トートバッグを買う 2013年09月13日

Handmade leather tote bag.
“Handmade leather tote bag.” photo by wingtor.

どうも今まで、トートバッグというものは女性が持つものだと思っていた。肩から下げるあの持ち方が女性的で男には似合わないんじゃないかと思っていたものだが、先日日曜日朝のヨガを終わってBTSプロンポン駅のエンポリアムというデパートをうろついていたら、サイズ的にちょうど良さそうなトートバッグを見つけた。

最初、「トートバッグかぁ、、俺みたいなガサツな男が持ってたらまず似合わんだろうな」と考えていたが、よくよく考えると肩下に大きく空いた口があってすぐ手を突っ込みやすく、バックパックやフラップを閉めるショルダーのバッグより”モノを仕舞う、取り出す”のは簡単じゃないかということ、さらには先日帰国した際に数日いろいろと一緒に遊びに行ってくれた大学の後輩がトートを持っていたということ。思い出してみると彼は大学生の頃からずっとトートバッグだったような気がする。そうするともう10年以上。普通に身近にトートバッグ持って歩いてる人間が居たのだ。

というわけで今年に入って痩せた事だし自分の目からは女性的に見えるトートバッグもまあ持てなくはないかなと思ってとりあえず購入。なんか自分の中では腹が出ててはトートバッグはダメだろう、というどういう理由かわからない理論がある。。。最近は酒も飲んでないから服やカバンなどの出費も外飲み何日分で換算して、2,3日程度のものであればすぐに買ってしまう傾向にあります。

買ってみると、案の定モノの出し入れは非常に楽で、今までジーンズのポケットに入れてた携帯や財布も、とりあえずカバンにin。ただ取り出しやすいということは人ごみの多い場所でモノを抜かれる危険性も多いわけで、一番手が届きやすいインナーポケットには小銭いれ以外のものは入れないようにするなど、多少の盗難対策が必要なんでしょうな。

これでまた一つ自分の中の常識(思い込み?)が崩れました。。

by カエレバ

↑ といいつつ、PCアクセサリなどをメインに作ってるメーカーのバッグなんぞを買うあたり野暮ったいところか。

Van Halen OU812 Tour in Tokyo Dome 1989 を観る 2013年09月12日

以前Sammy Hagarの件で書いてたVan HalenのTOKYO DOMEでの日本公演をTV放送用にプロショットで収めたライブDVD。これってブートっすよね??各曲細切れになったものはYouTubeにあがってるんだが、通しでやっと見ることができた。

僕が洋楽を聴き始めた頃のライブでSammy Hagarのムチムチした黄色いタイツ姿が非常に印象的で「なんかもっさりしてるなあ。。。」という印象だったが、Van Halenはその時から大好きだった。Van Halen兄弟もSammy Hagarも、Michael Anthonyも(いや、Michael Anthonyだけは昔っからとっちゃん坊や的な風貌だったか)、微妙に肉がついてきてウェストサイズが増加してきている途上のちょうど中年期かな。でもそれだけにホント演奏は脂が乗っている。若干Eddieが走りすぎだけど多分これはいつもの事だろう。

しかし、Eddieってライブ聴いてるとわかるけど、ギターはうまいけどリズム感は悪いような気がするな。普段から走る演奏してて、いつもは周りがサポートできてたけど、絶不調の頃の2006、2007年あたりは本人も相当演奏ボロボロで、ベースも長年お互いの演奏を知り尽くしたMichael AnthonyからEddieの息子に変わってしまったのも手伝って周りがサポートすることもできずひどい出来だった。この人、一番最初はドラムセットを買ってきて練習してたけど、ある時兄貴が買ってきて練習してたギターと交換して演奏してみたらそっちのほうがしっくりきたから交換した、と書いてあったけど正解だと思うよ。

しかし、このライブはホントに出来がいい。Sammy Hagarもギター弾いててSammyとEddieの掛け合いもあるし、なんとオープニング一曲目がVan Halenの曲ではなく、Sammy HagarのThere’s Only One Way To Rockというびっくりの幕開けでそのままテンション高く引っ張っていってくれる。しかしVan Halenの曲ってホントにレコードでもライブでもギターのオーバーダブがなくベース1本、ギター1本で演奏してるのは素晴らしいと思う。これでも全然曲の音密度が薄いと感じたことがないもんな。

