สามร้อยยอด サムロイヨット国立公園 2015年07月01日

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前回からのつづき。

【タイ】クーハーカルハット宮殿の神々しすぎる絶景 | TABIZINE~人生に旅心を~

というわけでバンコクからやってきたサムロイヨット国立公園周辺。このあたりは奇岩の切り立った岩山がそこかしこにあって、人がまばら、山以外は何もない平地がだだっ広くひろがるちょっとさみしげな場所。というか心配になるぐらい人が居ない。

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さらには敷地が広大で洞窟やビュースポットが点在しているため、どこをどう回ったらいいのか最初はてんでわからない。なので基本的に一回車でざっと周辺を走り、距離感とかビーチの近さなどを体感してから再度ネットでどこにどう行くかを調べたほうがいい。実際道路に掲げてある看板だけでは僕はさっぱりわからなかった。んで、最終的に僕らは天井の穴から中に太陽光が射しこみ、中の祠を神々しく照らすプラヤーナコーン洞窟に向かったわけですがはっきり言って洞窟にたどり着くまでの山登りで汗だくだく、足はパンパンで1つでお腹いっぱい。かなりハードな行程です。人の居なさ加減がそのへんでだいぶわかってきました。

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次回、続きましてプラヤーナコーン洞窟です。

何気に劣環境に強い ปลากัด プラーガット 2015年04月09日

Betta 001

彼女の実家の風呂場の水桶(タイの田舎の古いスタイルの風呂場の場合、大きな水桶に水を貯めて手桶でざぶざぶ被りシャワー代わりにする)の中に一匹の ปลากัด プラーガットが居た。多分ボウフラ対策なんだろう。

プラガット – アクアリウムWiki

毎日毎日手桶で水をざぶざぶ掻き出され、その後は蛇口から直接水道水をドバーッと注がれる環境で、水桶も水深1m程度、その底で元気に生きていた。しばらく誰も使ってない時に手を洗いに来た時なんかはこのプラーガットも水面近くまで上がってきたりしてるが基本底に居る。

てことはかなりこの魚、水の流れや水道水にも強いはずである。日本のサイトでベタの買い方のページなどを見ていると「ベタは狭いところが好きだから大きな水槽は負担になる」とか、水の淀んでる浅瀬のところにいるからあまり水深のある大きな水槽は向かない」とか、「水道水はカルキ抜きしてから」など書かれているが、絶対そこまで気を使う必要はないはずである。というのもタイのプラーガットの養殖業者でそんな細かいとこまで気にしてる人間は皆無と思われるから。。みんなかなり適当にやってるはず。

こんな細かい事は我関せずに雑な環境でタフに育ってるプラーガットだから上に書いた彼女の実家のような水桶の中でも元気に生きてるわけだ。

てなわけで僕は最近ボトル一本でフィルタやぶくぶくつけずに簡素にプラーガットを飼っているが、多分何も問題はないはずなんである。。雑に扱っても簡単には死なないし、愛嬌あって中々可愛いプラーガットは最近のお気に入り。しかし、もう一匹プラーガット・マハーチャイのメタリックグリーンに光る奴を飼いたい。。。

ベタ トラディショナル オス 緑系(約5cm)<1匹>[生体]
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魚釣りにあらず、魚取り 2015年04月05日

Snakehead fish BBQ
↑ 雷魚のBBQ

彼女の田舎に行きました。んで、その帰省の際のメイン行事、田んぼの貯水池の魚取りをして来ました。というよりかは見てきました、かな。

僕らがカノムチーン(これはまた後で書きます)の作るとこを見に行ってる間に、田んぼの水をポンプで抜いていた模様で、駆けつけた時にはすでに底の泥の部分のみ。そこに実家の男衆が入っていって、手づかみで魚を取って行きます。僕は泥の中に入れるような服で出てこなかったので上から見守り。。

Catching Fishes in the Rice farm

わいのわいのと魚取りで騒いで、わずか100㎡程度の広さの貯水池からびっくりするほどの魚が取れました。ほとんどが雷魚であるプラーチョン、他にはプラーモー、プラードゥック、プラーサリットなど。大人を2人ぐらい放り込めそうなクーラーボックスにいっぱい詰めて実家まで帰り、皆ビールとウィスキー開けながら炭火を起こして雷魚の塩焼き。

so many fishes

たっぷり野菜を用意してペッサスタイルでバリバリ食べてました。

貯水池はまた水を戻してましたが、水が戻ってくるとそこここで、バシャバシャと魚の跳ねる音が。あんだけとったのにまだ結構取り逃しがあるみたい。まあ、これらはまた来年までにいっぱい子を産んで繁殖してくれるんでしょう。

อุทยานแห่งชาติเขาใหญ่ カオヤイ国立公園 2015年02月07日

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てなわけでもう先週になりますがカオヤイの国立公園に行ってきました。日本から久しぶりに来タイしている友人が居て「どこか行きましょう」ってなことでバンコクから近場、2,3時間で行けるカオヤイに。一応日帰りも問題ないけど泊まりで出ました。

