Windows8.1のYouTubeビューワー、ダウンローダー Mega Tube 2014年04月18日

Project 366 #174: 220612 A Night On The Tiles
“Project 366 #174: 220612 A Night On The Tiles” photo by Pete

Windows 8 Tabletが現在のメインタブレット。Acer W4の8インチタブレットであります。

しかしまあ、そんな中いわゆるWindowsのタブレットモード、旧MetroUI、現在の呼称がModernUIですが、このフォーマットのアプリが少ない少ない。基本的には8インチなんでタブレットメインの使い方をしております。(とは言えBluetoothキーボードとマウスをつなぐといっきに昔のネットブック的なPCになるところが面白いのですが)

Modern UIのアプリ環境は結構貧しい中で、このアプリはまだ結構使えるなと思ったのが

“Mega Tube”であります。

これはYouTubeビューワーのみにあらずYouTubeのムービーをPCのローカルディスクに保存するダウンローダーにもなっております。これがまた今までになく使い勝手がよく最近多用しまくってます。

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検索かけて出てきた動画の下に”Save as Video”、”Save as Music”というようにボタンが表示されております。

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動画のフォーマット、クオリティを指定してDL可能。動画フォーマットを選択すると右上のような表示が出ます。DL完了時も通知されます。

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しばらく待ってると。。。

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~\Videos\YouTube Videosのフォルダに保存されます。基本これだけ。超簡単。

やっぱタブレットで知り合いと話をしてる時に「あの動画を見せたい」となった時に回線状態が思わしくなく、ちゃんと動画が再生出来ない時も多いので予めこうやってDLしてSDなんかに保存しておけるのがいいところですかね。タブレット、もしくはPCに関係なく、Windows8のModernUIアプリなのでWindows8もしくはWindows8.1ユーザなら誰でも使えます。無料。

柴又帝釈天、寅さん記念館 2014年04月03日

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日本への一時帰国、タイ人の彼女が割と喜んで見る日本映画、渥美清の「男はつらいよ」シリーズ。その舞台になっている寅さんのお家(団子屋さんのとらや)や帝釈天を見せてあげたくて行ってきました。

泊まっている高円寺からは総武線で小岩まで向かい、そこからバスに乗って帝釈天前まで。

平日に行ったから歩いている人も少なくて東京らしくない静かな町並みでとてもよかった。

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↑ 駅前の寅さん像。あまり似てない。。。

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↑ とらやにて冷やし飴、くず餅、草だんご。

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↑ 店内には各作品のポスターがずらり。高校生の時から20作以上は見てるかな。。

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↑ 帝釈天境内。

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お守り新調。高校卒業して浪人の時に訪れて、その時にも同じように厄除けお守り買った。なぜかバンコクの自宅の机の中にある。持って来て奉納すりゃあよかったがすっかり忘れてた。新しい方は仕事のカバンに入れといていつも持ち歩こう。後は車に貼る「交通安全」の御札。これもタイの自家用車に貼るために買った。

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↑ 江戸川土手の桜は満開。

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↑ 山本邸内。

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↑ 抹茶&和菓子を頂きーの。

寅さん記念館も行ってきました。内部には映画で使ったとらやのセットや、うらのタコ社長の印刷工場の機械などが置かれていて寅さん好きならワクワクします。

ちなみに今改めて「男はつらいよ」シリーズを見てみると日本の各地方のいい景色を満載し、人情話で渥美清のコメディスタイルもオーバーアクション気味で、言葉がわからない外国人でもだいたいストーリーが把握でき楽しめるいい映画だと思います。日本を紹介するための映像としてもとてもいいんじゃないかと思ったり。

高校生の時になぜかハマって大体20本ぐらいは観たかな?個人的にはおいちゃん役の森川信との掛け合いが大好きで最初期が好きなのと、渥美清が体調を悪くしてメインから退き、吉岡秀隆と後藤久美子のカップルがメインになった42作目以降も地味に面白いのが多い。

偉大なるマンネリと言われている「男はつらいよ」ですが、寅さんを中心に恋物語と放浪と定着(世帯もち)を描いているこの映画は思ったより自分の中に蓄積されている量が多いのだと思った次第です。

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↑ 一本載せておくとしたらとりあえず寅さんが母親に会いに行く2作目かな。

Amazing Journey The Story of The Who 2013年11月09日

The Who - Amazing Journey premiere
“The Who – Amazing Journey premiere” photo by MikeHalesNZ