しかしこのライブを見れた日本のファンはいいなあ。ホントにいいライブだと思いますわ。ちなみにライブ、OU812ツアーのライブでこのアルバム「OU812」は、Dave Lee Rothの”Eat ’em And Smile”に対しての”Oh, You Ate One, Too?”(OU812)という言葉遊びになっている。このへんの細かいエピソードって当時に聴いてた人以外はあんまり知らないんじゃないかな?

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ 2013年09月11日

届いた。
“届いた。” photo by akira kawamura

しばらく前に知り合いに日本からハンドキャリーしてもらった本。こいつはまだkindle版が出てないので紙の本を裁断、スキャンした。紙の本の装丁がかなり綺麗に作ってある本だったので解体する時にはちょっと躊躇したが。。

インターネット全盛、googleの検索エンジンとfacebook、twitterに代表されるSNS、音楽のデジタル化、オンライン化でいままでの音楽業界の稼ぎ方ではニッチもサッチもいかない状態になっておりますが、今のインターネットでのシェアの概念やフリーミアムの実践、コミュニティやトライブの築き方などを数十年前から実践していたバンドがある、それがGrateful Deadだ!ってな内容になります。ざっくり言うと。

確かに読んでいると今のインターネットの概念に非常にマッチするやり方をしているんだけども、デッドもカウンターカルチャー、ヒッピー、コミューンの中から生まれてきたバンドで、アメリカの音楽ビジネスの慣習にまったく従わずそのコミューン思想全開で音源のフリー録音化、シェア概念を実践、同じくカウンターカルチャー、ヒッピー思想を元に生まれたインターネットやコンピュータもフリーやシェアを前提に発展してきたんだから源流一緒で親和性が高いのは当然か?

大学の時からデッドの名前は知っていたが、ライブ前提のカントリーをベースにしたインプロ中心の音楽にずーっと入り込めずにいた。大学生ぐらいの時ってもっとトリッキーな音楽を好んでいたな。最近になって少し馴染んで来たものの、やはりまだまだハマり度は低いかな。

でも音楽それ自体にとどまらず、デッドヘッズのコミュニティやライブの現場での楽しみ方とかが合間ってあれだけの人気が出てるのだろうな。こういった内容を大学生の時などにしていればもう少しデッドを聞く人生だったかもしれないな。まあ、でも日本では中々その良さが紹介し辛いバンドなのかもしれんね。日本のレコード会社と二人三脚でやってきた音楽雑誌なんかもデッドみたいなレコード会社がプッシュし辛いアーティストはそれこそ紹介しづらいんじゃないかな。

でも別にデッド好きでなくとも音楽好きで、インターネットも詳しいという人なら十分に読んでいて楽しい本だと思います。

萩・井上のしそわかめと地方名産、土産もん商売に思いを馳せる 2013年09月10日

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日本帰国時に大学の友人からお土産を貰った。

萩・いのうえのしそわかめ。昨日やっと封を開けることができた。思ったよりしその香りは軽く、わかめが香り、実に日本的な味わい。ふりかけみたいなもんで、タイ米にふりかけて食ってるんだが、別に日本米でなくとも十分うまい。当然だけどタイで食うわかめより数倍、日本の飯を思い出す日本味。たまらんなあ。。

京都の出町ふたばの豆餅、井筒の八つ橋に続き、日本の地方のおみやげリストに入ることになるええ具合のおかずです。

最近はおみやげものというものに多少は気を使うようになってきた。値段そこそこで見栄えのしっかりした、味もいいおみやげもの。自分で消費するものではないのでその値段と品質のバランスの保ち方を考えるのが楽しい。

当然ながらちゃんとイケてるものを買ってきた時には社内の同僚たちの反応が違っていて、事務の女の子などに受けると様々な書類の処理とかがいつもよりもスムーズに運んだりするかもしれない。

