中国、重慶にぼんやりと行って来ます。 2013年10月04日

Chongqing Skyline
“Chongqing Skyline” photo by sanfamedia.com

なぜか去年初めて訪れたインド、カルカッタを思い出すと微妙にインドに行きたくなり、今年のタイの国王誕生日が木曜日ということもあるので今から調整して金曜日に有休を取り4連休を作ってインドに行くかといろいろ考えていた。

ただ、AirAsiaや、他の航空会社のフライトスケジュールを見ているとどうも都合が悪い。5日の午後19時出発など4日しかない日程をうまくこなせないフライトスケジュールばっかり。ならば前日の晩に仕事終わってから急いで空港に行ってその日のうちにインドへ飛んでしまうとかいう手もあるけどどちらにせよ19時の便では前日午前休を取らなければいけなくなる。

「うーん」と悩んでいるところにふと、YouTubeの動画ページにAirAsiaの広告が。

chongqing > 1990THB

あれ?chongqingってどこだっけ?重慶?中国?ブッキングは?10月06日まで?フライトは?1月までの分まで?12月05日と08日って便あるのかな?

ありました。。。

12/05 DMK(ドンムアン) 06:20 > CKG(重慶) 10:20
12/08 CKG(重慶) 19:55 > DMK(ドンムアン) 22:05

これは理想形にちかいフライトスケジュール。中国でもいいかなー。もう7年は足を踏み入れてないし、内陸は全く訪れたこともない。せっかく四川省に行くなら成都に行きたい気もするが、成都へのフライトスケジュールがこれまたバランスが悪かった。なのでいろいろ迷いつつ重慶で決定。ポチッとな。お値段は航空券が二人往復で9,160THB、Insuranceで598THB、シート予約400THB、預け荷物20kgまでを往復で一つ1,000THB、決済手数料40THBのトータル11,198THB(3万円ちょっと)となりました。なかなかお手頃な価格なんじゃないでしょうか。中国なら日本人も、タイ人(彼女)も観光ではビザ要らないしお気軽。
2013/12/05 updated! : これ、間違いです。タイ人は中国の観光目的での入国に際してビザ要ります。。。ビザ取らないと こう なります。

しかし重慶ってすごい大きな街でなんかあんまり観光資源がなさそう。。地球の歩き方見てもページ数が少ない。。。だから安いのか?まあそれでも中国の内陸の大都市を眺めるのと、激辛四川料理、火鍋や麻婆豆腐、麻辣の串焼などが楽しみ。重慶の二つの川が合流するところのビル群なんかニューヨークのマンハッタンに見えなくもない気がしますな。は!アーバンだね!中国らしいとんでもないハプニングとかを期待しつつ12月に向けて準備するとします。。。

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! 2013年06月11日

Air Vanuatu in Sydney
“Air Vanuatu in Sydney” photo by Simon Clancy

これまたKindleで購入。この人のブログなんかはちょこちょこ見てたけど、初めて書籍を購入。600円ぐらいで安かったのでとりあえず。

【目次】
はじめに
第1章 お金から見える世界
第2章 異国で働く人々
第3章 人生観が変わる場所
第4章 共産主義国への旅
第5章 ビーチリゾートの旅
第6章 世界の美術館
第7章 古代遺跡の旅
第8章 恵まれすぎの南欧諸国
第9章 変貌するアジア
第10章 豊かであるという実感
さいごに 旅をより楽しむために
若者の海外旅行離れについて~あとがきにかえて

この本、著者が1980年代頃から海外旅行でいろいろな国に訪れて見て感じた景色が描かれている。

通貨、労働、政治、リゾート、美術館、遺跡、国、ちょっと併記していくのが難があるかもしれないけど、こういった視点で訪れた各国の
お家事情と過去、現在、そして自分たちの置かれた環境、「日本」をいろいろと考えてみた、というような内容になっております。

個人的には海外旅行ってのは、基本街歩きが好きで、古代遺跡や見どころ、観光地ってのにはそれほど興味がない。やっぱりそういうところって良くも悪くも観光客はお客さんでお金を払う立場でその場に参加しても「客」としてもてはやされて、それ以外の風景ってのは見れずじまいってことが多そうだからというのが理由。それよりかはちょっと離れた傍観者としてただぼさーっと街中を歩きながら

「あー、****って新興の通信会社って書いてあったけど街中ではかなり看板が多いなあ」
「50㎡、12/50 ***Street 4500、どの通りかわからんけど、50平米で家賃こんなもんなんかー」

とその国の生活や経済の片鱗を見ながら歩くのが楽しい。タイに戻ってから可能であればその国の株なんかを買ったりするのも楽しい。なので、この本に書かれているいろんな考え方は結構興味を持って読めた。しかし、この人かなりの数の国に旅行してるねえ。日本の場合行きにくい南米やイースター島とかにも行ってるみたいだし。自分には普通のガイドブックよりも文章に旅情を感じられて久々に海外旅行行きたいなーって気持ちにさせてくれたいい本でした。

