理らしいものより、こういう創作系や、洋風のものを出して行くのは当たり前の方向だと思うけど、そういう商品が今までほとんど出ていなかったことの方が驚き。今回のももっと2、3年前ぐらいから販売してもよかったんじゃないかと思うぐらいなんだが、それでもタイもこういう新しい流れが出てきているんだなあと感心して買ってみた。

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開けてみると、スープがふた袋入っていた。一つがスパイシー担当、一つがチーズ担当ということらしい。このチーズの粉末がとてもとてもアーティフィシャルな感じ。チーズなのにブロックでもなくサラサラパウダータイプでチーズ味スナック菓子の粉末と同じ感じの匂いがする。中々不安になって来る香りだわ。

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んでもってお湯投入。チーズもスープの粉末もお湯にさらっと溶けて、渾然一体。あまり見た目うまそうには感じられない薄オレンジのスープが。。

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さて食ってみると。。うまくねえなー。。。

多分なんか他の味のスープの粉末を流用してるんだろうけどなんとも味はタイ風、安っぽい味のチーズ粉末が香りを添えてなんとも中途半端な味。これは正直、言っちゃ悪いがマズイなあ。。麺の作りもボソボソでなんともいいところが見つからない。。食い切るのが辛かったなあ。。久しぶりだよこんなダメプロダクト。。。

セブンイレブンにて15THB。カロリー表記もなくあんまりイケてないママーでした。普通にグリーンカレー味とかの方がうまいね。

Silom Soi 9 のイサーン料理屋台 ラープペットヤソー ร้านลาบเป็ดยโสธร 2013年12月05日

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バンコク、シーロムはやっぱり外国人が多い通りだからか、自分が勤める会社のオフィスがあるSilom Complexの周辺というのはあまり美味しいイサーン料理のお店がないなと思っていた。レストランでぼちぼち食えるお店はあるんだけど、なかなか「美味い!」と言えるお店がなくパッとしない感じだった。

そんな中、今回初めて行ってみたこのシーロムのソイ9に入ったところすぐにある「ラープペットヤソー ร้านลาบเป็ดยโสธร」というお店はなかなかいけてると思える感じのお店でした。


View ラープペットヤソー ร้านลาบเป็ดยโสธร in a larger map

そもそもは僕がよくチェックしているEating Thai Foodにこのシーロムソイ9のイサーン料理屋台が載っていて、その情報を元に行ってみた訳です。行ってみると19時の段階でもうテーブルは8割方うまってるという盛況ぶり。

お店の地面(店の人間が掃除の時に気にしてなければ、食い物やティッシュなどが散らばっている)などもテーブルもなかなか綺麗。店員も呼んだら割りかし機敏に反応してくれる。

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そして料理もよし。ソムタムカイケム、ソムタムパラー、ガイヤーン、ラープペットあたりを注文してみたがどれもいける。ラープペットはバンコクではほとんど味わったことのない田舎的な味付けで、そもそもペット เป็ด、ダックはお肉の匂いに癖があるから個人的にちょっと食い切るのが辛いお店なんかもあったりするがここのお店は全然大丈夫。んで、ソムタムパラーは久しぶりに飛び上がるような辛さのが出てきた。

僕と同じくシーロム周りのイサーン料理屋台はぱっとしないなあと感じている人が居たらココを試して見るのはいかがでしょうか。

メシを食い終わって帰る時に初めて気がついたが、いつもBTSのチョンノンシー駅から見える中国人墓地のすぐど真ん前で営業してんだね、この店。通りを挟んだ目の前は工事現場でそこそこ明るいが、基本的にこのソイは薄暗く、この一帯がどうも土葬で埋められた中国人の墓地ということもあってメシを食ってる人は多いものの、ちょっともの寂しい感じ。そんなことを考えながらWebをチェックしてたらこんなのが。。。

シーロム・ソイ11 (不思議な話⑦)|温泉放浪記

なんだ墓地につきものの幽霊話も満載の一帯なのね。こりゃあうまいイサーン飯を食いながらウィスキーなんぞバカスカ飲んでたらスピリチュアルな体験もできるかもしれない貴重な場所かもしれませんぞ。。。

ข้าวเกรียบปากหมอญวน カオクリアップパークモーユアン 2013年11月21日

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こちら、ปากหมอ パークモー、訳すと鍋の口という名のお料理。米の粉と、片栗粉を溶いて、鍋の口に布を張って中でお湯を沸かし、その布の上に米の粉の生地を薄く伸ばして皮を作り、それで餃子の餡のような具を包んで出てくる。米と片栗で皮がとてももっちりしていてなかなか官能的な歯触りでとても美味しい。

