カオラックから北に50km程行くとカオソック国立公園がある。同行のMiyaさんと行って来た。
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カオラックから4号線を北に向かうとタクアパーという街がある。そこから401号線に入りずっと山路を走って行くと道路のすぐ脇に象が居てたり、なんとも秘境チックな風景になってくるのである。
↑ 道路の脇に象。色が目立たないが、右側に居ます。拡大するとよく見える。
標識の案内に従ってカオソック国立公園入口までやって来て車を止め適当に散策。
奥に滝があるという事で見てみようということになった。しかし、この降り続く雨で道の土がぐずぐずになっており、滑ったり、大きな水たまりが道をふさいでたりで歩くのが大変。更に極めつけは、歩いている途中に彼女の手にヒルが落ちて来たと言ってヒルの嫌いな彼女は半狂乱に。そんなこともあって滝は諦めて引き返して来たが、公園入口までたどり着いて自分の体をチェックしてみたら、腕の裏とかにヒルが張り付いており、むしりとるとそこから血がぷっくりと湧いて来た。ヒルに噛まれるなんて何年ぶりの体験だろうか。子供の頃田んぼで遊んでて足にくっついていたような記憶はあるが。。
彼女の足元にももう一匹くっついていたのでとりはらい、Miyaさんにはヒルついてないねー、タバコ吸ってるから血が苦いんじゃないの?とくだらない事をいいながらレストランに入ってビール飲んでたら、Miyaさんの座って居た椅子の下にでっかい丸々としたヒルが落ちている。Miyaさんがズボンの裾をめくってみるとヒルが2,3匹しっかりくっついて居た。更に靴の中にも2匹程。靴下の上から噛み付いて血を吸っていた模様。
全部むしり取ったらMiyaさん大流血。しかもビール飲んでるもんだから血が出る出る。ヒルは唾液に麻酔物質を含んでいるらしく噛まれた事に気づかなかった。さらに、ヒルの唾液は血液の凝固を妨げる作用があって中々血が止まらない。
みんなヒルの猛攻でちょっと意気消沈し、カオソックはもういいやと退散。しかし、まさに東南アジアのジャングルと言えるような熱帯雨林を見れたのはいい体験でした。第二次世界大戦のマレー作戦では日本軍はこんなジャングルを越えて行ったのかと物思いに耽る一瞬でした。