個人的にはやっぱりアジアの章あたりで制度としてではなく、人から人への施しなどの習慣を実に日本人らしい「他人にお金を与えるってのが偉そうで見下してるように思われないか」ってな感情と現地の人間が遠慮の欠片もなくチップを求めてくる様に当惑しながら実に生真面目に考えてられるのがやっぱり旅行者としての観点だなあと感じる。これが現地に住みだすととにかく日常でめんどくさい局面が多いのでそういった当惑は通り越して無理くりにでも自分の中で答えを出して迷いなく対処しないと時間がかかっていけない。そういう事を認識できる点でも最初の旅行者の時の自分の気持ちと今生活している自分の気持ちの差異みたいなものも認識できて面白い本でした。んで、僕の場合よほどの事がない限りタンブン(タイ語で「徳を積む」、いわゆる施し)は「基本やらない」なんですが、服をひっぱられようが足を掴まれようが、まとわりつかれようが、目線も合わせず振り払って、場合によっちゃ体当たりで道を開けて過ぎ去る。こんな感じなんで感じ悪い日本人なんでしょうなあ。

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!
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Kindle Keyboard活用法 & Koboディスク容量拡張 2013年05月23日

Kindle paperwhite vs. Kindle Keyboard
“Kindle paperwhite vs. Kindle Keyboard” photo by gillyberlin
↑ これの左が最新のKindle Paperwhite、右がKindle Keyboard。

・Kindle Paperwhiteを買った

KindleのPaperwhiteって7,980円という低価格で売っていて、最近Kindleで買った本も数十冊というぐらいにたまってきたのでE-inkリーダーでも買っとくかということでとりあえず買った。

実際にモノが届くのは今週末ぐらいになる予定で、日本からハンドキャリーで持ってきてもらう予定。

・Kindle Keyboard??

しかし、最近バックパッカー系のサイトを見ていると、Kindle関連で面白い投稿がいくつかあった。そこではバックパッカーの必須ツールとして2世代前のKindle Keyboardが挙げられている。なんでまたこんな古い機種なのかというと、Kindleに実装されている携帯電話の3G回線の通信モジュールがキモで、操作性は悪いもののKindle Keyboardの3G接続はSIMが事前に挿入されており交換不可。しかし、Eブックデータのダウンロード用に通信費はすべてAmazonが負担しているというもの。これが海外でも自動的にローミングして通信ができるのであります。海外でも通信費用は全部タダ。

これ、国から国へ移動してもSIMカードを新調することなく、ネットに繋がるということでGoogle MapやGmailが使えるらしい。今の新しいモデルのKindleにも3G対応版があるが、どうも通信に制限が掛かっているらしく、Eブックの購入やWikipediaぐらいしか今は接続できなくなっている模様。だからKindle Keyboardが重宝するらしい。eBayで見てみるとKindle Keyboardは大体50USDぐらいで中古で売りに出てるから結構お安い。ただし、この世代のKindleは今の日本のKindleで購入したEブックは同期できず読めないので新たな書籍を読むことはできない。自炊データを自分で転送させて読む、ということなら使えるかも。でもEブックリーダーとしての機能がどうのこうのということではなく、インターネット接続端末としての機能性がバックパッカーのウェブサイトでは重視されている。

そんなこんなをいろいろWebで調べていたら、去年の半ばに買った楽天のKobo Touchにまだ未読の本が入っていたことを思い出した。んで読み進めていたんだが、Kobo Touchのほうはネット上に以下のような改造TIPSが出ていた。

・楽天Kobo Touch 拡張

kobo touchの内部ストレージを増設してみる – 年収60万円のblog術

Kobo Touchの内蔵ストレージは2GBとなっており、その2GB内でシステム領域も取られているので実質書籍のストレージ領域として使用できるのは2GB以下となっていて、純粋にテキストの書籍データならそれほど気にならないが、自炊データや漫画のEブックを購入している人には2GBはちょっと心許ない容量だと思われる。

そもそも、Kobo TouchはSDカードスロットが付いているのでそこにSDカードを刺してストレージを拡張することはできる。しかししかし、上記の改造TIPSで載っているのは内蔵のストレージ拡張。実はKobo Touchはカラーのハメコミ背面パネルをパチパチと外していくとSDカードが内部に刺さっていてストレージはSDカードを使って確保している模様。これのパーティションイメージをddコマンドなどでバックアップして32GBなどのSDカードにコピー、その後、書籍保存領域のFAT32のパーティションをパーティションツールを使って拡張してしまえば内蔵32GB、外付けSDカード32GBの計64GBぐらいまでは拡張できるのである。

これはこれで自炊データをいっぱい持っている人には心強い容量。楽天Kobo Touchは個人的にはKindleよりも操作性、ディスプレイの視認性では劣るが、このストレージの大きさを活かして自炊の地球の歩き方などを数十カ国分とかコピーして持ち歩くことができる。それで重量は200g以下になる。電子書籍リーダーで今の御時世ガイドブックが重くてたまらんなどというくだらない悩みは解決なんであります。