久々に週末に自宅で映画を観た。ちょっとHulu.jpをブラウズしていたら面白いものを発見、見始めたら止められずに最後まで一気に見ました。The Whoのデビューからこの作品が発表された2007年んまでのおよそ40年のThe Whoの奇跡を描いた作品、Amazing Journey : The Story of The Who であります。

今まで知らなかったけどWhoってもともとはロジャー・ダルトリーがエルビスに憧れて組んだバンドだったのね。冒頭はもうおじいちゃんなロジャーの語りからスタートして1960年代のイギリスへ。いろいろメンバーが組み変わりながらも最終的にスーパー変態のキースムーンが参加してメンバーはとりあえず固定化されるが、ここで僕もWhoを聞いてずっと感じていた違和感がメンバー達によって語られる。

ギターのピートタウンゼント
ベースのジョンエントウィッスル
ドラムのキースムーン

トリッキーさでは若干ジョンが弱いかもしれないけど、この三人、演奏技術もパフォーマンスも天才肌の人間たちで確かにこれだけ尖った人たちがよくもこれだけ長い間同じバンドに居れたものだと感心する。

ただ、、、もともとバンドのメインだったロジャー・ダルトリーがこれだけのメンバーが揃った中で見ると凡人に見えてしまう。実際んとこ、ロジャーは歌うまくはないもんな。。パワフルにがなりたてるスタイルで、うまいボーカルというのには程遠い。パフォーマンスもパワフルだけど、狂気を感じさせるようなトリッキーさは持ち合わせていないのでやはり弱く見えてしまう。自分がWhoを聞いていて違和感だったことは正しかった。当時のメンバーでもそう感じていたのだね。ロジャー・ダルトリーにとってなかなかにこれは同じバンドとしてやって行くに精神的にすり減るだろうな。実際にリーダーだったはずなのに、ロジャーは他のメンバーから追放宣言を受けるなど波乱万丈。自分が先頭切って歩んできたバンドを最高のものにしようとして最高のミュージシャンを迎え入れたら、今度は自分に引け目を感じる。。。だからと言ってこんな最高のバンドから抜け出したいわけでもなかっただろうから、苦悩したでしょうな。

また、10年以上のブランクを経て立ち上がった再結成プロジェクトの理由もジョンの借金問題を救うためという実に泥臭いストーリーだが、そこでの心境の変化、まさにジョンがツアー中になくなって、生き残りのロジャーとピートの二人が再度素直に向き合う下りは中途半端な映画を見てるよりもよっぽど劇的で面白いのである。

ただまあ、20歳前後の僕にこれを見せて面白いと言うかというと、多分

「辛気臭い話」

と取り合わない気がする。こういう再結成のバンドの裏話でしみじみと人生を感じられるのは、それなりに年をとってからでないと。10代、20代の頃は再結成ライブなんて本当にただの老害としか思えなかったし、丁度ハタチぐらいの時にWhoが再結成ツアーをやっていてGuitarマガジンなんかにピート・タウンゼントがよく載っていたが、全くライブには興味がなかった。

90年代の後半に僕が今の年齢だったらWhoの再結成ライブも興味を持っていたんだろうと思うなあ。まあそんなこと言っても何も始まらないんだけどね。もっと音楽聞きたくなり、そしてどんどん旬を過ぎた老齢のミュージシャンに興味が沸いてくるような映画。文句なく今年見た映画のトップ3のうちには入る出来だと思います。。。

二十歳の原点 – 高野悦子 2013年09月16日

以前から読んで見たかった二十歳の原点、1960年代後半の学生運動が盛んな時期に自分の母校立命館大学の学生であった女の子のいろいろな思いを綴った日記形式の物語。最後にこの子は貨物列車に投身自殺を遂げてしまう。

当然の事ながら、この当時の立命になんて自分は通ってるわけはないんだが実は自分の父親も立命出身でこの高野悦子さんが通っていた時代と多分かぶっている。なのでうちの親父に何度となく聞かされた当時の立命での学生運動の様子や70年代の京都の大学生の風俗に興味を惹かれて読み始めた。

が、やっぱり大学生って言ったって純粋無垢でモノの考え方がピュアですな。今の自分からしたら「そんなもの考えている暇がねえや」ってバッサリ切り捨ててしまいそうな自分の中にほのかに小さくうごめく思いを何度も何度もかみしめてこの人は悩む。とにかく悩む。

