トロマと狂信的アメリカ 2011年03月19日

LLOYD KAUFMAN - Troma Film Director
↑ Troma創設者、ロイドカウフマン

なんとかこの土日中に体調を戻さないといけないのでこの週末は絶対安静。ま、ずっと家に居るだけに始終ネット漬けとなるわけです。先日のチャイナシンドローム、スリーマイル、悪魔の毒々ハイスクールと来て、少年時代に横目で観てたTroma Moviesが非常に恋しくなってきたわけです。

ブログの更新の際にEmbedしたTroma映画の数々を今一度youtubeで再確認。80年代のクソホラー映画の作品群を思い出す。僕が中学生の頃、80年代の終わりがけ、レンタルビデオ屋に二束三文のクズホラームービーが並ぶ中、中島らもがクズ中のクズのホラームービーを選定してくれていた。その著作の中に出てくる作品を観て楽しんだものだったが、そのようなB級、C級のクズムービー好きな方なら誰でもご存知であろうプロダクションが「Troma」であります。日本では「悪魔の毒々モンスター」をはじめ、「悪魔の毒々ハイスクール」、「悪魔の毒々プラトーン」などでおなじみ(マイケルホイの作品と同じく、全く異なる映画だが、続編の如く同じ冠がついている)。ちょっと久しぶりにトロマ作品コンプリートで観てみたい気分になった。手に入るだろうか??

そんなことをしながら夜はApple TVでレイチャールズの半生を描いた「Ray」を観る。この映画で初めて黒人コミュニティの葬式の中でアップテンポなゴスペルを歌うシーンを観た。そしてレイチャールズがゴスペルの曲調でR&Bを取り入れて演奏する中、真っすぐな人たちが「悪魔の音楽だ!」となじるところなどは今まで黒人音楽の本で読んできたタブーや宗教的な空気感が直接目で見れてよかったと思う一瞬だった。しかし、「ワイルドバンチ」の町中で描かれていた宗教、「真夜中のカーボーイ」の主人公が幼少時代にトラウマを背負った変宗教などなどの風変わりな派生宗教、この「レイ」で描かれているような宗教に真っすぐな人たちなど、結構アメリカって変な宗教と狂信者が多い国、という印象を受けるなあ、勝手に。

うーん、最近引きこもって外出してないのでタイのネタをまったく書いてないな。。。

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