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いろいろ種類があるらしく僕が食べたのはまさに餃子の餡みたいな味で、玉ねぎの刻んだ奴をカリカリに揚げたものを上に乗せて食べたが、お菓子のように甘いものや、せんべいみたいなものに挟んでパリパリとモチモチの両方の食感を味わえる欲張りなバージョンもあるみたい。

このメニューもまた今までタイにいた7年間食うことのなかったものでありますが、時間を損してましたね、と思えるぐらいうまかった。

ネットなどでよく紹介されている名前は ข้าวเกรียบปากหมอญวน カオクリアップパークモーユアン。ユアンと付くだけあってもともとはベトナム料理らしい。僕もこれを食べたのはスアンプルーのベトナム料理屋だった。


↑ちゃんと書かれてはいないけど多分これはベトナム。ベトナムだとこういうライスペーパーにモノ挟んで焼くというスタイルが多いのかな。

とても美味しいけど、みずみずしい米粉の皮なので一日常温で放置しておくと確実に傷んで、腹壊してしまうでしょうから確実にその日に食い切るようにしないと。。。

ちょっといろんな種類を試したいと思います。。。

แก้วมังกร ゲーォマンコン ~ ドラゴンフルーツ 2013年10月31日

Dragon fruit being prepared for Talad Thai wholesale market in Bangkok = Fruit du dragon (pitahaya) conditionné sur le marché de gros de Talad Thaï à Bangkok
“Dragon fruit being prepared for Talad Thai wholesale market in Bangkok = Fruit du dragon (pitahaya) conditionné sur le marché de gros de Talad Thaï à Bangkok” photo by GlobalHort Image Library/ Imagetheque

この果物も今までまったく意識して食ってなかったな。多分レストランとかで日本食やタイ飯を食った後でデザートのカットフルーツとして食べたことは幾度となくあるんだろうけど全然気にしてなかった。

先日彼女がどこかで買ってきて冷蔵庫に入れて冷やしてたのを朝飯の後に食ったんだが、これがまたさっぱりしててうまい。さっくりとしたやわらかい果肉とゴマみたいな種をそのまま食うからいちごやキウイみたいにプチプチ、シャリシャリした種の弾ける触感とか小気味よく、味は香り、甘みもくどくなくさっぱりしてて非常にうまい。カロリーも抑えめであります。

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ドラゴンフルーツ – カロリー計算/栄養成分 | カロリーSlism
↑ 頃合いの大きさの実を半分食べて65kcal程度。食いやすい。

また皮の部分の色の鮮やかさが見てて清々しいピンクであります。実を食べ終わって内側から見えてくる皮の鮮やかなピンクもこれまた綺麗。

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これまた自分のベストフルーツ入り。ドリアン、マンゴスチンに続いて3番めぐらいかな??しかし今までタイに居た7年間、ホントぼさっとしてたんやなー。こういうのに気づかなかったのは。。。

食は東南アジアにあり 星野龍夫・森枝卓士 2013年09月28日

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今日、ふとバンコク、タニヤの古本屋を覗いたら僕の大好きな東南アジアおよびインドカレー系の本を昔から執筆されている森枝卓士さんの本、「食は東南アジアにあり」が実にお安く置かれていたのでこれを機に購入。星野龍夫氏と森枝卓士氏の共著という形を取っていて、前半が東南アジアの食についてのエッセイ、後半がその東南アジア料理のレシピという構成になっている。

んでこの本、実に古い。初版が昭和59年となっているので僕が九歳の時、1984年に書かれている。まあ、内容も去ることながら、本の中で数多く挿入されている写真が味わい深い。

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写真がこれまた古臭く、暗くて本当に素人臭い写真なんだが(森枝卓士氏、ご本人の撮影。)、僧侶の食事のシーンを寺に入って撮影していたり、街の市場の写真やちょっとした商店の写真なんかが、小洒落たレストランなどではなく、本当に草の根に分け入って庶民生活の食事シーンを写してられる。多分今どんなに頑張ってもこういう写真は撮れないだろうな。写真だけ眺めるにも今の日本で流通している東南アジア料理のイメージとはまた異なっているので面白い。この本の初版が示すとおり、高度経済成長の最終期、キラキラしたバブル期を直前に迎えた日本の1984年でこういったコアな東南アジア料理を本格的に紹介されていた人はこの人ぐらいだったんじゃないだろうか。だから無理におしゃれに持ち上げたアジア料理ではなく実地で経験した地に足のついた土臭い写真とレシピがあるのであります。

でもまあ、とりあえず古い本でカビくっさいので先ずは自炊で電書化かな。まだ全然読めてませーん。