三波春夫は和式のプログレミュージシャンなんですな 2016年03月23日

いやー、ふとしたことから三波春夫の「世界の国からこんにちわ」を聞き、そういやこの人、普段はどんな唄やってる人なんだろうと思ってYouTubeを見てみると、、、、いやーすごい!感動した!

すごいすごい昭和の芸人のホントの芸人たる熟練技ですな。ふらついたところがまるでなく唄の世界にぐいぐい引き込まれる。曲が終わったら口半開きでポケーッ。。。

そしてこの名作「元禄名槍譜 俵星玄蕃」。数十分の浪曲のストーリーを短くまとめた歌謡浪曲という三波春夫が成し遂げたスタイルらしい。この頃の歌謡曲は基本的に2,3分程度だったろうに、約10分弱の唄あり、語りあり曲展開も大きくまるでプログレだわ。Youtubeのコメント欄に「Queenのボヘミアン・ラプソディに並ぶ」と書いてる人がいるけどまさにそんな感じですな。

いやー、ちょっとこれから三波春夫ちゃんと聞こうっと。でもこれ聞いた後広沢虎造の講談を聞いてみたけどさすがにこの頃の純な浪曲はまだちょっとしんどいな。。。