ツイッター、その 雑念のゴミばこ 2011年10月28日


↑ こちら僕の大好きな「東京ワッショイ/遠藤賢司」もちろん横尾忠則氏のジャケットデザイン。

この本も友人にハンドキャリーしてもらいながら長い間積読状態だった。

いつからだったか横尾忠則氏のツイッターアカウントをフォローしている。

横尾忠則 – Wikipedia
TADANORI YOKOO OFFICIAL WEBSITE
横尾忠則 (tadanoriyokoo) on Twitter

この人、フォロワーが12万人居て、フォローしてる人が0人というちょっと普通のツイッターユーザーとは異なる。ツイートの内容もおおよそのツイッターユーザがつぶやくような内容からかなり離れたところにある。僕はこの人のつぶやく内容が結構好きで時々Retweetしたりしてたのだが、そうこうしてるうちに横尾忠則氏のツイッター本が出るということを聞いた。早速Amazonでポチリして日本に居る友人に頼んでハンドキャリー。

「ツイッター、その 雑念のゴミばこ」

いいタイトルです。確かに横尾忠則氏はまったく誰もフォローしてない。コミュニケーションツールとして使う気はないんでしょう。エッセイでもない、会話でもない、「ひとりごと」とあとがきに書いてあるとおり、基本投げっぱなしの放言。

「想像してごらん」オノ・ヨーコ 「想像をやめてごらん」ヨコオ・タダノリ

世間は作品の良し悪しで判断する。そんな意見に惑わされていると本当にしたいことから遠ざかる。芸術家は見たくないものを見るけれど、世間は見たくないものは見ないのだ。

ずっとネットで見ててこれらのつぶやきは面白いなあとずっと思っていた。思っていたのだがこの本はホントにツイッターのつぶやきが時系列で載ってる以外何も載っていない。あるとすれば最後のあとがきぐらい。そして表紙・裏表紙に氏の絵が載っている。これでちょっと1400円ってちょっと高くないかい?これが正直な意見。もう少し、まとめかたに工夫があったりしてもいいと思うが、ただ単に時系列で掲載。なんか手にしたときのワクワク感が薄くてもうちょっと上でもいいし、下でもいいんだが「エーッ!」っていうサプライズが欲しかった。

というわけで横尾忠則氏がツイッターをやってること自体を初めて知った人はとりあえず氏のアカウントをフォローすることをオススメします。後日本に居る人は本屋で一度手に取って見てみるのがいいんじゃないでしょうか。

ツイッター、その 雑念のゴミばこ ツイッター、その 雑念のゴミばこ
横尾 忠則

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