その真剣がゆえに逃げ場をなくした迷いにこっちも心苦しく、高校生や大学生の頃って確かにこういう気持ちを少なからず持っていたということを思い出すのであります。

30後半になったおっさんになったからこそ、「こういうことで悩まない方がいいんだよ」とさらっと言うけど、そう言うまでにある程度悩まないと答えが出ない、その途上でパンクしてしまう人もいる。そう考えながら、また「真夜中のカーボーイ」を見ている時のような「昔のともだち」にあった感がムクムクと。

だんだんとこっちも文章にはまり込んで行く感覚を覚えてきて、「あああ、重いなあ」と読みながらため息をついていた。最後どう〆るのか、気分的にかなり尾を引きそうな予感もして戦々恐々としながら読み進めたが、思ったよりは残らない幕切れ。ただ、近いうちうちに他の日記も読んでしまうだろうな、こりゃ。

ちょっとうちの親父に買ってあげてどんな反応を示すか見てみたい気もする。心情的にシンクロせずとも当時の京都で生きた世代の人ならば、荒神口のジャズ喫茶「しあんくれーる」など時間の経過に埋もれた懐かしい名前を聞いて忘れかけてた時代が頭のなかをかけめぐるかもしれない。

あと、自分は読み進めながら広小路がどうとか、寺町と西門がどうとか、地理的に??と思うような記述が多かったがよくよく考えると僕の通った衣笠キャンパスではなくて、広小路キャンパスの話だったんですな。途中まで全く気づかなかった。しかし、この「二十歳の原点」、映画版もあるらしい。が、まったくDVD化などされておらず入手不可の模様。見てみたいのう。サントラは四人囃子がやってるというから余計に興味が惹かれるが。。。

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さあ、ちょっと重かったので次はちょっとドライなアメリカのビジネス本でもよむかな。。

映画「冷たい熱帯魚」 2013年08月16日

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久しぶりにhulu.jpを覗いてみたら前々からみたかった冷たい熱帯魚がアップされていた。ちょうど土日で急ぎの作業が何もないので早速見て見た。

この映画のストーリーはあの有名な埼玉の愛犬家連続殺人のエピソードをベースにした映画で、僕は以前タニヤの古本屋でこの映画の主人公に当たる人物が書いた愛犬家連続殺人の文庫本を購入してよんでいる。

埼玉愛犬家連続殺人事件 – Wikipedia
愛犬家連続殺人 志麻永幸 2012年08月22日

それを前提に見ていくと、実話をベースにしている、とあるけどもストーリーの前半はほぼ再現である。だいたい本に書かれている殺人のエピソードは描き切ってあるし、でんでん演じる村田が実際の犯人の写真と綺麗にかぶり、こってこての中年おやじが軽快にサービス精神満々に喋りまくる絵が中々に気持ち悪い。でんでん、ええ演技しますな。この映画の中で印象に残る出演者はでんでんのみ。それ以外は無難に想像通りのシナリオ、演技ででんでんいなかったら本当にただの量産型Vシネという印象。

この映画、愛犬家連続殺人のお話ということで僕みたいに本を読んで前知識を入れてから見る人はびっくりするだろうけど、後半からほぼオリジナルに近いストーリー展開を見せる。途中から、これ、締めくくりはどうするのかなあと思っていたけど、そうかそうかこっからオリジナルな展開にして行くのね、と思ってたら、最後まで結構疲れる展開で、救いもなく、イマイチキレの悪い終わり方だった。。

細かい描写(でんでんと吹越満が山中で殴りあうシーンなど)、ディテールの描き方はなんか身につまされるような感覚を覚えるほど、うまい演出してるのに後半のシナリオはちょっと残念かなあ。

Wikiなんかに書いてあるのをみると、「もし再編集することが可能なら、でんでん演じる男が吹越満演じる男に刺殺され、黒沢あすかが笑っているくだりでエンドロール、という形にしたいと、2012年『映画秘宝』7月号の『恋の罪』DVD発売に際したインタビューで語った。」とあるけれども、以外と後半のシナリオは本意じゃなかったのかもしれない。

でもよくよく考えるとそこで終わることを考えると、この映画でオリジナルのシナリオはほとんどないので、監督(上のインタビューが監督のものだと仮定するならば)は、シナリオ云々の目的ではなく、この事件の異常な絵面を詳細に描きたかったのかもしれないですな。

とはいえ、見てる最中なんどもすげえなあと思えるシーンがいっぱいあって十分見応えのある一本であります。

ただ、この週末先の神戸連続自動殺傷事件の本を読み、そしてこの映画と、ちょっと思いものばかり見ているので流石に疲れてきました。。ここらで彼女とゆっくりタイの超有名な古典映画 คู่กรรม クーカムでも見て休憩することとします。。。

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