地味な台北

香港は毎日素晴らしいぐらいに晴れまくっていた。台北への出発当日も快晴なのでこりゃ快適なフライトになるわい、と思っていたが、離陸後10分程度で飛行機が揺れ出す。南シナ海上をぐらぐら揺れながら約1時間半のフライトで台北の中正国際空港に到着。着いてみるとなんと台湾は台風上陸前夜でした。それで揺れたのか。

イミグレを通り、両替をして空港のArrivalロビーに出たのは夜11時前。よく考えたらこんな時間に新しい街に着いたのは初めてで、台北への電車かバスがまだあるのかちょっと心配になる。しかも宿もまだ決めてないのであります。空港の出口でタバコを吸っていても、声をかけてきた客引きは一人だけ。

「安いホテル知ってるからそこに泊まれ」
「俺、タクシーの運転手。ホテルまでも乗せてってやるよ。」

とおきまりのパターンで話しかけてくるが、

「ワシ、300NTDで泊まれるとこ知ってるんやけど、それ以上に安いとこある?」

と言ったら、そんな安いホテルはないよと黙り込んでしまった。そしてワシを勧誘するのをあきらめたのか他の客にアタックを開始し始めて、それっきり。台北では客引きは少ないな、、、。

香港に居たときに調べておいた日本人向けゲストハウスがいっぱいだったら泊まるところを探すのが苦心しそうやな、とさらにあせっておりましたが、

「ドミトリー空いてますよ。とりあえず台北駅まで来てもらえますか?台北駅で電話もらえたら迎えに行きます。」

とのこと。よかった、これで宿確保。一泊300NTDのドミトリーであります。ほんでもってバスで空港から台北駅まで移動。しかし、台北の街は地味だ。OG氏が以前台湾に行った時のことを

「台北はほんまに大阪に似てるで。なんか、大阪から飛行機に乗って大阪に着いたような感覚やったわ。」

と言っていたが、まさにその通りで大阪西九条や鶴橋みたいな感じの町並みで、台北駅の回りも、日本の地方都市の県庁所在地駅のような感じであります。

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しかも夜11時半ぐらいで街の明かりがほとんど消えてる。寝静まるのも早いのか台北、、、。そして台北駅でゲストハウスのオーナーに迎えに来てもらって、この日は早々に就寝。