つい先日映画版「のび太の海底鬼岩城」の、ストーリーを全く書かずに副次的な要素ばかり気にして書いたどうしようもないレビューを上げましたが、今度はkindleのコミック版で「のび太の魔界大冒険」を読んでみました。どちらも確か子供の頃結構夢中になった長編ドラえもんシリーズだったはず。。。
読み始めてみると断然こっちの方が面白い。もしも現代が魔法の世界になったら、という無邪気な空想が現実になっても、今の現実そのものの競争社会が魔法社会にも依然存在して、学校で魔法のテストもあるし。空飛ぶ絨毯も簡単には手に入らず、免許を取る必要もあるし家計を切り詰めて何年ものローンを組んで購入するようなシロモノだとか。
冒頭のドラえもんとのび太の謎の石像とか、フェイクのストーリーエンドやら、設定の細かさとストーリーの練り方が子供の頃の自分にはエライ高度に思えて「この映画は凄いなあ」と一人納得していたと思う。改めて40歳になって読んでみてもあまり印象は変わらなかった。結構大人も楽しめるストーリーだとは思います。
しかし、なんで海底鬼岩城とこうも印象が異なるんだろう?
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