ルートはバンコクを1号線で北上し、サラブリから2号線に入ってコラート方面に向かう。バンコクからイサーン方面へのお馴染みルートですな。そしてチョクチャイファームを過ぎたあたりのパクチョンで右折して2090号線に入って南下していけば突き当りがカオヤイ国立公園の入り口になります。

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↑ 入場料はタイ人40THB、外国人400THB。10倍って。。。

ちなみにタイですでに10年近く働いていてワーパミも持っていると言うと会社のカード見せろというので社員証と名刺を見せたらタイ人価格で入れた。

カオヤイ国立公園って今までタイに居てちゃんと入ったことがなかったが結局あるのは山と森と滝とキャンプ場ぐらい?自然は凄いっす。見てきた滝は2つ。

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1つ目。นำ้ตกเหวสุวัต ナムトックヘウスワット。これは駐車場から歩いてすぐに滝がある。今回滝の上からしか見ませんでしたが。駐車場の反対側にも滝の看板があったので行ってみたが、なんか干上がった川が一本あるだけで滝は見当たらない。。どこ?しかし、鳥も魚も凄い数が居て川の中の魚の動き、鳥の鳴き声を聞いているだけでも結構飽きないもんだ。

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もうひとつは นำ้ตกเหวนรก ナムトックヘウナロック。これは駐車場から歩いて1km。割りと歩きやすい道だったが、滝の直前で滝の上から滝壺まで降りていく階段が超急でえげつなかった。想像どおり帰り道の上りの階段が辛い辛い。皆これだけで足が張ったとブーイングを受ける。

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それからまだ1km程度駐車場まで歩いて帰らないといけない。こりゃ大変。駐車場に戻ってきたら冷たい水を飲みたい。1月2月でもタイは熱いからね。駐車場の脇ではちゃんと飲み物売ってます。ここは儲かるだろうなあ。。。

わざわざカオヤイまで来たけど結局見たのはこの滝2つだけ。こんなもんなんかな?サルやら蝶やら鳥やら魚やらいっぱい居て自然が一杯。ちょうどカオヤイの野良象が観光客の乗用車を襲った(人に怪我はないけど車が凹んだり。。)というニュースがあって「象見れるかなー?」とか思ってましたが、道端に丸太みたいに太い象のウンコを何度も見かけたもののその姿を拝むことは今回ありませんでした。

กรมอุทยานแห่งชาติสัตว์ป่าและพันธุ์พืช
↑ カオヤイ国立公園のHP。こんな感じでいきなり道路に象出てきたら怖いわな。

ちなみにこのカオヤイ国立公園の入り口は南と北の2つにあるようで、帰りは南の方から出ましたが、南の方はプラチンブリ県に出て、ちょっと走ればナコンナヨックだし、バンコクからならこっちの方に来るほうが途中の道も空いていて早いんじゃないか?と思った次第。


↑ この2つのピンが北と南の出口。

この日はナコンナヨックのダムの方まで抜けて泊まりました。

オーケンののほほんと熱い国へ行く 2015年02月04日

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前回の日本帰国時に仕入れて来た文庫本。この本はkindleで電子版が売っておらず、前回オーケンの本を久しぶりにkindleで購入した後、ムンバイマラソンを前に未読のオーケンによるインドとタイの旅行記を読んでみたいと思った。

考えてみると、タイはバンコク在住の僕がムンバイマラソンに出る前に読むんだから、これほど最適な本はなかろう。(とはいいつつ、結局読み終えたのはムンバイから二週間ぐらいたってからになりましたが。)

書かれたのは平成3年というから1991年。すでに24年前の旅行記であるが、文章を読んでいて大きく違和感を感じることもなく、不変のバックパッカーなりの自由感、モラトリアム感がぷんぷん臭ってくる。

文中、旅には「見聞を広める」と息巻いて出てくる本当に旅がスキってタイプと現実からの逃避を求めるタイプと大きく2つがあると書かれている。前者は普通に前向き、後者は後ろ向き。後者は自分のことを誰も知らない、物価の安い街で適応できない煩わしい自分の世界から離れてウダウダとモラトリアムの中にいる。本人自身も「これでいいのか?これでいーのだ。本当に??」と悩みつつ。

オーケン氏のシンパシーは当然ながら後者で旅の途中に出会うウダウダの長期旅行者と、薄ぼんやりした時間の流れの緩い旅の空が実に80年代調の文章で綴られている。でもこのバックパッカーのモラトリアムは今も昔も変わらずでちょっと前でも「外こもり」なんて言葉も現れては消えたりしていた。。。

個人的には久しぶりにこの80年代調文章に触れて前回も「今になってこの調子はちょっと辛いなあ」と思っていたが、やっぱりまだ慣れない。でも旅行記としては中々楽しめる良い本だとは思います。

まあブックオフなどで偶然見つけたらイチオシ。読んで楽しい本です。でもわざわざ探して買うという本でもないかなというところ。

また長期旅行に久しぶりに行きたいなあ、とちよっとだけ思った瞬間でした。

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