Van Der Graaf Generatorの「Godbluff」 2017年01月07日

最近のお気に入り盤は英国のVan Der Graaf Generatorの5thアルバム「Godbluff」であります。

Van Der Graaf Generator(以下、VDGG)は大学生の頃にユーロプログレをよく聞いていた際、1998年だったかDIGという音楽雑誌でこの「Godbluff」が名盤として取り上げられていました。

それからしばらくしてVDGGの何枚かをレコード屋のワゴンセールで見つけて聴いたりしたが、特段トリッキーなところもないし正直あまり好きなバンドではなかった。

しかし、最近改めて聴いてみると歳を取ったせいか割とじっくり聞ける。特にこの「Godbluff」は地味〜に重たいリズムをベタベタ捏ねくり回し、実にプログレの音色といったオルガンと金管の音、ドラムもテンプレ的なおかずの多用、どちらかと言うと歌というよりはアジテーション的なピーター・ハミルの唄。むせ返えるぐらい典型的なプログレ臭です。高円寺の喫茶プログレの夜を久しぶりに思い出してしまう空気感。

技巧的な印象は与えないけど、でもこのバンドは?と聞かれるとプログレと全員が答えるであろう音作りがハマるときはツボにハマりますな。

mp3なんかで聞いてたらあまり意識しないが、4曲しか収録されてなくて、どれも10分弱の曲でA面2曲、B面2曲。プログレですなー。

他のも聞いてみたくなってロシアの格安mp3サイトgolden mp3で「Still Life」や「Earth Record」なんかを買ってみた(ここはmp3のサンプリングレート192kだけどアルバム一枚が1ユーロで買える)が、「Godbluff」ほどグッとこない感じですな。

根拠はないけど芋焼酎お湯割濃いめと相性のいいアルバムかなと。日本の冬の夜長に芋焼酎の湯のみ片手にピーター・ハミルのがなり声を味わってみるのもいいんではないでしょうか。

Godbluff
Godbluff

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