木村の前に木村なく、木村の後に木村なし 2011年09月06日

君は柔道の木村政彦を知っているか??!

まさにそのままのタイトルでこんな長編の番組が作られていたことは知らなかった。空手バカ一代に熱中した方なら全員がご存知の柔道家・木村政彦。大山倍達先生にも最強と言われながらも、力道山とのリング上での”真剣勝負”に沈んでいった木村政彦。

こちらにはその力道山との試合の部分の動画が上げられております。

どうみても途中からいきなり力道山の対応が切り替わり、ただのケンカファイトになっている。こんだけどつかれながらも木村政彦は見世物としてどうオチをつけたらええんやと考えながらリングに沈んでいったんだろうか???

空手バカ一代では大山倍達がまさにリングにあがろうとして周りに止められたその瞬間がこの動画であります。しかし、この辺の戦後すぐのプロ格闘技の世界は大山倍達・力道山・木村政彦などの巨頭が密接に絡み合っていて面白い。この中ではエンターテイメント的な演出がうまかった力道山がテレビという新メディアではウケがよく、木村政彦と同じく求道的な性格の大山倍達は梶原一騎、真樹日佐夫のお二方”格闘技界の名プロデューサー”と組むことで成功を収めたが、木村政彦は唯一そのへんのエンターテイメント(演出)にうとかったんだろうなあ。

しかし、木村は求道的で柔道に打ち込み、戦後の混乱の中で必死に生き抜く道を捜し求め、ビジネスとしては成功しなかったものの、次世代を育てていった、、、日本人の好きなストーリー展開ですな。。。

しかし僕はやはり梶原一騎先生の男子の基本欲求をストレートに刺激するストーリーのほうが好きだ。。例えばこんなの。。。