在タイ2回めのクーデター 2014年05月20日

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↑ こちらは2006年の際のTank on the Road写真。

というわけで2014年05月23日にタイに来てから2回目のクーデターが起きました。

ちょうど僕が2006年にタイに遊びに来てフラフラしているところにいきなりクーデターが起こり、Red&Yellowの対立のスタートとなったタイミングで、それとは何の関係もなく僕は世界大旅行と銘打った無期限周遊旅行のお金が底をついてどうしようかとしばし悩んだ後に、そのままバンコクで就職を決めてしまったその時から8年です。

なんとも感慨深いというか、別に関係ないやんというか。。。今はもうほとんど夜遅くまで酒を飲み歩いたりもしないので、外出禁止令で10時以降は外に出れないという生活もほぼ問題なしで時間は経っているなあと思いつつ。

しかし、タイの政治も赤や黄のどっちが政権取っても、なんだかんだで揉めて解散してまた赤が選挙で勝って揉めての繰り返しで、今年に入ってかなり煮詰まった感があったのでクーデターでちょっと新展開ってところなんですけど、これでまた民政移管したところで同じことの繰り返しなんでまさか軍政が何年も続く、なんてことがあるのかな?などとも思ったりもしてます。

そういえば、会社の同僚がクーデターが起きた時に、

「革命が起きたみたいっすね!」

と言って「革命じゃねーよ、クーデター!」と笑われたそうですが、タイでクーデターを表す ปฏิวัติ パティワッ(ト) は英語訳だとRevolutionに当てられてまさに革命なんであります。だから彼は間違ってなかったんでしょうな。

ちなみにこういうことを書いていて、ふとクーデターと革命の違いは?と思って調べてみた。

革命:
革命(かくめい、英語: Revolution、レボリューション)とは、権力体制や組織構造の抜本的な社会変革が、比較的に短期間に行われること。対義語は保守、改良、反革命など。
革命 – Wikipedia

クーデター:
革命はイデオロギーの抜本的な改革を行い、政治権力や社会制度などの体制そのものの変革を目的とする。反乱は政治的な暴力の行使であり、より保守的な政治性を持ち政治的支配の変更を達成するために行われる。対してクーデターでは支配階級内部での権力移動の中で、既存の支配勢力の一部が非合法的な武力行使によって政権を奪うことであり、行為主体である軍事組織により、臨時政府の樹立と直接的な統治が意図された活動である。

社会制度と支配的なイデオロギーの政治的な転換については革命、統治機構に対する政治的な対抗については反乱、政治的な目的を達成するための計画的な暴力の行使についてはテロリズム、単一国家の国民が階級や民族・宗派などに分かれて戦う武力紛争については内戦をそれぞれ参照されたい。
クーデター – Wikipedia

とのことで、軍隊みたいな国に認められた暴力組織が非合法に政治権力を握るというのは到底革命とは呼べず、クーデターと呼ぶんだ!みたいなところかもしれませんが、まあそれも見る人によって異なってくるだろうなというところです。軍隊内部ではクーデターを美化&正当化させるためにみずから革命と呼んでるのかもしれません。もしくはテレビなどのメディアで放送させるときに「革命」という言葉を使うように命じたとか。

まあいくらでも曖昧に出来る言葉ですな。ちなみに警察と軍隊の違いってのも詳細にはどういうふうに説明されるのだろうとググってみたのですが、日本語のそのような解説をしてるサイトは日本人解釈に凝り固まった「こうあるべき」とか「法律によると」的な話ばかりで非常につまらなく、それでは英語のサイトを、と読み始めたところ、車の中ですぐに寝落ちしてしまいました。。。