食っちゃ寝台北

次の日から台北散策開始。とりあえずダムダム団がライブを行う圓山公園駅を下見しようと台北の地下鉄に乗って駅へ。

圓山駅についてもまたここが地味なところで、公園をぶらっと歩いて、そのほか街をうろついて後はやることがなくなってしまう。しょうがないので圓山公園駅から台北駅までの5駅ほどを歩いて帰ることに。大量に汗をかきながらゲストハウスに到着。そしてテレビ見ながらビール。

台湾はえらい日本贔屓な国だと聞いておりましたが、テレビでも日本の番組がバンバン流れている。上戸彩のドラマや、お宝鑑定団、バリバリバリューとか中国語の字幕付きで四六時中やってます。そしてそんな中、いきなり川口浩探検隊が流れ始める。ああ、台湾に来て川口浩が見れるとは思わなんだ、、、。アイスランドの火山活動によって出来た巨大なクレバス、ギャオに挑戦しておりました。日本贔屓の国、日本人宿、日本の番組、地味な町並み。なんとも外国に来た気がせん。

それでも少しはおもろい所を見つけようと次の日も台北駅の回りを散策したりしていると、台北駅地下街広場にて、虚無僧が尺八の演奏会をしておりました。その虚無僧が吹いている曲が演歌ばっかりで、写真を撮ったときは「浪花節だよ人生は」を吹いておりました。台湾人、とにかく日本のものが大好きなんですな。でも虚無僧はどうかと思う。

銀行に両替に行って、「レートいくら?手数料取るの?」と聞いたら、「うちの銀行はT/Cの換金は手数料高いからICBCという銀行へ行け」とわざわざ他の銀行を紹介してくれる奥ゆかしい台湾人。酒もあまり飲まず、町中の屋台ではほとんど酒をおいていない真面目な台湾人。大陸の中国人のようにワイルド&クレイジーなところも少ない。

いい人達だが、刺激に欠けるな、、、と思ってましたが、台湾のスポーツ新聞を見てびっくり。一面からこれでもかと言わんばかりに事件事故の死体写真を載せまくり、犯人の写真に至っては手錠をかけられた瞬間の写真が載っている。というか非常に作為に満ちた紙面で、普通新聞記者が到着して、写真取る準備が出来た時にハイ!逮捕!ってありえんでしょう。多分警察も事件があって犯人逮捕した後でも、記者が来たら

「ほら、もっかい逮捕の瞬間の絵を作るから、撮って撮って!」

とかやってるんやろう。とにかくスポーツ新聞はどのページをとっても扇情的な写真ばっかですわ。川口浩といい、結構台湾の人はこういうハードなコンテンツ好きなんでしょう。そんなこんなでぐだぐだと毎日を過ごして28日のダムダム団ご一行様とご対面の日を迎えるのでありました。