真樹日佐夫先生主演のもやもや、もやもやーとした気分になる「カラテ大戦争」を見た 2016年02月01日

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今回日本から友人の来タイで持ってきてもらったDVDのうちの1枚、真樹日佐夫主演、「カラテ大戦争」を見ました。

いやー真樹日佐夫先生主演の映画ということで期待して見てみましたが、なんともなんとも。実写映画に漫画的な展開の脚本被せるとこうも嘘くさいもんかと唸る次第。フィクションで作り話なんだがドキュメンタリータッチで演出されているのがこれまたなんとも稚拙に見えてしまって。。。同じく持ってきてもらった安藤昇先生主演の「男の顔は履歴書」がドラマとしては非常によく演出され、作りこまれていたのでイマイチ完成度が低い印象を受けてしまいます。。てか「カラテ大戦争」というタイトルの段階でそのような事は悟らないと行けないのか?と自問しながら書いたりしてるのですが。。。

それでも2回見た自分は偉いと思う。1回目テレビのDVDプレイヤーで見ていて横からタイ人の彼女が「何?何?何?この人達??」と実に訝しげな目で聞いてくるので説明に困りました。途中から質問しなくなったなと思ったら寝てた。。。

ジャッキー・チェン以前のアクション映画で早回し演出もなく、ブルース・リーのような動きの俊敏性もなくアクションはイマイチ締りがないし、真樹日佐夫先生の声があまりにドスの効き過ぎたガラガラ声だったために声優が吹き替えたりでいろいろとマイナスポイントが多いが大滝秀治がカラテの師範をやっているという前衛的な配役、70年代の夏樹陽子の美しさ(めっちゃキラキラしとる。全然いま見ても美人だと思えます)、動く白冰冰も始めて見れたのが良かった。

後個人的にはタイ在住という身なんで70年代のタイの風景を見れたのが嬉しかったが今とそう大して違わない印象を受けたのは意外だった。。。

最後のお互いが再起不能になるまで戦い抜く、という展開もなんだかなー、という印象で最後までモヤモヤが残りますが今の日本映画の空気感とは明らかに異なる面白い作品であることは確かであります。一回ぐらいは見ておいたほうが多分見ないよりはいい人生をおくれるような気がします。。。

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