でもおみやげものというもの自体は結構適当なもんで、最初「お伊勢さん」の魚料理の話なんかを聞いた時に、ああ、日本でもこんな感覚があったんだなとおもった。伊勢の旅館では昔からお伊勢さん参りで観光客が押し寄せていたらしいが、旅館の朝食で焼き魚を出すのに一匹一匹焼いているのでは間に合わないので最初に魚を大鍋で煮て火を通し、その後に皮目だけ火を入れて焦げ目をつけるなんて手法をとったようです。こういうのを聞くと今の日本ではあまり聞こえてこないけど、手抜きの感覚が昔の日本にもあったんだなあと思う。そもそも観光業って、基本的によそ者相手の商売で、その土地のルールやら、モノの相場とかを知らないし、一度来て帰って行ったら今度は当分訪れることもないから、かなり適当な仕事をしててもごまかせるのであります。

料理にしたって、地元の人間に見向きもされないようなものが逆に外国人や、他県の人間に受けて、原価もわからない外国人は「これは高級品だ」と高値でうられることもしばしば。まあ、旅の思い出なんて人それぞれ何だから、楽しけりゃそれでいいのだが裏の実情なんてのはそんなもんだと勝手に考えている。

バンコクのカオサンなどで一見チンピラ風のタイ人の若い奴と見成りがしっかりしたやつが同じテーブルで一緒に飲んでいるなんて光景も、収入層の異なる階層をまたいで交流しないタイ人同士では接点が全くないんだが、こういう地元の暗黙のルールをしらないよそ者に集って自分では絶対頼めないような酒を飲ましてもらったり、ビジネスパートナーなんて言い出して、うまいこと自分が何年経っても用意しきれないほどの資金を貸してもらったりする。だいたい、そういうのってうまくいかないもんだが。。

だから個人的にはおみやげ物屋なんてものはかなり適当な商売だと思っているのですが、このしそわかめはうまかったですよ、ということを言いたいのです。

保存料や化学調味料を使ってなければもっといいんだが、そこは価格や日持ちの問題が絡んでくるので一概にこれがいい、とは言い切れないとこがあるのでいいとします。

ご飯にしそわかめ、タイに居てても日本の香り。幸せじゃ。

若いココナッツの剥き方 2013年09月09日

彼女が มะพร้าวอ่อน マプラォオーン、若いココナッツを実が生えてる枝ごと買ってきたので若いココナッツの実の剥き方を教えてもらった。それで上のような動画を作ってみた。包丁持ってココナッツ剥いてるのは僕です。

とりあえずココナッツの枝からつながってるほうを頭とすると頭とお尻の部分にまず中華包丁のような重量のある包丁かナタを入れてクリっと手首を返すようにして殻の繊維ごと剥ぎ取る。殻の表面の部分は固いが中の繊維質のほうは繊維に沿って包丁が入っていればさっくり剥ける。動画のように適度な角度で包丁入れて手首返すを繰り返せば頭とお尻の部分の殻は剥けて核の部分が出てくる。

次に胴の部分にも同様に包丁を入れて剥いていく。そうすると核の部分だけになるんだけど、核の部分はめちゃくちゃ固くて包丁で切ることはできない。包丁の背の部分で叩き割ったりするんだけど、核の頭の部分だけちょっと柔らかい部分があるのでそこに包丁の先を入れて穴を開けてココナッツジュースをコップに注ぐか、そのままストローを刺して直飲みするか。ジュースを飲んだあとは先に言ったように包丁の背で核をバシッ、バシッと叩いていけば割れて中の果肉を食うことができる。

僕の場合はまだなれなくて手つきがおぼつかないが、さすがに田舎育ちの彼女は手早い。サクサク剥いていきます。というわけでほとんどの日本人の人は知らないであろうココナッツの剥き方動画でした。

しかし、やっぱMacの場合iMovieが標準で入ってるのがいいねえ。いろいろ弄ってるうちに大体編集の仕方わかるし、SSDやFusionドライブだと動作も快適。んでSoundcloudがあれば動画作成するときのBGMも困ることがないね。Under Creative Commons License の曲探して気に入ったものを動画のBGMに。そして曲のクレジットとSoundcloudのページへのリンクを張っておいて終了、素晴らしいねえ。