・でもKindle Paperwhiteは純粋に読書用

というわけでタブレットの影に隠れがちなEブックリーダーですが、いろいろ調べていくとこのような地味な活用法があったりで中々面白いもんです。久しぶりにEブックリーダーで本を読んでみたが、TwitterやFBのプッシュ通知で邪魔が入ったりせず、落ち着いて本が読めるのがとてもいい。今度届くKindle Paperwhiteも純粋に本読み用のデバイスとして活用したいのです。

Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhite

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自由の屋台飯 2012年10月27日

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知らない街を歩いてみたい〜とくらあ!つい先日もう雨期開けか?なんて事を言っていたらイタチの最後っ屁のごとく平日の夕方から晩にかけてドバッと降った。とはいえそれ以外、朝晩の空気は澄んでいて気温の加減がとても気持ちいい。夜バイクで走っているとその走行風が気持ちよくてヘルメット外して走りたい感じだ。

この時期にタイの田舎に車や飛行機でちょこっと旅行に出て、何もない街中、一人でタイの乾期の風が吹く中を屋台で飯を食いたい。ビールとムーヤーンとかつまみながら厨房のほうから親父が聞いてるモーラムが流れて来たりして、実にぽつねんと一人旅気分が盛り上がる。高校・大学の時なんかは毎年必ず秋口に気分が落ち込みしばらく家から出ない事もあったが、働き出してからはリアルな社会生活にそんな辛気くさいマインドも矯正されて元気になりました。タイで涼しい風に吹かれながらビールを飲んでるとなぜかそういう気分を思い出すのであります。それも又吉、いやまた良し。妙に一人でぽつねんとしているのが自由に感じるのであります。職場の人、友人、彼女と一緒というのもいいんだが、その辺やっぱ根っからのインドア派としては一人でぼんやりしてる時間がある程度ないと息が詰まる感じがします。こんな感じで自由をかみしめるタイの田舎の一人飯というわけです。12月もまたぶらっとどっかのイサーンの田舎街に泊まりに行こうかな。

前置きが長くなりましたが、バンコクのナンリンチー通りになんともそんなもの寂しい感じを味わえるイサーン料理の屋台があります。

จิ้มจุ่มหน้าธนาคารกรุงศรี – Sathon – Chong Nonsi, Bangkok

この通り夜の9時ぐらいになると周りのお店は店をバタバタ閉めてしまって閑散とした通りとなり、通りに響く車やバイクの走行音がたまらなく寂しさを演出してくれます。ここの店は結構親父が偏屈であんまりベロベロのうるさい酔っぱらいじじいなんかも寄せ付けない感じ。んでもってこの屋台、田舎の屋台みたいに比較的清潔なんであります。個人的な印象では屋台は田舎のほうが清潔な気がする。バンコクのほうが金の事をしか考えないでメシ屋やってる奴が多くて汚くてもほったらかしみたいな屋台が多い。そんな疑似田舎感屋台であります。ここのお店の売りはチムチュムでおます。

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この地域ほとんど日本人がうろつかないエリアで、BTS、MRT、BRTのどれからも遠くてアクセス悪いので行ける人・行こうと思う人は少ないでしょうけど。。。

MPツアーの閉店 2012年02月27日

どうも今年1月にカオサンの有名な旅行代理店MPツアーが閉店していた模様。

【タイ】カオサンの日本人旅行代理店『MPツアー』が突然閉店 / タイ人「チケット受け取れない日本人が大勢きた」 – ロケットニュース24(β)

2006年にタイに来た当初何回かお世話になったことがあるのと、2007年に台湾にダムダム団を見に行った際にここでチケットを購入したっけ。ちょっとした腐れ縁で何回か出入りしてたがついに。。。

しかし、ここの店舗も凄いところにあった。バイヨンビルという内装がぐちゃぐちゃのまさに「カオサン式のタイ」を体現したような薄暗いビルだった。リンク先の写真にもあるように地下にエスカレータが伸びているが何年も前からずっと停止していて地下に何があるんだかまったく想像できない魔窟のようなところでありました。

2005年に買った下川裕治の「週末アジアに行ってきます」という本があるのだが、これにカオサンーシェムリアップ(アンコールワット)間が100THBという超激安のバスが載っていて、幹線道路沿いのメシ屋などに無駄に停まり飲み食いさせたり、深夜にゲストハウス前に到着してほとんど全員そのゲストハウスに泊まらせ、微々たるキックバックをもらってバス会社は運営していたという。2006の9月にまさにそのバスに乗ってシェムリアップに行った。きつかった。そのチケットを予約したのもMPツアーだった、と思う。

ちなみに話それますが、この下川裕治の「週末アジアに行ってきます」、何気に目立たぬ良書だと思ってます。サラリーマンや社会人がつかの間のアジアを味わいに週末の土日プラス金曜か月曜、もしくはその両日を有給とってアジアに出掛けるにはどういう流れがいいか?みたいなことを実践している。社会人になってからのつかの間バックパッカー。現実的な選択肢の参考書です。

週末アジアに行ってきます (講談社文庫) 週末アジアに行ってきます (講談社文庫)
下川 裕治

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