株の世界では有名(らしい?)ピーターリンチの著作。
この人の本も全くトリッキーなことは書いておらず、ファンダメンタル分析を地道に行って、いい企業を見つけたら価格が安値になるのを待ってタイミングよく買う、ということ。また暴落やその他いろいろと株をやってる人間がやきもきする出来事が毎年毎年起こるが、その際の気持ちの持ち方までいろいろと書いてくれてる。若干冗長な気もして、読み切るまでに布団の中でかなり寝落ちを繰り返して読み切った。あまりうまく説明できないけど、やっぱりウォーレンバフェットの発言内容と比べればどことなく若さの感じられる文章だったような気がする。ちょっともう2、3回は目を通して株式投資の際に必要な検討項目をまとめようと思う。
そんな中で締めの言葉として
「市場平均以上の成果をあげられないと思うなら、投資信託を買って、余分な精力やお金は使わないことである。」
というのがあり、まあ自分で個別銘柄投資してうまくいかなければ、ETFでインデックス連動を買って置いておく、というほうが賢明なんだろうなと思った。まあ毎日のあがりさがりのドキドキが薄れてしまうが、証券買ったことは一時忘れて自分の現実の仕事などにさらに注力すべきなんでしょう。2、3年ぐらいかけて結果を見てダメだったらインデックス連動の信託ですな。
ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け ピーター リンチ ジョン ロスチャイルド Peter Lynch ダイヤモンド社 2001-03 |